井上芳雄、お尻にもめちゃくちゃ感情入れてた

投稿日:2023/04/10 17:30 更新日:

4月9日、ラジオ「井上芳雄 by MYSELF」(TBSラジオ)が放送。井上さんが出演中のミュージカル『ジェーン・エア』について語り、注目を集めています。

井上芳雄

(画像:時事)

■井上芳雄、お尻にもめちゃくちゃ感情入れてた

上演中のミュージカル『ジェーン・エア』では、「ステージシート」と呼ばれる座席を舞台上に設けています。つまり、舞台上にも観客がいることに。

そこで、リスナーから「舞台上にお客さんがいるのはどんな感じなのでしょうか」との質問が届きます。

井上さんとしては、「舞台上にお客さんがいるからって、そんなに何か演じる時に違うってことはないんですけど」とのこと。

もっとも、普段の演技では「お客様にお尻を向けない」ことを徹底して守っているところ、今回の舞台ではその点に違いが。

通常の舞台では、後ろ向きで客席にお尻を見せてしまうと「何をお尻向けてるんだお客様に!」と怒られるのだそう。

そのため、正面だけに観客がいる時はできるだけお尻を見せないようにしているのだとか。

ところが、今回の舞台ではステージの上手側と下手側にそれぞれ観客がいる状態。

その中で、下手側の観客に表情を見せたり上手側の観客に表情を見せたりといった演出があると、必然的に反対側の観客にはお尻を向けることに。

井上さんは「稽古場ではお客さんいないから想像しにくかったんですけど、舞台時では『これか』っていうのはあった」と、いざ観客がいる所で演じて初めて気づく点があったと言います。

そして、「『ここは下手側のステージシートの人たちに僕の表情を見てもらおう』とか思いながらやってましたね」と、本番ではステージ上の観客を意識しながら演じることもあるそう。

■井上芳雄、『ジェーン・エア』で注目のシーン語る「よりね、感情が溢れてくる」

また、今回は舞台上にも観客がいるため演者にとっては死角がなく、360度見られてしまうことに。

もっとも、井上さんは「どうせ全部見られてる覚悟で出てますから、どこ見られてもいいし」と、その点はあまり気にしていないそう。

また、『ジェーン・エア』では井上さん演じるロチェスターが後ろ向きでじっと耐えるシーンがあります。

井上さんは「それは正面のお客さんに僕の顔は見えないんだけれども、初めてお客さん入った時に『あれ、この僕の後ろ向きのシーンの顔も見てもらってるんだ』と思ったら、よりね、感情が溢れてくるというか」と、観客が入ることでより感情移入できたそう。

そして、「そういう力になるんですよね、お客さんの視線というか眼差しっていうのは」と、観客に観られることで演じる力になると語りました。

■井上芳雄のミュージカル裏話にリスナー「色々考えて演じてくださってたのですね」

また、今回は特別に『ジェーン・エア』の劇中歌「セイレーン」を井上さんの生歌でお届け。

今週の放送に対し、ネット上では「ジェーン・エア裏話楽しかったです」「オンステージシート、結構演出、色々考えて演じてくださってたのですね」「今回めっちゃ泣いてる時におしり向けてるよね笑あの2人で歌うシーンは完全にオンステへのサービスだよね」との声が上がっています。

井上さんが観客のことをいろいろと考えながら演じてくれていることが伝わってきましたね。

すでに『ジェーン・エア』を観た人にとっても、これから観る人にとっても貴重なトークとなったのではないでしょうか。

【番組情報】
井上芳雄 by MYSELF
http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20230409220000

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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