「KinKi Kidsがあまりいい状態ではない」二人を再び結びつけた作詞家・松本隆の手紙が"泣ける"と話題

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NHK-FMで放送されている『今日は一日“◯◯”三昧』シリーズ。今回は『今日は一日“松本隆ソング”三昧』として2月11日に8時間にわたって放送されることが決定しました。それと同時に松本さんと縁が深いKinKi Kidsもゲストとして名前が挙がり、ファンはこの放送を心待ちにしていたようです。

ジャニーズのオファーは「初登場で、デビューで、ミリオンで」

KinKi Kidsと松本隆さんといえばKinKi Kidsのデビュー曲「硝子の少年」が一番有名かもしれません。松本さんは当時ジャニーズ側から「初登場で、デビューで、ミリオンでお願いします!」と依頼されたと話し、この「硝子の少年」はKinKi Kidsの二人の持つ儚さや声にぴったりとマッチして、当初のジャニーズ側からの希望通り、ミリオンを達成しました。その後にリリースされた「Kissからはじまるミステリー」※や「ジェットコースターロマンス」なども松本さんの手掛けた作品で、実はこの二つはデビュー曲として提案したところボツになっていたとのこと。松本さんとしてもかなり良い出来だったという印象があったと話しました。この驚きの告白にネットでは、「デビュー曲候補だったのビックリ」「傑作で大好きな曲だけどデビューは『硝子の少年』しかあり得ない」など驚きの声があがっていました。※「Kissからはじまるミステリー」は「硝子の少年」と同時発売された「A album」収録曲であり、本記事中に"その後にリリースされた"と誤った記述があったことをお詫び申し上げます。

KinKi Kidsの世界観を決定づけた「硝子の少年」

今となってはジャニーズのタレントはいろいろなジャンルで活躍したりバラエティも舞台も音楽もいけるマルチタレントとしても位置づけられ、世間でも認識されていますが、その流れはKinKi Kidsの先輩でもあるSMAPから。KinKiKidsがデビューする頃には徐々にバラエティなどでジャニーズのタレントが活躍するようにはなっていましたが、当時はジャニーズ=アイドル!といった方程式が強く、「硝子の少年」は異色の楽曲でした。KinKi Kidsは当時、すでにデビュー前にも関わらず爆発的な人気があったのでデビュー曲が発表されたときには「え?ジャニーズっぽくない」と少なからず違和感を覚えた方もいるかもしれません。しかし、このデビュー曲こそがKinKi Kidsの世界観を決定づけ、デビュー曲にしてシンボリックな存在としていまなお輝き続けています。それ以外にもたくさんの作詞提供をしてくださっている松本さんへむけてラジオの番組内でKinKi Kidsからコメントが寄せられました。

「KinKiがあまりいい状態ではない」二人を再び繋いだ松本さんの手紙

KinKi Kidsからのコメントの中で、以前に松本さんからKinKiの二人にあてた手紙を光一さんが改めて読む場面がありました。

「KinKiの二人へ。人間は独立した点であって、点と点を線で結ぶと友達になる。だが点でも線でもない点線のような人間関係があって、僕が昔やっていたはっぴいえんどなんかがそうだ。例えば僕と大滝さんは相手が生きていようと死んでいようと何も変わらない点線が引かれていて、それはもう永久に続く。おそらくKinKiの二人もそんな感じになるのではないか。僕はKinKiに青春の壊れやすさとその破片のキラキラ輝く感じと、何度壊されてもそこから立ち上がる魂の強さを書いてきた。その相反する複雑な美しさを忘れずに歌い継いでください。」

この手紙は2015年のNHKの番組「SONGS」の中で読まれたものです。実は当時、松本さんは、「KinKiがあまりいい状態ではない」と聞いていたそう。そこで何とか修復できないかなと思いこの手紙を書いたとのこと。するとこの手紙を二人がいたく気に入り、その後「ちょっと良くなった」ということも聞いたと松本さんは語りました。この発言にKinKiのファンの中には不安を感じる方も多くいたようです。しかしこの背景をみると、2014年は「新堂本兄弟」が終了。新番組として「KinKi Kidsのブンブブーン」が始まった時期でもありました。KinKiの二人は10代からたくさんのミュージシャンたちに囲まれて、音楽とともに成長し、その象徴ともいえるのが「LOVELOVEあいしてる」。そして、「堂本兄弟」と音楽番組は継続。二人にとってそんなたくさんのミュージシャンに刺激をもらえる場所はとても大切な場所だったのでないかと推測できます。その音楽番組が終わり、後続されたのはバラエティのロケ番組。今でこそゆるい雰囲気が魅力の「KinKi Kidsのブンブブーン」ではありますが、当時はファンもそれぞれに思うことがあったり、もちろんKinKiの二人もいろいろと思いがあったのではないでしょうか。またその当時、二人は36歳。芸能人でなくても自分の人生や進む道について悩んだり葛藤したりする時期です。実際のところは本人にしかわからないことではありますが、色々なタイミングが重なってあまり状態がよくなかったということなのかもしれません。

「いつも僕らにとっても大事な時期だったりする」

その他にもKinKi Kidsは「松本さんに(曲を)書いていただくタイミングは、いつも僕らにとっても大事な時期だったりする」とコメント。当時のその手紙も、もしかしたら二人にとっての転機となったのかもしれません。さらに光一さんからは「こんなところで言うのもなんですけど、また機会があれば…。」と次作への期待も。それを受けて剛さんも「また良いタイミングが訪れると思うのでその時はぜひ。」と二人からのラブコールでコメントは締められていました。松本さんは「なんかプレッシャーかかったね(笑)」と苦笑。二人がそれぞれに松本さんから提供された楽曲を大切にしていることはファンであれば感じていることだとは思いますが、改めて「これからも大切に歌っていきます」という言葉を残すKinKi Kidsに、ファンからも松本さんへの感謝の言葉が多くあがっていました。

「泣きそうになった」「素敵な歌をありがとう」など感動の声

この放送にネットでは、「松本隆さんて本当に愛の人だなぁ」「素敵な歌をたくさんありがとうございます」「デビュー曲は何にも代え難い大切なものになったね」「KinKiに宛てた手紙で泣きそうになった」「2015年のKinKiにとって松本先生の手紙大きかったと思う」など、KinKi Kidsと松本さんの関係に感動の声が多くあがっていました。松本さんは、「僕とかかわった人が幸せになってほしい」と話し、詞だけではなくそのお人柄もとても素敵な方であることが伝わってきました。ぜひ松本さんの手掛けた作品を聴いてみてくださいね。(文:KinKiKidsライター ドナ)

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