7月29日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、学歴に関する議論について語る動画を公開。"学歴論争"に対するロザンの意見が共感を集めています。
(画像:時事通信フォト)
※写真はイメージです
■学歴論争に対してロザンが問題提起!
冒頭で、「『大学行っても就職できない人もいるし』とか、『大学行っても仕事できない人いるし』とか、必ずそういう話あるんですよ」と、いわゆる"学歴論争"について言及する宇治原史規さん。
「たくさんの"就職できる人"と"たくさんの仕事できる人"のことをなぜ見ずにしゃべるんだろう。いっつもここで思ってしまうというか、必ず特例を出してきてしゃべる」と、学歴論争ではいつも全体ではなく、目立つ例だけを出して議論していると言います。
宇治原さんは「差別的になってはいけない」と前置きした上で「大卒者の方が就職しやすいとか、非大卒の方が就職口が限られてるとかいうのって、データじゃないですか。ところが『大学行っても就職できない人もいるのに、大学に高いお金払って意味があるのか』とかね」「これは特例をしゃべっていて、こういう話がなぜいつもごっちゃになるのかなと思って」と、全体的なデータと特例がごちゃまぜになったまま議論されていると主張。
そして、「ほんとによくある例ですけど、『京大出ても仕事できない人もいるから、学歴関係ないじゃないか』っていう人。これって論理の飛躍なんですよ」と説明しました。
■"学歴と仕事"は「リンクさせる必要あるのか」
宇治原さんの主張をふまえ、相方の菅広文さんは「まずさ、リンクさす必要性があるのかっていうこともない?」「学歴が高い低いのと、仕事できるできへんていうのは関係があるのかないのかっていう所ね」と、そもそも学歴と仕事をリンクさせて議論する必要があるのかと言います。
宇治原さんも菅さんの意見に同調。
そして、「これが前から言ってるみたいに"100:0"の議論に近づきすぎるというか」「要はね、イコールじゃないんですよ。絶対に学歴とか勉強できるかどうかと、仕事ができるかどうかって絶対イコールではないんですよ。ところが、全く関係ないこともないんですよ。ここの話が皆ズレてくるんですよ」と、学歴論争における"ズレ"を指摘。
これには菅さんも「そうやねん。そうそう、そういうこと」と、大きくうなずきました。
■ロザンの主張に視聴者も共感「極論出して話す人はいるよなぁ」
宇治原さんが、「この話にいっつも決着をつけようとするんですよ」と言うと、「決着なんかつかへんからな」と答える菅さん。
しかし、決着をつけようとする人も多いのが現状。
宇治原さんは「これ、学歴以外にも結構ある」と、こうした決着のつかない論争はさまざまな分野であると言います。
同様の例について、時に冗談も交えながらトークしたロザンの2人。
今回の議論に対し、ネット上では「極論出して話す人はいるよなぁ」「さすがです。個人だけでなく、もっと広く社会を捉えて考えないといけないと思わされました」「もしかするとこの先、学歴の括りが高卒、高専卒、大卒、院卒、4年間遊んでた奴みたいな事になる日がくるのかもしれません」との声が上がっています。
ロザンの2人に同意する意見が多く見られました。
学歴論争についていろいろと考えさせられた視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=1nsCpxUPbQs
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)