ジャニー喜多川氏の怨念…【KinKi Kids】堂本光一と堂本剛 不仲説と「相反する複雑な美しさ」

投稿日:2023/10/09 16:04 更新日:

<記事提供:COCONUTS>
KinKi Kids堂本光一さんの会見が話題になっています。

KinKi Kidsはこれまで、不仲説が囁かれ続け、ファン同士の対立も珍しくなく、様々な噂の的となってきました。

二人は、実際に不仲だった時があることを認める発言もするなど、比較的包み隠さず曝け出しています。

現在はというと、お互いを認め合い、程よい距離を保った「仲良し」の関係がファンのお楽しみの一つでもあり、作品の魅力へも反映されています。

KinKi Kidsのデビュー曲を手掛け、KinKi Kidsとは何かを強烈に象徴化した作詞家・松本隆先生のコメントと、デビューにおいて怨念のようなこだわりをもっていたジャニー喜多川氏の様子を絡めながら、二人のことがよく分かるエピソードをまとめました。

ジャニーズ事務所外観

(画像:時事)

■「KinKi Kidsがあまりいい状態ではない」二人を再び結びつけた作詞家・松本隆の手紙が“泣ける”と話題

2015年のNHKの番組「SONGS」の中で読まれた作詞家・松本隆先生の手紙です。

「KinKiの二人へ。人間は独立した点であって、点と点を線で結ぶと友達になる。だが点でも線でもない点線のような人間関係があって、僕が昔やっていた『はっぴいえんど』なんかがそうだ。例えば僕と大滝さんは相手が生きていようと死んでいようと何も変わらない点線が引かれていて、それはもう永久に続く。おそらくKinKiの二人もそんな感じになるのではないか。僕はKinKiに青春の壊れやすさとその破片のキラキラ輝く感じと、何度壊されてもそこから立ち上がる魂の強さを書いてきた。その相反する複雑な美しさを忘れずに歌い継いでください。」

実は当時、松本さんは、「KinKiがあまりいい状態ではない」と聞いていたそう。そこで何とか修復できないかなと思いこの手紙を書いたとのこと。するとこの手紙を二人がいたく気に入り、その後「ちょっと良くなった」ということも聞いたそうです。

記事詳細:https://coconutsjapan.com/entertainment/matsumoto-takashi-kinkikids-tegami/12247/

■「怨念みたいなものきた」松本隆とジャニー氏とのやりとり、KinKi Kidsも知らなかった『硝子の少年』秘話

1996年、松本さんのもとにとある依頼が入りました。それはKinKi Kidsのデビュー曲の作詞で、「ミリオンヒット」を出すことという条件が出されたと言います。

当時ジャニー喜多川さんから「『もっといいもの、もっといいもの』って。なんか怨念みたいなものきた」と迫られたという松本さん。

この秘話に光一さんは「知らなかったです、ぼくら、CDデビューすることも直前まで知らなかったですし。ジャニーさんがデビューするにあたっては『これじゃないこれじゃない』みたいなことを言ってたって言うのはぼくら知らない…」と驚いたようでした。

そして、当時、それ以上のなかなかいいものが浮かばなかったという松本さん。「今日早めに寝ようかなと思って一階におりて居間に行ったらテレビで君たちが歌ってて。何となく見てたら『あ、ガラスか…』って」と振り返ります。

「ぶっこわれそうな感じがあったんですかね!?」と驚く光一さん。

松本さんは「壊れやすくて、でもキラキラしていてきれいだなと思って『硝子の少年』って浮かんで詞を書いてみようと思って作った」と続けます。

KinKi Kidsのイメージを確立した『硝子の少年』について、剛さんは「『硝子の少年』は何年経っても、歌いだしが自分って言うのもあるんですけど、めちゃくちゃ緊張する」と今でも難しい楽曲だと言います。

さらに、光一さんも「当時あんながきんちょに、結構大人っぽい曲じゃないですか?それを歌わせてもらってた」と言うと、すかさず「でも書かせてんのは君たちだよ」と、その魅力を強調した松本さんでした。

記事詳細:https://coconutsjapan.com/johnnys/kinkikids-matsumototakashi-garasunosyonen/63863/

■「KinKiしかいない」作詞家・松本隆が完璧に言い表したKinKi Kidsの“存在感”

また、別の番組でも松本隆さんはデビュー前のKinKi Kidsの姿をテレビで観ときについて、「この子たちは硝子だな」「何故硝子と思ったかっていうとキラキラしてて壊れやすいものを二人は持ってて。でも尚且つこの二人は簡単には割れそうにないな」とKinKi Kidsから芯の強さを感じたのだと語りました。

さらにこれからのKinKi Kidsについても、

「純度が高くて濁りとかそういうものとかがない、綺麗な心の状態っていうのを歌えるのってやっぱKinKiしかいないと思うんで」

「僕はKinKiは……だから続いて欲しいなっていうのが僕の願いとしてあります」

と、エールを贈っています。さらに、

「僕も詞書くのが辛くなる時があってね、いろんな人と出会ったり別れたりするんですよね。今思うと筒美京平さんと出会ってよかったなと思うしKinKiと出会えてよかったなと思うし、吉田拓郎と出会ってよかったと思うしね」

「そういう出会いを大切にして一生の付き合いの人は一生付き合っていく」

とアドバイスしました。

記事詳細:https://coconutsjapan.com/etm/post-91778/91778/

■堂本剛 KinKi Kids解散説に番組で「続けなきゃいけなくて 僕の中では」言葉にしてくれた二人に涙腺崩壊!

デビュー25周年を迎えた2022年には音楽番組で堂本剛さんがネットで度々囁かれる「KinKi Kids解散説」を払拭するような言葉を残しています。

「ジャニー(喜多川)さんが目指してた希望とか夢もたくさんあって二人で叶えたいこともまだ叶えられてない」

「歌を歌う、楽曲を作るっていうのもジャニーさんが作ってくれた道なんでこれは続けなきゃいけなくて 僕の中では」

このコメントを受け、光一さんは「(20周年のときは)剛くんが耳の調子を悪くしたっていうのもあって二人でやれる機会が少なかった」

だからこそ、25周年のこのタイミングは「かけがえのない時間になるんじゃないか」KinKi Kidsとして過ごす時間をとても大切にしているようでした。

記事詳細:https://coconutsjapan.com/etm/post-91963/91963/

昨年2022年はデビュー25周年を迎え、これからもKinKi Kidsとして二人で歩むことに前向きな姿勢を示した二人。

今年はまた別の転機が訪れることになりましたが、かけがえのない魅力を放つKinKi Kidsの二人にこれからも目が離せないですね。

(編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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