11月7日放送の「news zero」(日本テレビ系)では、嵐・櫻井翔さんと女子スキージャンプの髙梨沙羅さんが対談。ディテールにまでこだわる髙梨さんの発言に、櫻井さんが驚く場面が話題を集めました。
(画像:EPA=時事)
■髙梨沙羅、失意の北京後に心境の変化
今夜の #newszero は…#櫻井翔 キャスターがスキージャンプ
#髙梨沙羅 選手 と約1年ぶりの対談🎿
スーツの規定違反により失格となった、
失意の北京五輪から9か月…
シーズン本格化を前に、
いまの思いに迫りました💫 pic.twitter.com/p7EOeqbxhP— news zero (@ntvnewszero) November 7, 2022
髙梨さんは、2月に開催された北京オリンピックに出場。
混合団体1回目に103mの大ジャンプを見せるも、ジャンプ後の抜き打ち検査でスーツの太もも周りが規定より2cm大きいとの理由で失格になるという挫折を味わいました。
大会後、髙梨さんは「辞めちゃって、なかった事にするのは自分勝手な気がして」と、現役続行を決断。
迷いながらも練習を続け大会に出場した髙梨さんは、「その中で、純粋にジャンプが楽しいなって、やっぱり好きなんだって思いながら飛んでいて…。ジャンプ会場に見に来てくださる観客の方が楽しみながら見てくださってるんです。その喜んでる様子を見ると、楽しんでもらいたいっていう気持ちが大きくて」と、心境の変化が生まれた事を明かします。
さらに、「本当にどういうジャンプを目指したいかってうのも、ここ最近ようやく目星がついたくらいで…。それまでは、どのプラモデルにしようかなみたいに考えてて、今ようやくパーツがある中で組み立てていくっていう状況、一番忙しい。色んな所からアイデアを絞って揃えて試してっていうのを繰り返していると、絶対繋がる時が来るので、その瞬間はやっぱり楽しいですね」と語り、さらなる高みを目指していると話しました。
そのアイデアをノートにメモしているとのこと。
■スキージャンプ髙梨沙羅 身体のアノ部分がどこにあるかを意識して飛んでいた!?
櫻井さんが、「前に伺った時は、くるぶしの向きの話をしてたけど、些細のレベルっていうのは、そこらへんまで落とし込んだりするレベル?」と問いかけると、髙梨さんは「最近だと内臓の位置とか…。この中に胃とか横隔膜とか、それがどの辺にあるのが自分にとってアプローチ組みやすいのとか考えながらやってます」とコメント。
この話を聞いた櫻井さんは思わず、「内蔵の位置がわかるの!?」と驚きの声をあげます。
さらに、髙梨さんは「なんとなくですけど、ここまで引き上がった時がいいとか、感覚でこんな感じでみたいな。絵に描いて残してたりとか…。(他競技の友人が)『僕らのスポーツでは内蔵がどの位置だと自分の体を守れる。内蔵がここまで広げて耐えておけばリスクがなくなる』みたいな事を話してて、インナーの事まで考えてトレーニングするんだってすごい衝撃を受けて、それから考え始めましたね」と、違う競技の友人との会話がヒントになった事を明かしました。
髙梨さんは10年ほどのメモを残しているとのこと。メモについて櫻井さんが「それ論文とかになるんじゃないの?」と伝えると、髙梨さんは「ジャンプの飛び方の論文みたいな。すごい需要がなさそうですね」と話し、笑いを誘います。
続けて、「その人それぞれで合うものが違うので、これは私達にとって会うものであって、多分、同じ事をしても違う人にははまらないと思うんで」と話しました。
今回の放送にはネット上で、「『ジャンプが楽しい』と髙梨選手自身が語ってくれることが嬉しい。内蔵の位置?素人では到底思い浮かばないレベルの世界」「櫻井キャスターの高梨沙羅選手へのインタビュー、想像しやすい例え言葉やが多い対談だった内蔵の位置のお話は興味深かったなぁ」「髙梨選手のお話をききながら時折口角上げて微笑んでとっても優しくて寄り添いながら進んでいく時間がみている私までとっても心地よくて…かと思ったら忙しいんだ!内蔵の位置わかるの?って絶妙なフランクさ…この緩急が櫻井キャスターの親しみやすさともっと対談がみたいと思う所以よね」などのコメントが上がっています。
櫻井さんも「内蔵の位置がわかるの!?」と驚いていましたが、内蔵の位置を意識しているという髙梨さんの話が興味深かったですね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)