知らなくてもいい事だがNHKは攻め方が本当変態じみてる…『魔改造の夜』で泣くことになるとは思わなかった

投稿日:2023/04/28 17:53 更新日:

4月27日、ドキュメンタリー番組「魔改造の夜」(NHK)地上波第1回目が放送。“大人の秘密の会”が手に汗握る展開で視聴者の感動を呼び、話題を呼んでいます。

魔改造の夜

(画像:公式ウェブサイトより)

■NHKが始めた“大人の秘密の会”

「身の回りのおもちゃや家電に大人げない魔改造を施し、戦う」という“大人の秘密の会”がNHKの月1レギュラー放送として誕生したのをご存知でしょうか。

記念すべき第1回目の“生贄”として魔改造されるのは、トラちゃんとウサちゃんの動くおもちゃ。

そして、魔改造を施し、その性能を競い合う悪魔の技術者は「Kセラ」「T・DK」「Yマハ発動機」の3企業の技術者たちです。

今回の勝負は50mリレー。

トラちゃんからウサギちゃんにバトンを渡し、50mを走り切ったタイムを競います。挑戦できるのは2回のみ。

最初の挑戦者はKセラ。

魔改造を施したトラちゃんとウサギちゃんは「KトラとKセラビット」として進化。

リレーでは、KトラがKセラビットのいる地点まで走った所でバトンを口から落とし、それをKセラビットが巻き取り、走るという作戦です。

各チームの出走前には、1年半前、生贄とリレーが発表された瞬間からこれまでの準備の様子も公開。

1回目の試技では、ガタつきながらもなんとか走るKトラ。ところが、Kセラビットまであと2mの所でストップ。

右側のネジがガイドに引っ掛かってしまい、残念ながら記録なしという結果に。

■伊集院光、SNS投稿に釘を刺す「極秘に行われている回だということを忘れないように」

次の挑戦者はT・DK。

トラちゃんとウサちゃんは「トランチャーとグラビット」として魔改造。

トランチャーが口にくわえたバトンを発射し、グラビットがしっぽ部分で巻き取る作戦です。

スタートからトランチャーは猛スピードで走り出し、上手くグラビットまでたどり着きバトンを発射。

ところが、勢いがありすぎたのかグラビットが上手くバトンをキャッチできず落としてしまい、失格となってしまいます。

最後の挑戦者はYマハ発動機。

トラちゃんとウサちゃんは「TR22とUS23」として魔改造。

トラちゃんをあえて後ろ向きで走らせ、バトンをウサちゃんの後ろに付けた筒に入れる作戦です。

Yマハ発動機では、今回の魔改造を「プロジェクトM」と名付け、秘密が外部に漏れないようにしたそう。

すると、コメンテーターの伊集院光さんも「秘密の会ですからね。SNSでですね、『お父さんが魔改造の夜に行ってる』って書いてるのを発見しまして。これ、極秘に行われている回だということを忘れないように」と、あくまで魔改造は“秘密の会”であることを強調します。

リレー本番では、たどたどしい動きながらもUS23までたどり着いたTR22。

見事バトンの受け渡しを成功させ、US23がゴール。

1分24秒43でのゴールとなり、3チームで初めて記録を出したチームとなりました。

■第1試技で記録を出せたのはわずか1社のみ…しかしその後衝撃の神展開が待っていた!

続く第2試技が始まるまでの間、各チーム10分間という短い時間だけが与えられ、第1試技での反省点をふまえて魔改造を調整します。

第2試技、最初の挑戦者は同じくKセラ。1回目とは違い、Kトラはスタートから順調にKラビットのいる地点まで走ります。

ところが、バトンを渡す時になって、なかなか口からバトンが落ちないKトラ。

しばらく待ってもバトンが落ちる様子はなかったため、なんと今回も記録なしの結果に。

続いてはT・DKの挑戦。1回目の反省を活かし、トランチャーの勢いを若干落とした上で走らせます。

スタートから順調に走り出すトランチャー。全員が息をのんで見守る中、1回目で失敗したバトン渡しも見事に成功。グラビットも見事にゴールまで駆け抜けます。

タイムは1回目のYマハ発動機を大きく超える43秒41を記録。飛び上がって喜ぶT・DKの技術者たち。

この素晴らしい結果に、他チームの技術者たちも拍手で称えました。

■知らなくてもいい事だがNHKは攻め方が本当変態じみてる…『魔改造の夜』で泣くことになるとは思わなかった

最終走者はYマハ発動機。

1回目と同じくバトンの受け渡しを成功させ、途中で引っ掛かりながらもなんとかゴールまでたどり着きます。

記録は1分5秒49。1回目の記録を大きく上回る結果となりましたが、T・DKの記録には及ばず。

今回の魔改造では見事、T・DKが優勝となりました。

ネット上では、「面白かった。超一流エンジニア達の本気が、涙を誘う」「1回目の失敗の後、あの短時間で直すべき所を判断して実行するって、チームの情熱のなせる技。スポーツの試合を観た後の爽快感があった」「ぜったいこれみて入りたい!っていう新入社員いるよな」との声が上がっています。

技術者たちの熱い戦いが涙を誘いましたね。

また、「北村リーダーの『何もしない人は何でも言う』『それに対して、でも勝ちましたよねと言うしかない』この言葉、めっちゃ格好良かった。そして勝った!!おめでとうございます」など、優勝したT・DKのリーダーを務めた北村智子さんの力強い言葉にも称賛が集まりました。

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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