チョコプラ松尾、モノマネは屈辱だった!?"遅咲き芸人"二人の暗黒時代が話題に

投稿日:2021/10/07 9:37 更新日:

10月6日に、トークバラエティー番組「1周回って知らない話」(日本テレビ系)と、「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)の合体3時間スペシャルが放送されました。「1周回って知らない話」ブロックでは、ゲストにお笑いコンビ・チョコレートプラネットが登場。"遅咲き"と呼ばれる彼らの暗黒時代や、ブレイクのきっかけとなったある芸人からの一言などを赤裸々に語り、ネットで話題になりました。

松尾駿

(画像:時事)

■松尾、モノマネは屈辱だった!?"遅咲き芸人"二人の暗黒時代が話題に

大人気芸人のチョコレートプラネット・長田庄平さんと松尾駿さん。

現在テレビのレギュラー番組12本をもつ正真正銘の売れっ子ですが、実は今年で芸歴16年目の、いわゆる"遅咲き芸人"だと言います。

本人達にもその自覚はあるようで、「(この3年間で)めちゃくちゃ変わりましたね」と、声を揃えて語っていました。

そんなチョコレートプラネットが今まで売れず、"遅咲き芸人"になってしまった理由について、長田さんは「敗北を認めず、チャンスを逃していたからです」と明かしました。

というのも、チョコレートプラネットの二人は、「コントを突き詰めていけば必ず売れるだろう」と、自分たちの武器はコントであると信じて疑わず、それ以外のことをあまり考えずに活動していたのだというのです。

松尾さんも、「今でこそモノマネやら何やら色々やりますけど、そういうのはもうヨゴレだと思ってました」と同意し、スタジオを驚愕させていました。

■「もう辞めてたと思う」チョコプラ、引退も考えた過去明かす

コントにこだわり続けた二人は、髪型に変化を出して見た目を変えてみたり、芸の中に新しいキャラを取り入れたりと、様々な迷走を繰り返していたそうです。

しかしそれが結果となって現れず、自分たちが売れないことを周囲の人々のせいにしたり、しまいにはマネージャーの些細なミスに売れない苛立ちをぶつけて、心ない言葉をかけてしまった時期もあったのだと言います。

当時は人気芸人の悪口を言いまくっていたという二人でしたが、スタジオからは「意外ー」「言わなさそう」「天使みたいなイメージがあるから」との意見が飛び交っていました。

売れない理由を事務所やマネージャーのせいにして、独立を考えるほど追い詰められていたという二人。

その後、ブレイクのきっかけを掴むことになるのですが、長田さんは「そのきっかけがなければ、もう辞めてたと思う」と語り、このまま続けられるかという漠然とした不安を抱えていたという松尾さんも、「それがもうちょっと続いてたら辞めてたかもしんないっすね」と明かしていました。

■葛藤の中始めたモノマネ…松尾にかけた後藤の言葉とは?

その後「キングオブコント2014」(TBS系)で最後の2組に選ばれるも敗れたことがきっかけで、プライドを捨ててなんでもやろうという思いが芽生え、新たな仕事に挑戦していくようになったという二人。

そんな中、モノマネ番組にも出場するようになり、そこで生まれたのが松尾さん扮するIKKOさんのモノマネだったのです。

しかし、これまでコント一筋で突き進んできた松尾さんにとって、モノマネで反響を得た事には葛藤があり、素直に喜べない心境もあったそうです。

仕方なくモノマネをしていた時期もあり、長田さんも「普通の芸人として、売れるためにモノマネやるなんて、もうほんとに悪魔に魂売ったやつだと思ってた」と本音を吐露。

そんな中、バラエティー番組で共演したフットボールアワー・後藤輝基さんは、松尾さんのIKKOさんモノマネを見て「あれ、ええなぁ!」と大絶賛してくれたのだそうです。

後藤さんは、「IKKOさん普段ああいう声を張らないパターンもあるから、その返しもあるとええわ」と、細かく松尾さんにアドバイスをくれたそうで、このことが松尾さんのモノマネの幅を大きく広げるきっかけになったのだと言います。

■「1番僕にとっては良いパートナー」チョコプラの関係性に視聴者感激

すると、その後も様々な新ネタを生み出している二人に、東野幸治さんから「もうネタ切れてきたでしょ?」と、素朴な疑問が飛びました。

これに長田さんは、「そういうのをバンバンバンバン(新ネタを)生み出せる才能があるってだから、僕は思わなくなったんです」と、自分には芸人の才能がないと思うことにしたのだと語りました。

そのように考えるようになったことで肩の荷が降りて楽になり、どのように戦えばいいのかを考えられる脳になれたという長田さん。

対して「(笑いについて)何も考えてないですから」「長田さんが作る面白いものを、『どんだけもっと面白くできるか』ってことだけ考えてるんで」と語る松尾さん。

そんな松尾さんに対して、長田さんは「1言ったら10理解してやってくれるっていうのは、それが1番僕にとっては良いパートナー」と、絶対の信頼をおいている事を明かし、スタジオからは感心のため息が漏れていました。

ネットでは「チョコプラいい関係性、、、」「もうなんか運命だよね」「ウチガヤ最終回の時も思ったけど、ひな壇一番後ろからと思うと、感慨深い...」「なりたくなかったモノマネで大ブレーク。素晴らしいよね」と、視聴者も二人の過去に感激していたようでした。

プライドを捨て、自分には才能がないと考え、様々な葛藤の中掴んだ大ブレイクは、ファンにとっても感慨深いものだったようですね。

信頼できるパートナーの存在が、今のチョコレートプラネットを作っているのかもしれませんね。

【番組情報】
1周回って知らない話
https://tver.jp/corner/f0085441

(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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