不妊治療を止め養子を受け入れることにした女性の言葉に反響『精神的な陣痛期間』 #ねほりんぱほりん

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10月16日放送の「ねほりんぱほりん」(NHK)に、5年にわたる不妊治療をやめて特別養子縁組を決めた夫婦が出演して話題を集めました。

不妊治療のリアルを語る女性

この日に登場したのは、39歳で結婚し、5年にわたって不妊治療を受けた後、現在は子育て支援をする会社の代表を務めている女性。

そもそも女性が不妊治療を始めるきっかけになったのが、前妻との間に子供がいて、小さいときに別れたという7歳年下の夫の「子供が欲しい」という言葉。

不妊治療を始めることを決意した女性ですが、最初に行った病院では「あんた高齢なんだから」という理由から、「ホルモン剤や飲み薬をガッポガッポ」と摂らされたとのこと。

さらに「動くな、電車に乗るな、寝てろ」と指示されたそうで、YOUさんは「それは古い感じがするよね」とコメント。

そうした治療の結果、頭痛など、生理痛の前のような状態が続き、またブクブクと太ってしまったと女性は言います。

そのため、女性は病院を変えて、不妊専門の有名な病院に通うことに。

幸い、夫は不妊治療のに力的だったそうですが、治療費は顕微授精が1回40万円、合計300万にものぼったとか。

女性は、同じ悩みを抱えた人が集まる病院の待合室の殺伐とした雰囲気や、子どもを授かった人への嫉妬と憎しみ、気晴らしのドライブでの化学的流産など壮絶な経験を語りました。

離婚を考えるほど追い詰められながらも、不妊治療を続けた理由について、子供時代、母親から十分な愛情を得られなかったことを打ち明けます。

「平和な家庭というか家族みたいのにすごい憧れがあったりして、そういうのを自分が結婚したりしたら作りたいなっていうのはずっとありましたね」とコメントしました。

夫からの言葉で不妊治療を止めることを決意

不妊治療を5年続けた結果、身体的にも精神的にも限界を迎えていたという女性の姿を見た夫は「もう、これ(養子縁組)でいいんじゃない?」という言葉を伝えます。

最初は「ハ?」っと思ったそうですが、数秒後には「あっそれいい!治療をこれで止められる」と肩の荷が降り、夫の提案を受け入れることに抵抗はなかったと語る女性。

このタイミングで、女性の夫が登場します。

夫は、不妊治療を止めることを伝えた理由について聞かれると、代理出産を調べているときに養子縁組を見つけたからだそう。

また不妊治療中の女性を見て、「見るからに体重も増えてましたし。我々家族にとって子どもを授かるっていうことが一つの『プロジェクトX』ではあったんですけども。ただまぁ負担になっちゃまずいなと思ってたんですよね。僕にとってのそのプロジェクトって結局、妻を母親にしてあげると。いい母親になると思ってたんで」と感じたと、当時の思いを告白。

「特別養親縁組」で女の子の母親に

夫からの提案があった次の日の朝9時に、児童相談所に電話して里親制度の説明を受けた女性。

この時、「 『社会的養護』っていう言葉が出てきたんですね。子どもを社会が守って育てていくそのメインの担当者になりませんか、っていう話なんだなと思った時に、そのとおりだなと思ったんですね」と感じたことを明かします。

続けて、女性は「血縁っていうよりは、どういう親子、どういう家族になるかっていうとこなんだなっていうふうに思いましたね」とコメント。

気持ちも定まり、2人は3歳になる直前の女の子を迎えることになります。

ただし、「精神的な陣痛期間って言ってるんですけど」と女性が語るように、最初は今までの育った場所を離れて違う環境に行き、不安になった女の子は、朝から晩まで泣き続けるなど苦労したとのこと。

それでも、「家族になったときに、愛するって決めたので。自分がどれだけ愛せるかっていうチャレンジ。それこそ長期的『プロジェクトX』みたいな感じですね。」と、親子3人で幸せに暮らすための決意を語り、締めくくりました。

放送を見た人からは、ネット上で「養子に迎えた子供と向き合うことを『精神的な陣痛期間』と…この言い方は絶妙だわ。心の陣痛…」「里親になるための『精神的陣痛期間』。壮絶な覚悟と体力と忍耐が要ることなんだな。みんなホントにすごい。敬意と尊敬しかない」。「精神的な陣痛期間…本当にこの人賢いなぁ…」などのコメントが上がっています。

不妊治療のリアルな実態から、最後は養子を引き取ることの覚悟まで触れるなど、非常に素晴らしい内容だったのではないでしょうか。

ダイジェスト版の配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみてくださいね。

https://www.nhk.or.jp/ten5/articles/17/004029.html

(文:かんだがわのぞみ)

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