6月22日、ピン芸人の永野さんのYouTubeチャンネル「永野CHANNEL」では、「聴かず嫌い名盤」の記念すべき第1回動画を公開。永野さんの毒舌がヒートアップし「神回」と話題になっています。
(画像:時事通信フォト)
■永野、あの名盤もこき下ろし「衝撃は無かった」
イギリスのロックバンド・レディオヘッドが2000年に発売したアルバムで、ロック界の伝説的名盤と称されるアルバム「KID A」。
今回の動画では、21年間聴かず嫌いのままできてしまった永野さんが初めて「KID A」を聴き、言いたいことを思うがままに言っていきます。
また、以前の動画で日本のレディオヘッドのファンのことを「当時レディオヘッドの聴いてる奴がろくでもなかったんですよ、全員」「レディオヘッド聴いてる奴って、白髪ヒゲでキャンプ行くんすよ」などさんざんこき下ろしてきた永野さん。
そのこともあり、今回の企画で「KID A」を聴くことになったのでした。
初めて聴いた感想は、率直に言って「まあまあ予想してた感じのアルバム」「衝撃は無かった」とのこと。
しかし、頭では理解していても身体がついていかないアルバムだとし、「すごいパンクなアルバム」「全部ぶっ壊しちゃえみたいな、攻撃アルバムみたいな気がして。当時のシーンに対する」と解釈します。
また、あまりに実験的過ぎてレディオヘッド本人たちも演奏していて楽しくなかったのではと想像。
そんな「KID A」を「2000年を代表する嫌がらせアルバム」と称し、リスナーが理解できなくて足掻く様を見て、当のレディオヘッドは笑っているのではないかとまで分析しました。
■ふたたび炎上必至!?永野「やっぱりクソです」レディオヘッドのファンを大否定…
そこまで言って、「で、やっぱりそこで思ったの」と永野さん。
「(当時のレディオヘッドに)群がってきた蟻どもは、やっぱりクソです!」と、ファンのこき下ろしへとつなげます。
「KID A」を聴き、パンクを感じたという永野さんは、「たぶんこれ音楽じゃないのよ。これ攻撃。これスローガン。凝り固まったロック界をぶっ壊すための」と分析。
そして、「それをそんじょそこらの奴らが一瞬で理解するじゃん!」「いかに当時のファンはクソで、ゴミみたいな連中が」「お前の環境音楽じゃないの!」と、当時のファンの浅さを徹底的に批判。
さらには「草食の線が細いキャンパーのガキに分かる訳ない!」「バカにすんじゃねーよ、レディオヘッドを! オイ!」とヒートアップ。
そんな永野さんにスタッフから笑いと拍手が起こります。
■永野のレディオヘッド論に視聴者「神回」
最終的には、「レディオヘッドのことを日本のレディオヘッドファンの人たちは好きかもしれないけど、レディオヘッドはあなたたちのこと好きじゃありません!」と、最後まで止まる所を知らない永野さんの毒舌。
ネット上では、「概ね、当時感じていたのに言語化できなかった事をこのタイミングで代弁してもらえるなんてなあ」「このシリーズ毎回神回の予感!」「レディオヘッドのキッドAがこのような形で語られるほど、ゴツゴツの岩の角が取れて丸くなるまで20年もかかったということだな」との声が上がっています。
永野さんの毒舌は、レディオヘッドの凄さを認めているがゆえのもの。
レディオヘッドのファンはもちろん、永野さんのトークを聞いて「KID A」に興味を持った視聴者も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
永野CHANNEL
https://www.youtube.com/watch?v=0jv7HUDYj60
(文:二木もなか)