毎週水曜日の深夜に放送されているラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送ほか)。6月15日の放送には、ロバート・秋山竜次さんがゲストで登場し、"体モノマネ"の発端に関するエピソードが話題となっています。
(画像:時事)
■秋山、梅宮の"体だけモノマネ"誕生秘話ついに明かす!
【佐久間宣行のオールナイトニッポン0】お聴きいただきありがとうございました!
ロバート秋山さんが歴代コントキャラを次々と披露して、佐久間さんが泣きそうになりました!
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— 佐久間宣行のオールナイトニッポン0【公式】 (@SakumaANN0) June 15, 2022
佐久間さんと秋山さんは、コントの話で盛り上がる中、話題は秋山さんの持ちネタである"体モノマネ"に移ります。
このネタを初めて披露したのは、「はねるのトびら」(2001-2012年/フジテレビ系)の最終回だったことが、リスナーからのタレコミで明らかになりました。
「よく知ってるな」と笑った秋山さん。
しかし、細かく言及するならば、それは2回目の披露だったとのこと。
初めて披露したのは、千鳥、野性爆弾などが出演していた関西の番組だったそうです。
「大阪のスタッフさんから『何か用意するものあります?』って言われて。なんやろなんやろって思って。前からちょっと言われてたんですよ、『お前、体が大御所っぽいな』って。劇場とかで着替える時に、先輩のニブンノゴ!のリーダーが、『あごモノマネとかあるじゃん。秋山なんかいけんじゃない。体みたいな?』ってヒントはいただいてて。頭の中にあったんですよ」と話し、"体モノマネ"に繋がるヒントを先輩芸人から貰っていたことを明かしました。
■初披露は関西の番組、スタッフに「梅宮辰夫さんのお面を1枚だけ用意してもらっていいですか?」
関西の番組で"体モノマネ"を披露することを決めた秋山さん。
「あのカード使おうかな」と考え、スタッフに「すいません。あのちょっと、梅宮辰夫さんのお面を1枚だけ用意してもらっていいですか?」と言ったそうです。
スタッフは困惑しつつも、秋山さんは「梅宮辰夫さんの、サイズはお任せします」と言って押し切ったとのこと。
「現場行ったら、たった1枚だけテーブルの上に『あの、仰ってたお面』って1枚あったんですよ」と状況を説明します。
いざ番組で初めて"体モノマネ"を披露することとなったものの、今とは異なり音楽などは用意されていません。
それでも、「ゆっくり静かに顔の前にお面を運んだら、そのたまたま1枚のサイズと僕の体が奇跡的に、絶妙な配合で。『なんだこれは〜』みたいになったんですよ」と話し、大ウケしたことを明かします。
「今田(耕司)さんとかも『それもっと他にお面作れって! 何それ』みたいな。僕もなんか初めてだったんで、その感覚が。『このお面、電話で1枚発注しただけなんで』ってなっちゃって」と話しました。
■「はねるのトびら」最終回で"体モノマネ"を披露、大反響で鉄板のネタへ
関西の番組でウケたため、梅宮さんのお面1枚を大切に持っていたそう。
「数ヶ月後に最終回で。『あれちょっと1発かまそうかな』と思って」と、「はねるのトびら」で"体モノマネ"を披露する決心ができた経緯を明かします。
当時の秋山さんは、番組がゲームコーナーばかりになっていたことに不満を抱いており、コントをもっと披露したかったそう。
そのため、最終回で「好きなようにどうぞ」と言われると、「もうこれはやりたいのやろうと思って。みんな知らないやつをそこで」となったんだとか。
秋山さんは、「さらに大阪で見せたやつから進化させて、長州力さんとか、高橋英樹さんとか、葉加瀬太郎さんとか、色んな僕に似た体の人のお面を増やして」と話し、改良を加えたネタを持っていきます。
「それで新ネタやったら、『なんやねんそれ』みたいになって。最後で何を挟んでくれてんねんみたいな。今まで『はねる』で見たことなかったやつをなんでここでやってんねんみたいな」と、当時の反響を説明。
最後に、「そこで流行りました」と補足しました。
ネット上では、「1枚電話で発注しただけなのにwww」「あれは奇跡の芸だったんだwww」「はねとびの最終回で裸芸生まれたんだ」と、秋山さんのエピソードに驚きつつも面白がる声が多数見られています。
今では鉄板となったネタが、実際に完成するまでのエピソードが非常に面白かったですね。
秋山さんの勢いに乗じた行動力と、それをネタとして完成させる力はさすがとしか言いようがありませんね。
【番組情報】
佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)