毎週火曜日に放送されているラジオ番組「杉野遥亮の今夜もオフトーク supported by SOYBIO 豆乳ヨーグルト」(TOKYO FM)。8月30日の放送では、杉野遥亮さんが言葉の使い方を基礎的な部分から考え、話題となっています。
(画像:時事)
■「めっちゃ」と「むっちゃ」、「心から出ている言葉な気がする」のはどっち?
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言葉と向き合うオフトーク
使い方ひとつで印象を変える言葉について
本気で考えてみます!!!
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先週の放送で、ゲスト登場した鈴鹿央士さんと話をする際、杉野さんは「むっちゃ」という言葉を多用していました。
杉野さんは、「僕、『むっちゃ』なんて言ってた?」と、無意識的に使っていたことを明かしつつ、「『めっちゃ』ってあんま使わないかも。使ってるのかなあ。あんま意識してないからなあ」と話します。
ここから、話題は「めっちゃ」と「むっちゃ」は、どちらが強い言葉なのかという話に発展。
さまざまな言葉に「めっちゃ」と「むっちゃ」を付けてみて、どちらが強く感じるのかを杉野さんが調査していくことに。
杉野さんは、「『むっちゃ』の方が強いアクセントなのかなあ?」と率直な感想を口にすると、「『むっちゃ』の方が心から出ている言葉な気がする。やっぱりさ、『めっちゃ』って使い慣れてるから、なんか形だけでも言えるんじゃないかな」と、見解を述べました。
■「国語の勉強会じゃん」と話した杉野遥亮、最もしっくりきた「転換の接続詞」とは?
次に、杉野さんは「転換の接続詞」について考えていきます。
具体的には、話題の切り替えの際、「さて」という言葉を使うことが多いですが、違和感を抱く人も少なくないようです。
杉野さんは「ところで」や「さてさて」、「さあ」など様々な言葉を冒頭に付けて「今夜もオフトークですが」と番組の進行に関係するワードを連呼し、しっくりとくる言葉を探していきます。
「国語の勉強会じゃん、今日」と感想をこぼしつつ、「切り替えだからさ。やっぱり、僕的にしっくりきたのは『ところで』だけどね」と話しました。
しかし、直後に「違うか」と発言。
別の言葉を探すことにして、最終的には「さてさて」に決まります。
杉野さん曰く、「やっぱり『さて』って言葉が2個羅列してるから、『さて』なんですよ。それはもう。『さてさて』はもう『さて』なんですよ」とのこと。
これから番組の台本に「さて」という言葉が記されていた場合、杉野さんは「さてさて」という言葉に変更して話していくことを宣言しました。
■「"で"いい」は相手をイラっとさせる?杉野遥亮「あるよ、こういうので怒られたこと」
さらに、リスナーからのメッセージで、お昼ご飯を何にするか聞かれた際に、「焼きそばでいい」と返して怒られたエピソードが。「焼きそば"が"いい」のほうが嬉しい気持ちになるという話に。
杉野さんは、「あるよ。こういうので怒られたこと。めっちゃ細かかったもん」と、自身の体験談を交えつつ、「でも、確かにね。言葉の伝わってくる感じが違うんだよね。『焼きそばでいい』って言われると、確かに自分がお母ちゃんだったらイラっとする気持ちも、ちょっとわかる」と話します。
「なんかすごいよね。言葉1つ1つが持ってるエネルギーって。だから、ちゃんと敬語とかさ、丁寧な言葉遣いってさ、相手に対して凄く心地良いとか、気持ち良い印象を与えるよね。言葉遣いが丁寧な人って」と、日本語のニュアンスの難しさに言及しました。
この、「で」と「が」問題も様々な言葉に置き換えて実践してみる杉野さん。
「偉そうだよね、『で』って。亭主関白な感じなのかな?」と感じたことを明かしました。
「言葉は人間のコミュニケーションツールの1つでもあるので、こうやってちょっと意識していくのもいいかもしれません」と締めくくっています。
ネット上では、「その一文字、大事!!」や「助詞が『が』か『で』で印象全然違うよね!」と共感する声だけでなく、「気をつけねばと思いながらも自分も無意識にやってるんだろうな」といった、自身の言動に当てはめて考えるコメントも見られています。
伝えたいことは同じでも、用いる言葉のニュアンス次第で、受け取り手の感じ方が変わってしまうのが難しいですよね。
杉野さんの言うように、普段から意識していくことが大事なのかもしれませんね。
【番組情報】
杉野遥亮の今夜もオフトーク supported by SOYBIO 豆乳ヨーグルト
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)