「黒子になるつもりで業界にきたのに…」緒方恵美が語る声優業界の違和感!?

投稿日:2021/09/29 10:12 更新日:

9月28日、テレビ朝日公式YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』では、声優歴50年超の三ツ矢雄二さんと、ベテラン声優・浪川大輔さんがMCを担当。さらに同じくベテラン声優の緒方恵美さんをゲストに迎え、歴代の声優ブームを振り返りました。

都会

■「ステージに、好物のたくあんが飛んできた」驚きのエピソード続々


今回は、ベテラン声優の一人である緒方さんをゲストに迎え、歴代声優ブームを振り返るという企画でした。

番組独自の年表に沿って見ていく中で、1970年代後半から1980年代にかけての『アニメ声優ブーム』と名付けられた時期に活躍した声優陣の中に、MCを務める三ツ矢さんの名前がありました。

三ツ矢さんは、「このころは、皆さん色んなキャラクターをやってたので、声優さん自体に人気があったんですよ」とコメントします。

これに対し浪川さんが「そうなんです! 良いこと言っていただきました!」と反応。

三ツ矢さんは、「今の声優ブームって、わりと役の人気がすごく大きかったりするじゃない? 僕たちのときは、個人。コンサートをやると、役でキャーキャーは言われない」とコメント。

さらに、「例えば古川登志夫さんの好物がたくあんです、って言うと、ステージで歌を歌ってるときにたくあんが飛んできたりとか」と、驚きのエピソードを明かしていました。

■「黒子になるつもりで業界にきたのに…」緒方が語る声優業界の違和感!?

そして、1980年代後半から1990年代にかけての、通称『アイドル声優ブーム』と呼ばれる時期には、『幽☆遊☆白書』や『美少女戦士セーラームーン』といった超有名作品の声優を努めた緒方さんの名前が挙がりました。

この時期の傾向について、三ツ矢さんが「最初にキャラクターがあって、そこに声をあてて、キャラクターと声が一致してるからファンになったって人が多いから、キャラクターも好きだし、その声優さんも好きっていうファンの人が多かったんだよね」と語ると、浪川さんは「まさに、おっしゃる通りでございます!」とコメント。

緒方さんも、「(人気が出たのは)キャラクターのお陰です。ありがとうございます」と謙虚にコメントしていました。

また、浪川さんから「このころは、イベントとかも多かったんですか?」と聞かれると、「そうそう。私が声優になるときは、黒子になるつもりでこの業界に来たのに、なぜ写真集を撮るのかわからなくて…」と語る緒方さん。

続けて、「『セーラームーン』とか『幽☆遊☆白書』の人気をきっかけに、声優グラビア雑誌っていうのができて、なぜグラビア雑誌に自分が出ているのかってことが謎だったり…」と本音を明かしていました。

■緒方が激白!「緒方さんのワードローブごと運びましょう」

さらにここから、3人が過去の声優ブームの実体験を語ることに。

緒方さんは、「1990年代頃に、声優事務所が写真撮影にあまり慣れていなくて、写真集なのにスタイリストさんやヘアメイクさんが付いていないことがあって…」と話し出します。

「最初の自分の写真集のときに、打ち合わせに行ったら『え、スタイリスト必要ですか?』って言われて、『撮影当日にトラックを自宅に付けるので、緒方さんのワードローブごと運びましょう』って言われて。それに対してマネージャーが、『それはいいアイデアですね』って言ったんです」と、苦笑まじりに告白した緒方さんでした。

驚いた三ツ矢さんが、「今なんか、どんな若手の声優さんにもヘアメイク付いてきますよね」とコメントしたのをきっかけに、三ツ矢さん・浪川さん揃って「聞いてるか! 若手!(今の撮影環境があるのは)緒方さんのおかげだぞ!」とシャウトしていました。

ネット上では、「つまり緒方さんの写真集は、緒方さんの私服!?それってすごく貴重なのでは…」「冷静に考えて、三ツ矢雄二・浪川大輔・緒方恵美が並んでるこの画面ヤバい…」「緒方さんとのトーク、最高に素敵」などの声が上がっていました。

ほかにも、若手へのメッセージとして「新人にこそ個性が必要」といった貴重な意見も飛び出しました。

優業界を牽引してきた3人だからできる、見どころ満載の内容だったのではないでしょうか。

【番組情報】
動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】
https://youtu.be/O17kIje53rM

(文:くる美/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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