4月8日、お笑いコンビ・ニューヨークのYouTubeチャンネル「ニューヨークOfficial Channel」では、"もしM-1グランプリがなかったらテレビはどうなっていたか"について、ニューヨークが語る動画を公開。自分たちが所属する吉本興業について、歯に衣着せぬ意見を言い、話題を集めています。
(画像:時事)
■M-1が無ければ吉本興業は弱体化していた!?「嫌われる理由しかないやん吉本興業なんて」ニューヨークが独自目線で吉本興行を分析
今や全ての芸人に影響を与えていると言っても過言ではない漫才大会「M-1グランプリ」。
2001年から始まったこの大会は、中川家、オードリー、サンドウィッチマン、霜降り明星など、現在も第一線で活躍するお笑いコンビを数多く生み出してきました。
ニューヨークの2人は今のテレビ業界で活躍している芸人の名を挙げ、売れっ子でM-1を通っていない芸人はほぼいないと言います。
そこで、もしM-1がなかったら今のテレビはどうなっていたかについて考えることに。
すると、屋敷裕政さんが「恐ろしいこと言うけど、吉本興業がもっと弱かったと思う」と爆弾発言をします。
屋敷さんは「(M-1がなければ)もっと吉本以外の芸人がテレビの世界にどんどん出てってたんじゃない?」「だって嫌われる理由しかないやん吉本興業なんて、本来テレビの人から」と、歯に衣着せぬ発言を展開。
「でもなんとか(業界に)おんのはやっぱ、M-1チャンピオン圧倒的に排出しとるから、なんとなくまだお笑いの頂点は吉本みたいな顔してんねん。これM-1のおかげやねん、ほぼ」と、自身も吉本興業所属であるにもかかわらず、正直な考えを明かします。
■屋敷の主張に嶋佐も同意「『吉本ってすげーな』っていうのに繋がってる」
屋敷さんの話に嶋佐和也さんも「確かに。ほんとそれはあると思う」と同調。
そして「吉本がやっぱ劇場っていうか圧倒的芸人数、場数があるから、ほんでこうM-1選手をあんだけ圧倒的に排出できたっていうのがあって、その今の吉本の『吉本ってすげーな』っていうのに繋がってるかもね」と言います。
屋敷さんも「吉本ってすげーなって思わせとる理由って、芸人が多いのと劇場に立っとる回数が多いことやんか」「これがテレビの世界の戦闘力となんとなくイコールに見てもいい理由はM-1が繋いでると思うねん」と、吉本興業が「すごい」と思われているのはM-1のおかげだと主張。
そして「このM-1ていう橋がなかった場合、劇場めっちゃ立ってて芸人多いのは、テレビの世界じゃ知ったこっちゃないですよって風潮になってもおかしくなくない?」と、もしM-1がなければ多くの芸人と劇場を抱える吉本興業の影響力はそれほど強くなかったのではないかと分析。
「マジでM-1のおかげで吉本首の皮繋がってんじゃねーか?」と屋敷さんがまとめると、嶋佐さんも「それあるかもね」とうなずきます。
■ニューヨークの正直トークに視聴者「『芸人』という存在が愛おしく思えてきた」
他にも、M-1が芸人の格を上げてくれた話や、M-1で芸人の地位が上がらなければ、YouTuberやTikTokerがテレビ番組のMCを務めていたのではないかなど、さまざまな視点で盛り上がりました。
今回の動画に対し、ネット上では「自分が「吉本」の「芸人」なのに屋敷の俯瞰力の高さすごすぎ」「M-1グランプリで知った芸人(ニューヨークも)がほとんどだから、無かったら今日まで知らなかったと思うし、漫才(ネタ番組)もあまり見てないと思う」「この動画見てたら『芸人』という存在が愛おしく思えてきた」との声が上がっています。
ニューヨークのトークから、あらためてM-1の偉大さを実感した視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ニューヨークOfficial Channel
https://www.youtube.com/watch?v=V_9syhfD8b8
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)