1月29日に公開された、声優・宮野真守さんのYouTubeチャンネル「宮野真守」で配信されたKREVAさんとの対談が、「神回」と話題になりました。
(画像:時事通信フォト)
■スペシャルな対談が実現!KREVAとの出会いや共演秘話を披露
今回の動画は、宮野さんがさまざまな企画をする「Road to LIVING!」でKREVAさんを招き、対談しました。
早速、宮野さんに紹介されたKREVAさんは、「どうもKREVAです」と、か細い声で自己紹介をします。
思わず宮野さんは「声小さい…」と笑いつつ、「大物ってね、声小さいんですよ」とフォロー。
その後は陽気なKREVAに戻り、対談がスタート。
2人の出会いのきっかけは、KREVAさんの音楽劇「最高はひとつじゃない」で宮野さんがオファーをもらい、そこから交流が始まったそう。
当時の宮野さんについて、KREVAさんは「度肝抜かれました。こんな表現力の人間がいるんだと本当に思いました」と大絶賛。
宮野さんは、参加した音楽劇の雰囲気についても、現場でスタッフやKREVAさんが盛り上げてくれたことに、「心地よかったっていうのがありますよね」と率直な感想を述べました。
KREVAさんの制作する楽曲についても、「リリックの力がある」と絶賛する宮野さん。
そこからKREVAさんは楽曲制作の裏話について貴重な話を披露します。
■宮野、KREVAと対談で発覚?「久保田利伸の弟子みたいなもん」
2012年4月に発売された宮野さんのアルバム「FANTASISTA」の中に収録された「FANTASISTA」で、KREVAさんに楽曲提供をしてもらった宮野さん。
ラップ指導を直接受けた時に、「リズムの取り方の話が印象的で」と話します。
そこから宮野さん自身もリズムの取り方が変わったと告白。
KREVAさんは、「それは俺が久保田利伸とやって、そのポケット(リズムの取り方)が広がった部分なのね」と影響を受けた人物として、歌手・久保田さんを挙げていました。
久保田さんのリズム法をいろいろな人へ伝承していっていると話すKREVAさんは、「だから久保田利伸の弟子みたいなもんだよ」と笑いを誘い、盛り上がります。
そして話は、楽曲提供した「FANTASISTA」の話に。
KREVAさんは、「メロディが降りてきた瞬間の事を覚えている」と当時の様子を再現。
寝ていて急にメロディが降りてきたKREVAさんは、「こんな良いメロディが急に出てくるわけない」と起き上がり、録音したと言います。
歌詞制作の中でKREVAさんは、それぞれいろんなイメージを持ちながら役に向き合う宮野さんに「"全部引き受けてやる"を歌詞にしたつもり」と語ります。
このコロナ禍で宮野さんは、歌詞に込められた想いが「なんとまた、新しいエネルギーをもらえるメッセージなんだろう」と感銘を受けたと話します。
その瞬間だけの歌にしないように歌詞制作をしているKREVAさんは、時を重ねても「人にフィットする歌になれるんじゃないかと思っている」と自負。
そんな真面目な話に少し照れてきた様子のKREVAさんは、「しりとりとかする?」と場を和ませていました。
■濃密な音楽トークに『神回』の声
宮野さんは、「KREVAさんと出会ってから音楽にいっぱい学びがあったなと思います」と感謝の気持ちを伝えると、KREVAさんは「お金ください」と冗談で返し大爆笑。
最後は、再共演や歌のコラボを約束し、動画は終了しました。
ネット上では、「KREVAさんカッコよすぎんかい」「FANTASISTAの製作の話を、お二人から直接聞けるなんてすごい…」「はぁ、神回ですね…」と言ったスペシャルな対談に喜びの声が上がっていました。
二人の音楽に対する真剣な想いを聞けて、ますます好きになってしまったファンは多いのではないでしょうか。
【番組情報】
宮野真守
https://www.youtube.com/watch?v=OwCbFQvvdRE
(文:戸坂あさみ)