毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」(bayfmほか)。
5月7日の放送では、全ハガキ職人が救われるような一幕があり、ネットで話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■ベイストでは何ヶ月も前に送ったメールが読まれることがある
今回二宮さんは、リスナーから送られてきた「『ベイスト』ではまれに時空が飛んだメールが読まれることがある」というメールを紹介しました。
というのも、この番組ではリスナーからのメールを紹介した時期とそのメールの内容が合っていないという事態がたまに起こるのです。
9月に新年度についてのメールを読んだり、夏の時期に冬のリクエスト曲を流したりなど内容は様々ですが、その度にメールを選出している番組ディレクターの板橋暢博さんが気まずそうに謝罪をするシーンも。
しかし、このリスナーは板橋さんが謝る必要はないのだというのです。
むしろ、何ヶ月も前に送ったメールを読まれることは、リスナーにとっては『神が来た』と思う出来事なのだとか。
このメールが紹介されるや否や、「これは私、自己保身のために採用させていただきました」と白状する板橋さん。
リアルタイムな内容ではないメールを選出していることに自覚があるのだと確信した二宮さんは、「はー。ダメですねこれは。良くない」と、大きなため息と共につぶやき、笑いを誘っていました。
さらに、色々なスケジュールの違いで発生してしまう事例なのだと言い訳をする板橋さん。
すると二宮さんは、「でもそれはしょうがないですよ。だって僕ら生放送でやってるから。そりゃ流石に(時空が)歪むことがありますから。僕らもう時空が歪んだ生放送ですからこれ!」と、あくまで収録ではなく、“時空が歪んだ生放送”であることを主張し、さらに笑いが起こっていました。
■9月に「社会人になった」ってメール読んだ…遅っ!
ここで二宮さんから、「でもこう、どっちがいいんですかね?」と、一つの疑問が飛びます。
二宮さん曰く、季節や時期に合った内容のメールをピックアップすることは可能ではあるものの、そういった内容は「二宮和也 BAY STORM」らしくないのではないかというのです。
「9月に『社会人になった』ってメール読んだって、それは我々っぽくないかっていうことを提唱したいですよね」と、これも自分たちの番組のスタイルなのだと主張する二宮さん。
すると板橋さんから「あの…他の番組の話をする必要はないですけれども。他の番組ではこういうのは結構ね…タブーとまでは言いませんけども」と、衝撃的な発言が。
他のラジオ番組では、だいたいその時期に合った内容の番組作りをしているのだというのです。
これを聞いた二宮さんは、「厳しいな他の番組ほんとに!」「マジ!?」と、驚きを隠せない様子。
しかし板橋さんは、「ここはね、『ベイスト』はね、二宮王国ですので」と訴え、季節にそぐわない内容でも「全然いいですよ!」と容認していました。
■ハガキ職人なのに採用されなくて凹んでるラジオにメール送ってる人に朗報すぎる『二宮王国』
板橋さんの後押しもあり、「それはだってしょうがないよねって。だって時空が歪んでんだもんねってことだから。我々の結論は」と、さらに強気な二宮さん。
二宮さんのこの自由発言に、板橋さんは「こんなに都合の良い番組はないです。私、数多(番組を)作ってまいりましたけど。こんなにストレスの感じない番組はございません」と、どこか嬉しそうに語っていました。
そんな板橋さんの思いとは裏腹に、「これ…偽名で板橋さんが送ったんじゃ…」「ついにもうメールまで歪み出してる可能性も」と疑いにかかり、最後まで期待を裏切らない二宮さんでした。
ネットでは、「二宮王国サイコー!!!!」「ちなみにリスナーの立場から言えばベイストは何でもアリだと思っております。笑」「都合が良くディレクターがストレス感じない番組素晴らしいじゃん笑」と、この番組らしいトークにリスナーも納得の様子。
また、「ということはうんヶ月前に投稿したものがいつか読まれたりしますか」「時空が歪んだメールが読まれるのは、送っている私たちにとっては嬉しいですぅ」と、歓喜の声をあげるリスナーもいたようでした。
これまで一度でも番組宛てにメールを送ったことがあるリスナーにとっては、とても嬉しい内容のトークだったのではないでしょうか。
季節感がある内容のメールでも、いつか突然二宮さんに読んでもらえる日が来るのではないかと期待するファンも多かったようですね。
自信のあるネタを送ったハガキ職人にとっては、いつまでも「読まれるかもしれない」と期待してしまうもの。
本当に何ヶ月も経ってから読まれる可能性があるのが『BAY STORM』なのです。二宮さんはハガキ職人の“救世主”と言っても過言ではないかもしれませんね。
【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)