俳優の田中圭さんと千葉雄大さんがMCを務める音楽トーク番組「MUSIC BLOOD」(日本テレビ系)。6月11日放送回では、乃木坂46が出演。結成10年の歴史を振り返る中で、齊藤飛鳥さんの成長と優しさが話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■「華やかですね」「空気が浄化される」乃木坂46との共演に田中&千葉も歓喜
このあと、23:00~日本テレビ系「MUSIC BLOOD」に乃木坂46が出演致します✨
まもなく結成10周年!
少し早いですが、これまでの歴史を振り返ります😊ぜひご覧ください📺🎵#MUSICBLOOD#ごめんねFingerscrossed#乃木坂46https://t.co/2YVaPbRTtX pic.twitter.com/hDYbJa4eRy
— 乃木坂46 (@nogizaka46) June 11, 2021
番組冒頭、乃木坂46の登場に、「華やかですね」「空気が浄化される」と喜ぶ田中さんと千葉さん。
特に千葉さんは、白石麻衣さんと映画で共演した経験もあり、ライブに足を運んだ事や推定視聴者数72万人を記録した白石さんの卒業配信ライブも視聴した事を明かします。
そんな千葉さんに対し、田中さんは「ズルいのよ、いつも1人でやるから」とコメント。
千葉さんは「誘う義理はないから」と返し、スタジオは笑いに包まれました。
続いて、田中さんは齊藤さんに対し、結成時の年齢を質問。
中学1年生の13歳だったと答えると、「中学生なんてさ、クラスの皆とも馴染まなきゃいけないのにさ。クラスの皆どころじゃないじゃない?」と重ねて尋ねます。
齊藤さんは、「お姉さんメンバーのみんな優しかったので」と答えていました。
■乃木坂46の歩んだ10年「3つの独自路線」とは?
番組では今年、結成10周年を迎える乃木坂46の歴史を振り返りました。
まず最初に紹介されたのは、AKB48の公式ライバルとして結成された乃木坂46が、AKB48のステージに立ち、初めてパフォーマンスを披露する様子。
田中さんから、「実際、AKB48のライブを観ている人達の前でライバルが踊るって、どアウェーだよね。本当に最初はめっちゃ不安だったでしょ?」と質問が。
「よくわからないけど、大人の方たちが『ライバルだ、ライバルだ』と言って、作ってて。正直、同じ土俵に立てるわけないじゃないですか。まだ始まったばっかりだったので」と振り返る齊藤さん。
「子どもながらになんでそんなことさせるんだろうな」と、疑問に思っていた事を明かしました。
続いて、AKB48と同じ土俵に立つ為に乃木坂46が歩んできた3つの独自路線を紹介します。
1つ目は「衣装」。AKB48がミニスカートを多く用いているのに対して、乃木坂46は床寸を統一したロングスカートを採用。清楚で大人っぽいというイメージを築き上げます。
2つ目は「女性誌のファッションモデル」への進出です。これまでに22名もの専属モデルを輩出。多くの女性ファンを獲得しました。
3つ目は「センターを固定しない」。6枚目シングル「ガールズルール」以降、3作続けて同じメンバーがセンターを務めた事はなく、Wセンターも含め、これまでに12名のメンバーがセンターに抜擢されています。
田中さんから、初めてセンターになった時の心境を問われ、齊藤さんは「私のせいで売り上げが伸びなかったらどうしよう」と悩んだことを明かし、「(AKB48のように)総選挙がない分、何を基準にセンターになるのかがわからなくて。なんで選ばれてるのかがわからなくて怖かった」と、当時感じていたプレッシャーを振り返りました。
■齋藤の"成長"と"優しさ"に千葉も感動!「マジですげぇなって思う」
3つの独自路線を歩んだ結果、乃木坂46は「インフルエンサー」「シンクロニシティ」と2年連続でレコード大賞を獲得。
キャプテン・秋元真夏さんは、「AKB48さんは絶対に乃木坂46の前にあるもので、私たちもいつかは同じ土俵に立たなきゃいけないってずっと思って歩んできた中だった」と振り返りつつ、「2回連続でレコード大賞を獲れたのは少しでも前に進めたのかなって言うのは自信に繋がります」と語りました。
そんな乃木坂46も1・2期生の卒業が相次ぎ、先輩たちが培ってきたものを3・4期生へと継
承する世代交代の時期を迎えています。
その先頭に立つ一人が、6月9日に発売された27枚目シングル「ごめんねFingers crossed」で自身2度目となるセンターに抜擢された、遠藤さくらさん。
乃木坂46の歴史において、1期生以外のメンバーが複数回センターを務めるのは初めての出来事。
その重圧からか、MVの撮影中、遠藤さんは突如泣き出してしまいます。
そんな遠藤さんの様子に気づいたのが齊藤さんでした。
「なに? そんなに顔赤くなって」と寄り添い、「わかってる? 約束したからね。すぐ言って、本当に。なんかあった? 今なんかあるの?」と優しく声を掛けます。
遠藤さんの事を「昔の自分とすごく似てる」と言い、「お母さんのように何でもしてあげたくなる」と語る齊藤さん。
その様子に千葉さんは「結構、感動しません?」と言い、加入当初を振り返って「お姉さん方が優しくしてくれた」と語っていた齊藤さんが、「今は後輩を支える側になってるって言うのが、個人的にはマジですげぇなって思う」と感嘆していました。
■「支えてもらう方から支える方へ」ファンからも感動の声が殺到
このシーンに対するネット上での反響も大きく、「MV撮影のシーン滅茶苦茶感動した…あすかちゃん、えんぴーの事支えてあげてください」「後輩思いな優しい姿を見て、泣きそうになった!飛鳥ちゃんをより好きになった」「支えてもらう方から支える方へ。乃木坂のいいところがまた見れました!!」など多くの感想が投稿されていました。
自身もまた、"次世代エース"と呼ばれる中でプレッシャーと戦い、成長してきたという経験を持つからこその齊藤さんの優しさ。
互いに支え合い、前に進む、まさに乃木坂らしさが凝縮された印象的なシーンでしたね。
齊藤さんの成長と優しさを感じ、改めてぐっと心を掴まれたという方も多いのではないでしょうか。
(文:こじこじ)