人生経験が追いついてない?広瀬すずが抱える悩み「開けても開けても空っぽ」自身の人生と女優人生のギャップを吐露

投稿日:2022/05/05 14:25 更新日:

5月5日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)では、広瀬すずさんがVTR出演。広瀬さんは女優としての葛藤を明かし、話題を集めました。

広瀬すず

(画像:時事)

■人生経験が追いついてない?広瀬が抱える悩み「開けても開けても空っぽ」自身の人生と女優人生のギャップを吐露

今回、古市憲寿さんが取材する事になったのは、13日公開の映画「流浪の月」で松坂桃李さんとW主演を務める広瀬さん。

今作で広瀬さんは、幼い時に誘拐事件の被害者として世間に名が知られてしまった女性という難しい役柄を演じます。

古市さんが、「こんだけ色んな役やってると、自分がどんな性格かわかんなくなったりとかしちゃうんですか?」と質問。

すると、広瀬さんは「私は割と結構もうわかってないですね。人生経験が追いついてないというか、その感情に出会った事がないんだなっていうか。引き出しが全くなくなってしまって、開けても開けても空っぽみたいな。自分の人生と役として生きる人生のバランスって、大事だなって思いましたね」と、本音を吐露。

続けて、古市さんが「役を通じて色んな経験をしている」と話を振ると、広瀬さんは「そっちの方が圧倒的に多いので、感情の流れ方みたいな事は台本に書いてあるじゃないですか、その通りに自分の感情を振られるように持っていくっていう作業が普通になっちゃって」と応えます。

さらに、「だから今何を見ても『わあ!』とは言えるんですけど『本当に思ってる自分?』って自分で疑っちゃう時がたまにあります」と、女優としての葛藤を明かします。

■広瀬の役者魂に古市も感嘆

また、広瀬さんは「そりゃあずっと自分の感情を押し殺してお芝居しながら生きてたら…。そりゃあ、みんなおかしくなるだろうなっていう冷静な目線になってしまって、だから先輩方どうしてきたんだろう? すごいなっていう尊敬心が、余計に今まで以上に色んな方に生まれて」とコメント。

この話を聞いた古市さんが、「僕の知り合いの女優さんが言ってたのが、悲しい事があったら鏡見てその顔覚えておくって言ってて。泣き顔のバリエーションとか、そういうのをすごい記憶するって言ってて」と伝えると、広瀬さんは「私も見に行くタイプです」と答えます。

続けて、広瀬さんが「悲しい事あって泣いてたら、すごい泣きながら洗面所行って、この顔なんだって。また泣いて『まだ泣けるんだ、私』って、写真撮ったりとか、目元を『こんだけ腫れるんだ』みたいな」と話すと、古市さんは「すごい、それは、何か本当、役者魂っていうか」と感嘆の声をあげます。

さらに、古市さんが「客観性ってすごい大事だと思ってて、俳優さんも女優さんもあらゆるクリエイターって、ある場所までは勢いで行けても、その後は勢いと経験だけで行けなくなっちゃうから…。そういう時にこういう客観性を持ってる人ってのは、結果的に強いんだろうなって事が思いましたけど」と話すと、広瀬さんは「ありがとうございます」と感謝を伝え、笑顔を見せました。

■広瀬出演「めざまし8」に反響

また、広瀬さんが今年24歳になると知った古市さんは、「24歳と思えないような。もっと中年とかで悩むような事を…。世間の24歳って、まだ働き始めたばっかりぐらいが多いのに」と指摘。

すると、広瀬さんは「最近すごい言われます。『20代で悩む事じゃないよ』『20代が言う事じゃないよ』って言われるんですけど、悩みとかずっとなかったタイプだったので、初めてそういう自分の苦戦じゃないですけど…。ガッツリ壁にぶち当たった感じを自分で実感できただけでだいぶちょっと嬉しかったですね」と良い経験になった事を明かしました。

今回の放送にはネット上で、「広瀬すずちゃんへのインタビューすごく良かった!古市さんだから引き出せたのかな?広瀬すず大人だな~ますます好きになった」「古市さんと広瀬すずさんの対談が興味深い。『自分の素の時間よりも役作りの時間の方が長くて本当の自分がわからなくなる』広瀬すずさんほど若いと尚更、この壁を乗り越えたらもっと凄い女優になりそう」「広瀬すずさんはいつも役作り大変そうだなぁ」などのコメントが上がっています。

古市さんがインタビュアーとして優秀で、広瀬さんが正直に女優としての葛藤を明かしたのが印象的でしたね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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