2月1日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、新型コロナウイルス感染による芸能人の代演について語る動画を公開。代わりを務めることに対するロザンの考え方が注目を集めています。
■コロナ感染拡大で代演続きの芸能界…ロザンが持論明かす「代わりが務まるものではない」
冒頭で「今もう代演、代演やん」と菅広文さん。
「テレビもそやし、劇場もそやし、この前、営業行かしてもらったけども」「7組出てたんか。俺ら以外の6組が変更とか」と、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性になったり濃厚接触者に該当したりして芸能人が休演を余儀なくされ、代演が多くなっている現状に言及します。
劇場公演で6組もの代演を用意した吉本興行の対応は素晴らしいとしつつ、「来てくれたお客さんからしたら、どうなのかなと思う部分もあるやん」と菅さん。
「このコンビ見に来たんやけどってなった時に、吉本も多分同じようなランク(の芸人)を出すねんな」「見てる人からしたら、ランクとか関係ないやん」と、客側の視点に言及。
相方の宇治原史規さんも、「この人が見たいっていう場合はね」と同意します。
菅さんは、「結局、何て言うんやろ、代演て、代わりが務まるものではないよなっていう」と疑問を投げかけました。
■「ロザンの代わりになるピースはもうロザンしかない」
菅さん自身は、「俺らの代わりなんかなんぼでもおると思ってんねん、正直」とコメント。宇治原さんもうなずきます。
菅さんは、「誰が休んでも行けなあかんと思ってんねん」「会社とかでも、誰かが休んでも『その代わりです』って出来るようにしとかなあかんと思うねん」「これは、皆ある程度わかってる部分ではあるんやけども」と、"代わり"について前提となる考え方をまず紹介。
そして、「何て言うの、ちょっと俺違いがあるかなと思うのは、誰でも代わりは出来るんやけど、同じピースではないっていうこと」と主張します。
宇治原さんも「そこをちゃんと理解しとかなあかんていうかね」と後押し。
菅さんは、「『代わりおんねん』ていうことじゃなくて。代わりが出来るようなシステムは作らなあかんし、俺らは仕事的に絶対代わりがおると思っとかなあかんねんけど『ロザンの代わりになるピースはもうロザンしかないねん』てならなあかんねん」と、"代わり"に対する考え方について一石を投じます。
宇治原さんが、「僕らも誰かの代わりを完璧にすることは出来へん」と言うと、「出来へんねん! そういうことそういうこと」と菅さん。
そして、「これがちょっと違う方向に伝わってる時ってあるよなー」「あまり良くない表現として『いや誰でも代わりおるからな』って、違う表現になってるとこがあって」と疑問を呈しました。
■代演に対するロザンの意見に視聴者「すごくよく分かる」
ロザンのYouTubeチャンネルについて、宇治原さんが「どうすんの? こっち(宇治原さん)が休みになったら」と聞くと、菅さんはにやけ顔で、「え、俺はやめる。誰かを呼ぼうとはしない。だって宇治原さんの代わりはおらんやん」と回答。
宇治原さんに「すぐに好感度貯めようとするやろ!」「せこいな~」とツッコまれてしまいました。
今回の動画に対し、ネット上では「ロザンさんのやっている事ってロザンさんにしかできないと思いますよ」「すごくよく分かる動画でした」「確かに代役で力が入りすぎちゃってる方もいますしね」との声が上がっています。
新型コロナウイルスの感染拡大で代演が続く芸能界。ロザンの考え方に共感を覚える視聴者も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=8XU23wjCh-8
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)