12月11日放送の「アナザースカイⅡ」（日本テレビ系）に、俳優の大泉洋さんがゲストで登場。TEAM NACSの旗揚げ公演の思い出を語り、話題を集めました。
（画像：時事）
■大泉、TEAM NACSの旗揚げ公演を語る
今回の画像、後姿の大泉さんが多くて…
何かの刷り込みでしょうか…
皆さんはどうでしょう？今夜は金曜23:30！
#大泉洋 #四国 #徳島 #香川 #アナザースカイ #日テレ #今田耕司 #広瀬アリス #新解釈三國志 pic.twitter.com/HinhZ9SeNo— 公式_ANOTHER SKY (@ANOTHERSKY_NTV) December 11, 2020
大泉さんは、1996年に大学の演劇研究会仲間である森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、音尾琢真さんと演劇ユニット・TEAM NACSを結成。
TEAM NACSについて大泉さんは、「うちのリーダー（森崎さん）と安田が卒業しちゃうって言うから。しかも、僕たちが一緒に出てたイナダ組さんが押さえてあった劇場があったんです。イナダ組さんが公演打てなくなっちゃって…。手放すのもったいないから、『森崎、お前やんない？』って言われたわけ」と、当時を振り返ります。
続けて、「卒業するしっていうので、旗揚げ・解散公演てのを打ったんです。あれは忘れられないですね。（客が）150人しか入らない所に、もうぎゅうぎゅうに詰めるわけ、みんなこうやって（体育座りで縮こまるようにして）見て、俺がここに立ってんだから、みんなこう（見上げるように）見てんの。まぁウケるわけ、ドッカン、ドッカン笑ってるから」とコメント。
さらに、「そしたら、終いには真ん中のお客さんがこうやって倒れたの。酸欠で」と、倒れる客までいたとのこと。
■大泉、舞台を見に来た観客に帰るように懇願！？
この時は旗揚げと同時に解散公演だったので、TEAM NACSは1度は解散。
しかし、就職のため上京した森崎さんと安田さんが、大泉さん曰く「あっという間に社会に適応しないで帰って来たんですよ」とのことで、TEAM NACSは再結成し、本格的に活動を始めることになります。
東京進出の直前の公演には、1万人の観客を呼んだという大泉さんの話を聞いた今田耕司さんは、「学生の演劇でそんなに客が入るんですか？」と質問。
大泉さんは「そうでしたね」と即答。
続けて、「一番面白かったのは、僕が大学4年の時に大学の公演で、僕はメイクしてたわけ。当時、僕の後輩が『大泉さん、どうしても見たいっていう客がずっと並んでて帰んない』って…。それ千秋楽だったんで、何回も見たお客さんいっぱいいるんだけどさ、『悪いけど帰してくんねぇか』って、『俺が言ったって、絶対言うこと聞いてくんねえからさ』と」と、一度公演を見た観客を帰すように説得してほしいと懇願されたことを明かします。
大泉さんは衣装を着たまま舞台に出て、「すいませんって言って、まだまだ見たいって、お客さん並んでまして、どうしても新しい客に見てほしいって思いがありまして。申し訳ないんですけど、1回見たお客さん帰ってください」と観客に伝えます。
すると、大泉さんは「そしたら目の前に俺の兄貴がいたんですよ」と兄を発見。
「俺の兄貴、1回 見てたんですよ｡『まず、僕のお兄さん帰ってください』って、そしたらパラパラと…」と、他の観客も納得して帰ってくれたとのこと。
ただし、後から「お前あれはないぞ、先に入ってるお客さん帰すってどういうことだ！」と怒られたとのことでした。
■大泉「そのコウモリがパタって落ちたんです」香川公演で起きた衝撃の事件明かす！
今回、大泉さんは思い出の地・四国を訪問。
2005年、初の全国公演「COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ〜」で香川公演を行なったTEAM NACS。
その公演中に、コウモリが出没。
大泉さんは、「なんとか頑張ってた、僕らも。Show Must Go On…。ところが、そのコウモリがパタって落ちたんです」と、コウモリが舞台の真ん中で落ちてパタパタと暴れだし、音尾さんがストップをかけたそう。
しかし、耳が聞こえないベートーヴェン役を演じていた大泉さんは、観客をガッガリさせないように耳が聞こえないふりをして、最後まで役に徹したとのことでした。
今回の放送にはネット上で、「大泉洋さん、芝居本番のホールにコウモリ出現の話に、爆笑」「アナザースカイでこんなに笑ったの初めてです。大泉洋さんはすごいなぁ。コウモリがパタパタ……」「改めて大泉さん始めTEAM NACSのファンで良かったと思った。ファンでいられることが幸せです」などのコメントが上がっています。
大泉さんにとっては災難でしたが、コウモリ事件のトークが面白かったようです。また、お兄さんに「帰ってください」と言ったエピソードも笑えたのではないでしょうか。
【番組情報】
アナザースカイII
https://tver.jp/corner/f0063216
（文：かんだがわのぞみ）