「怨念みたいなものきた」松本隆とジャニー氏とのやりとり、KinKi Kidsも知らない『硝子の少年』秘話

投稿日:2021/07/16 11:00 更新日:

7月15日の「MUSIC SPECIAL 松本隆 50年~時代と人をつないだ作詞家~」(NHK総合)では、作詞家松本隆さんの特集が放送されました。この中で松本さんがKinKi Kidsの二人とトークをする場面があり、デビュー曲の『硝子の少年』誕生秘話やアルバム収録曲『99%』の裏話を語り話題になりました。

■大ヒットを次々に生み出した松本隆にも「クールダウン」があった…

作詞家デビューを果たしてから、大滝詠一さんの『君は天然色』や松田聖子さんの『赤いスイートピー』など数々のヒット作品を世に送り出した松本隆さん。

しかし、昭和を彩った松本さんの仕事は90年代に入ると徐々に減っていたそうです。この期間を「しばらくクールダウン」と語った松本さん。

そして、1996年、松本さんのもとにとある依頼が入りました。それはKinKi Kidsのデビュー曲の作詞で、「ミリオンヒット」を出すことという条件が出されたと言います。

そこで、まず生まれたのが「Kissからはじまるミステリー」。ただ、この曲はデビュー曲ではありません。

そこにはKinKi Kidsも知らない「硝子の少年」の制作秘話がありました。

■「怨念みたいなものきた」松本隆とジャニー氏とのやりとり、KinKi Kidsも知らない『硝子の少年』秘話

当時ジャニー喜多川さんから「『もっといいもの、もっといいもの』って。なんか怨念みたいなものきた」と迫られたという松本さん。

「キスミス(Kissからはじまるミステリー)だっていい詞だし、いい曲だし普通これOKだよなぁ?」と感じながらも「もう一個」と言われて作詞したそうです。

この秘話に光一さんは「知らなかったです、ぼくら、CDデビューすることも直前まで知らなかったですし。ジャニーさんがデビューするにあたっては『これじゃないこれじゃない』みたいなことを言ってたって言うのはぼくら知らない…」と驚いたようでした。

そして、当時、それ以上のなかなかいいものが浮かばなかったという松本さん。「今日早めに寝ようかなと思って一階におりて居間に行ったらテレビで君たちが歌ってて。何となく見てたら『あ、ガラスか…』って」と振り返ります。

「ぶっこわれそうな感じがあったんですかね!?」と驚く光一さん。

松本さんは「壊れやすくて、でもキラキラしていてきれいだなと思って『硝子の少年』って浮かんで詞を書いてみようと思って作った」と続けます。

さらに「(今までの作品は)駅が多かったから。何が違う別れないのかなと思って。そういえば長距離バスっていうのも最近新宿でよく見るな」と、長距離バスでも"別れ"はありだと感じて『硝子の少年』の物語が誕生したのだそうです。

これには、KinKi Kidsも「へぇー」と驚きの声をあげていました。

■堂本剛、今でも緊張する?「『硝子の少年』は何年経っても…」

そうやって誕生した硝子の少年は180万枚以上を売り上げ、松本さん最大のヒット曲に。

KinKi Kidsのイメージを確立した『硝子の少年』について、剛さんは「『硝子の少年』は何年経っても、歌いだしが自分って言うのもあるんですけど、めちゃくちゃ緊張する」と今でも難しい楽曲だと言います。

さらに、光一さんも「当時あんながきんちょに、結構大人っぽい曲じゃないですか?それを歌わせてもらってた」と言うと、すかさず「でも書かせてんのは君たちだよ」という松本さん。

さらに、松本さんは「50、60になっても歌える」と言い、KinKi Kidsの2人は大きく頷いていました。

ネット上では、このやり取りに「当時歌う10代のふたりをテレビで見て、硝子と例えた尊さよ。硝子の少年イコールKinKi Kids……」「当時のKinKiの人気ならキスミスでもミリオン行けたんじゃないのかな、て気もするけど、硝子の少年でデビューして大正解だったと思う」との声をあげていました。

■『99%』に込めた思いとは?

そして2020年にリリースされたKinKi Kidsのアルバム『Oアルバム』に収録されている『99%』も松本さんが作詞しています。この曲は、松本さんの最大のパートナーという細野晴臣さんと制作しました。

『99%』は2人が手掛けた最新曲で、この曲について、松本さんは「細野さんがやるっていうから僕は付き合うしかない。細野晴臣と松本隆の最後の作品になってもいいんじゃないかな」という気持ちで作ったのだと言います。

そして「だから『99%』完成一歩手前」と明かした松本さん。

実は、剛さんは「(99%について)僕めちゃくちゃ考えたんですけど、これってどういうこと…?」と悩んでいたそうです。それに対し光一さんは「想像のその先があるのよ」と楽曲に隠された物語に思いを馳せました。

今回の番組では『硝子の少年』と『99%』の2曲がほぼフル尺で披露され、ネット上では「硝子の少年で泣いたしフル尺の素晴らしさに感謝しかない」とファンも大満足の声をあげていました。

これからも松本さんとKinKi Kidsの素敵な関係が続くよう願うファンも多かったのではないでしょうか。

(アイドル担当ライター:ドナ)

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