毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」(bayfmほか)。2月12日の放送では、二宮さんが人への信頼について語るシーンがあり、ネットで話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■恋愛のすれ違いは「しょうがない。他人ですからね」
以前、番組内で『人を信用しすぎない方がいい』という発言をした二宮さん。
今回は、二宮さんのその考え方に賛同するリスナーからの相談メールを紹介しました。
このリスナーも、普段から他人を信じすぎず、期待しすぎずに生きているそうなのですが、恋愛になると『彼氏だから』と期待してしまい、その幻想と異なると冷めてしまって長続きしないというのです。
リスナーとしてはこのような思考を止めたいそうなのですが、これを聞いた二宮さんは「いいじゃないですか!」と一言。
「期待して幻想抱いちゃうわけですよ」と語る二宮さんは、自分が辛い時には心配して声をかけてくれるだろうという彼女の理想と、そっとしておいてあげることが正義だと思う彼氏の行動に違いがあることですれ違いが起きてしまうのではないかと想定します。
それらを踏まえて、「そのすれ違いで、勝手にこう『私はそれがベストアンサーだ』と思ってるのと、彼は『これがベストアンサーだ』って思ってるものが違うとね。期待外れなんて言われちゃったりするわけですよ」と言う二宮さんでしたが、「まぁでもそれはしょうがない。他人ですからね」と、それは至極自然な考え方ではないかと語っていました。
■理想と現実のすり合わせに必要なもの
この思考を止めたいと言うリスナーの悩みについては、「それに見合う存在? その期待と幻想をちゃんとこう叶えてくれる人と出会うまで追いかけたらいいと思いますよ。そういう人を」と、二宮さんは提案します。
なかなかハードルの高そうな二宮さんの提案に、「そうできたらいいですけど…」と言葉を濁らせる番組スタッフでしたが、二宮さんは「それをやっぱね、追ってくべきなんですよ」と、一歩も引かずに語っていきます。
リスナーの20代という年齢も加味し、「ずっと追い続けていくと、どっかで『これはいらないや』ってのが出てくるんすよ」と力説する二宮さん。
自分の理想の相手に出会えるというのはとてもラッキーで夢のようなことであり、そこへ辿り着くまでには数々の現実にぶつかるというのです。
そのため、「別に身長そこまでいらないや」「そんなにかっこよくなくていいや。話が合うだけでいいや」などの、妥協点ができてくるのだと言います。
その理想と現実の擦り合わせに必要なのが、『理想を追うこと』だと言う二宮さん。
理想が自分の中での基準となるのだと明かし、スタッフを納得させていました。
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さらに「理想があって、期待ができて、幻想が抱けるんだったら、そこにまずこう自分がちゃんと向き合う」と力説する二宮さん。
「『あー君は期待外れだ!バイバーイ!』っていうのを繰り返していくうちに、『あれ!?なんであそこでバイバイしちゃったんだろう』っていう現実が、後からちゃんと清算してくるわけですよ」と、このような取捨選択の末に、自分の理想の相手に巡り合うことができるのではないかと語ります。
二宮さんの深い思考に、番組スタッフも「また今日いいお話してますよ…」と唸っていました。
ネット上でも、「考え方の違いを分かりやすく両方肯定していて最高だな」「ホンマに和也さんのお話、コトバノチカラは胸にきますし、納得しかない」「すごくしっくりくる。二宮大先生今週も素晴らしいお話ありがたい」「二宮和也格言だ…教科書に載せた方がいいって」というファンからのコメントが並びました。
二宮さんの順を追った分かりやすい説明ときちんとした考え方に、ファンも息を呑んだようでしたね。
現実とのすり合わせには理想が必要という、なんとも哲学的な考えでしたが、二宮さんの言葉に納得するファンも多くいたようでした。
【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)