3月16日、音楽プロデューサー・松隈ケンタさんのYouTubeチャンネル「松隈ケンタ」では、テレビ番組などの「口パク」問題について解説する動画を公開。プロが語る口パクの真実が話題を集めています。
■プロ目線で“歌手の口パク”の真実を大暴露!松隈「そんなリスキーなことやるなら歌った方がいい」
音楽に関する視聴者の質問に答えていくシリーズ「教えて松隈さん!」。
今回は、「実は口パクのほうが難しいということはありますか」「口パクを見抜くことはできますか」という質問に答えていきます。
まず、「口パクを見抜くことは僕は出来ません」と断言する松隈さん。なぜなら、歌手は必ず声を出しているはずだからと言います。
「歌っているけれども、マイクの音を放送に乗せていないっていうのが口パクの正解」なのだそう。
また、「一部分だけ歌ってる場合もありますし、全部歌ってる場合もあります」とのことで、コーラス部分は歌っていない場合もあるなど、アーティストによって対応の仕方は様々なのだそうです。
「実は口パクのほうが難しいということはありますか」という質問に対しては、「どう考えても難しいでしょ」と松隈さん。
「口パクって、歌詞を一文字でも間違えたり歌を切る場所を間違えたら、それバレちゃうじゃないですか」と言い、歌詞を間違えてはいけないため口パクは難しいと語ります。
「だからこんなに緊張することありませんよ」と松隈さん。
たとえば、ライブなどで歌手が歌詞を間違えることはよくあると言います。
それに比べると口パクは、「ものすごく練習と心の準備が必要なので、そんなリスキーなことやるなら歌った方がいいんじゃねっていうのは、僕個人的には思いますけどね」と結論付けました。
■口パクは良い?悪い?松隈の答えは…
口パクの賛否に関しては、「ちょっとノーコメントで」と松隈さん。
口パク否定派の人については「ライブを見に行けばいいだけの話なので」と言い、テレビの歌番組などと生のコンサートは別物であることを強調します。
そして、歌を衣装に例えて「衣装さんが持ってきた衣装を着るのはおかしい、自分の自前の衣装で出ないとリアルじゃないっていうのも言わなきゃいけなくなってきちゃう」と解説。
「それはもういちいち言わんでよくない? っていう感じはします」と、口パクは善し悪しの問題ではないと言います。
最後には「口パクかどうかというところはあまり気にせず、音楽を楽しんでいただければと思います」と総括しました。
■プロ目線の解説動画に視聴者「勉強になった」
口パクの他にも、生番組のバンド演奏の裏側などについても解説した今回の動画。
ネット上では「たくさん勉強になって面白かったです」「いつも話し方が分かりやすいです」「サビだけ口パクにするっていうパターンっていうのもあるというのを初めて知りました」との声が上がっています。
松隈さんの分かりやすい解説で、ずっと知りたかった疑問が解消された視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
松隈ケンタ
https://www.youtube.com/watch?v=X_Av5LbVplg
(文:二木もなか)