東京【ガチ中華】流行の背景に受験戦争?「人生に失敗なんかない」所ジョージが熱いエール

投稿日:2023/04/07 16:44 更新日:

4月6日、「所さん!事件ですよ」(NHK)が放送。東京・池袋の“ガチ中華”ブームの背景に迫り、注目を集めています。

所ジョージ

(画像:時事)

■東京【ガチ中華】流行の背景に受験戦争?

池袋駅北口近辺に急増しているガチ中華のお店。

看板やメニューは中国語で、店内でも日本語が通じないことが多く、完全に中国人向けの“ガチ”な中華料理店が増えているのです。

ここ3年のコロナ禍で中国人観光客が減ったにもかかわらず、こうした中国人向けの飲食店が増えているのはなぜなのでしょうか。

番組が調査したところによると、池袋のガチ中華ブームの背景には、中国の苛烈を極める受験戦争がありました。

中国のあまりに過酷な受験戦争に耐え切れず、日本に留学する若者が増えているというのです。

池袋の中華料理店は、そうした留学生の若者たちに支えられているのだとか。

番組では、中国の受験戦争がいかに過酷かを紹介。

中国のトップと言われる北京大学の入試倍率は、6000倍にも上ります。

ノンフィクション作家の青樹明子さんによると、中国では生まれた時から運命が決まっている格差社会であり、自分の運命を変えたいと思ったら有名大学に入るしかないのだとか。

大学入試は、まさに「絶対に負けられない運命の一戦」。

青樹さんによると、中国では「たとえ死ぬほど勉強しても死ぬことはない」と言われるほど必死に受験勉強をさせられるそう。

これを聞いたMCの所ジョージさんは「いくら勉強しても死ぬことはないって言ってるけど、勉強だけに費やしてたら人生を謳歌してないんで、死んでるも同然だって言ってあげたいね!」とバッサリ。

■「人生に失敗なんかない」所ジョージが熱いエール

番組では、中国での受験の失敗から再起を図るために日本にやって来た男性・孫東旭(ソン・トウギョク)さんを取材。

孫さんは、中国の大学入試「統一試験」で良い点が取れず、第一志望の大学に落ちてしまったそう。

その後、小さな百貨店に就職するものの、「毎日毎日単調な仕事だったし、自分の成長も実感できないし、給料も安かったし、このままだと人生が終わってしまうんじゃないかと思ってストレスたまってましたね」と悩んでいたのだとか。

そんな時、両親のすすめもあり日本への留学を決意。

語学学校と専門学校を卒業し、現在は日本で飲食店に勤務しています。

日本での仕事は「研修も手厚く、成長もすごく実感しています」と語る孫さん。

「大学受験失敗しましたし、一度は終わりかけた人生だったので、なんとか日本で人生をやり直したいです」と日本での決意を語りました。

孫さんのインタビューを聞き、「すごいなー、なんか。大学受験と人生が同じようなことにあるんだね」と驚く所さん。

そして「一度人生失敗してるからみたいな言い回しでしょ? いや失敗してないし、みたいな。人生に失敗なんかないんだから!」と、所さんらしいエールを送りました。

■中国の受験戦争を目の当たりにした視聴者「所さんの話がかなり心に響く」

番組では実際に、タニシビーフンやザリガニ料理、中国風クレープといった本場の中華料理も紹介。

日本では普段なかなか食べられないメニューの数々に「もう今行くしかないね、これ」とコメントする所さんでした。

今回の放送に対し、ネット上では「ガチ中華良いな行ってみたい」「所さん今日はいつもにも増して名言がバンバン出て来るね」「所さんの話がかなり心に響く、大学行くだけが全てではないよぉ。生きていく力だと思う、好きな事を極めるの大切!」との声が上がっています。

中国の過激すぎる受験戦争には驚かされましたね。

そんな中で、所さんの名言が心に響いた視聴者も多いのではないでしょうか。

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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