「嫌いになるまでやりなさい」松下洸平、心の支えになった母親の言葉を明かし…黒柳徹子が母の手紙を代読

投稿日:2021/03/25 14:33 更新日:

3月25日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では、シンガーソングライターで俳優の松下洸平さんがゲストとして登場。松下さんは音楽の道に進むきっかけを明かし、話題を集めました。

■松下が音楽の道に進むきっかけを明かす

松下さんは、画家の母親の影響で高校は美術系の学校に通っていたものの、高校卒業後は音楽専門学校に進学。

その理由を黒柳徹子さんが尋ねると、松下さんは「高校3年生の時に、いよいよ進学を真剣に考えなくてはいけないタイミングで、僕は美術の大学に進学すると僕も思っていたんですが」と、当時の記憶を回顧。

「高校3年生の頃に『天使にラブ・ソングを』っていう…。あの映画がもう衝撃的すぎて。僕、『(天使にラブ・ソングを)2』(1993年)の方だったんですけども。高校生たちがゴスペルを歌うあれに感動してしまって、突然歌が歌いたくなってしまったんです」と、音楽の道に進むことになったきっかけを明かします。

ただし、松下さんによると「次の日には母親に頭を下げて『美術の道をやめて歌手になる』と…。まあ猛反対されたんですけど、最初は」と、母親に反対されたとのこと。

それでも、「でも最終的にはやっぱり、母親も自分のやりたい事を仕事にしてきた人だったので、僕の思いを尊重してくれて、音楽の学校に進学する事を許してくれたんですね」と、母親は許してくれたことを打ち明けます。

■黒柳が松下の母の手紙を代読

今回、黒柳さんが松下さんの母親から預かっていた手紙を代読することに。

手紙の最初に、松下さんの母親は「洸ちゃん『徹子の部屋』出演おめでとう」と、松下さんを祝福。

手紙の中で、松下さんの母親は、「小さくてよく笑いよく動く、私の中にはまだそんな幼い頃の洸ちゃんがいます。大変ながらも思いおこせばかけがいのない子育てでした。15年程前進路を決める頃、突然歌手になりたいと言いました。お風呂場での鼻歌や幼い頃の歌声、親の欲目で上手いと思ったにしても、それがプロとして通用するかと思えば疑問でした」と、複雑な気持ちを抱いたことを明かします。

続けて、「なぜなら小学校からの音楽の成績はあまり良くない、それが世間の正しい評価かもしれないと思ったからです。数日続く言い争い、それに伴い殺伐とした雰囲気。妥協案として歌手として成功しなかった時のために、何か資格を取得してからチャレンジしたらどうかと提案しました。そしたら『この若さで人生に保険をかけたくない』と言いました。その言葉で反対することは諦めましたが、世の中嘗めるなよと頑張れの半々の気持ちでした」と綴ります。

最後、「あれから十数年、今ではたくさんの番組に呼んでいただき、過ぎた年月は無駄ではなかったね、頑張ったね。これからも洸ちゃんを支えてくれる全ての方々に感謝しながら精進してください。楽しみにしています。洸平・母」とエールを送ると、松下さんは一礼してから「ありがとうございます」と母親に感謝を述べました。

■「嫌いになるまでやりなさい」松下、心の支えになった母親の言葉を明かし…

手紙を読み終えた黒柳さんが「どんな感じ?」と問いかけると、松下さんは「この景色…僕の母が書いた手紙を徹子さんが読んでくださるっていう、この事に、今、ちょっと胸がいっぱいで…。続けてよかったなと今、思いました。すごい…すごい時間でした、今」と話し、満面の笑みを浮かべます。

また、松下さんは「うちの母が最終的に僕に進学を許してくれた時に、『一つだけ約束してほしい事がある』と、それは『嫌いになるまでやりなさい』と。それの意味がこの10年間の間に何度も思い出されて。当時、全く意味がわからなかったんです」と母親からの言葉を紹介。

続けて、「好きな事を仕事にするって幸せな事なはずだし、楽しい人生が待ってるとばかり思っていたんですけども、続けていくとうまくいかない事や辞めたくなる時もあって。その時にそれでも続けたいと思えた仕事こそが、自分の天職なんだという事を後になって…。だから母の『嫌いになるまでやりなさい』って言葉が、僕の今仕事続けていく上でのとても大切なキーワードになってるんですね」と、母親の言葉が心の支えになっている事を明かしました。

今回の放送にはネット上で、「『嫌いになるまでやりなさい』こんなパワーワードはないよね。お母様が尊と過ぎて。このお母様なくして、洸平くんは存在しない。世界一素敵な親子です」「好きな仕事は嫌いになるまでやりなさいって言葉深いなぁ」「好きなことを仕事にしてたけど、嫌いになるまでやったおかげで、未だにあんなに好きだったことが出来ずにいるので、確かに。と思った」などのコメントが上がっています。

松下さんの母親の「嫌いになるまでやりなさい」という言葉に感銘を受けた方が多かったようですね。

また、進路を選ぶ時に「この若さで人生に保険をかけたくない」と母親に伝えた松下さんの言葉も印象的でした。

(文:かんだがわのぞみ)

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