10月30日に、関ジャニ∞ 15周年記念ライブのDVD&Blu-ray「十五祭」がリリースされました。今回のツアーは、全ての演出をメンバーの大倉忠義さんが担当。作品を鑑賞したエイター(関ジャニ∞ファン)の間では、改めて「演出が最高」「これ以上はない」と話題になっています。
関ジャニ∞15周年&"アイドル錦戸亮"最後のステージ。大倉忠義が演出に込めた想いとは…?
「十五祭」は、2019年7月から9月にかけて行った、5大ドームツアー。関ジャニ∞15周年を記念すると同時に、錦戸亮さん最後のステージとなりました。
9月7日に放送されたラジオ「オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん」(ニッポン放送)では、大倉さんが「十五祭」の演出について思いを明かしました。
大倉さんは、「どうやったら一番全員の近くに行けるんだろう……とか(考えた)。17年、18年応援してくれる人たちも懐かしく思えるような、いつファンになってくれた人たちも楽しめるような公演になって欲しかった」とコメント。
ライブDVD&Blu-rayのオープニング映像では、関ジャニ∞が初めてステージに立った、大阪松竹座の開演前を再現。
大倉さんの意図は、「オープニングの映像で、松竹座のブザーが鳴るんですね。多分ほぼほぼ(十五祭に来たエイターは)15年前の僕たちには会えてないんですよ。でも、15年前の松竹座に皆を連れて行きたかったんです」とのこと。
「十五祭」の会場には、元メンバーの渋谷すばるさん、内博貴さんを含む8体のBOY(人形のオブジェ)が飾られたり、ライブ中に8人の映像を使用したりと、関ジャニ∞の歴史を感じられる演出も。
大倉さんは「すばるくん、内もおったし、それも嘘にはしたくない公演にしたかった。最近はバンドも多かったから、バンドじゃない自分たちの魅力もちゃんと知って欲しかったし。(中略)俺らとファンのためのライブだから。それをめちゃくちゃ大事にしたかった」と、自身の思いをリスナーに届けました。
DVD&Blu-ray「十五祭」発売!エイター絶賛のライブ本編を映像化!
DVD&Blu-rayの本編には、"なにわの日"である2019年7月28日の京セラドーム大阪公演を収録。セットリストや映像、カメラワークなど、細部までこだわり抜いたライブを見ることが出来ます。
1曲目は、「∞ o'clock 19」。「∞ o'clock」は、関ジャニ∞が作詞を手掛けた、メンバーの自己紹介曲で、デビュー初期から歌っています。
2005年Ver.と 2008年Ver.に続き、今回新たに、2019年Ver.の歌詞が制作されました。
ライブ序盤は、錦戸さんが作詞・作曲を手掛けた「月曜から御めかし」、エイターから熱い支持があるダンス曲「ブリュレ」などを披露。
ユニット曲は、安田章大&錦戸「アイスクリーム」、丸山隆平&大倉「二人の花」、横山裕&村上信五「はにかみオブリガード」の3曲。
「二人の花」と「はにかみオブリガード」は、これまでエイターの間で映像化が熱望されていた楽曲。安田さんと錦戸さんの可愛らしさが際立つ「アイスクリーム」も非常に人気が高く、「ユニット選びのセンスが神」と話題を呼んでいます。
中盤は、これまで一度もライブで披露されていなかった、「Street Blues」や「ナイナイアイラブユー」、「花であれ」、「ロイヤルミルクストーリー」など、貴重な楽曲のオンパレード。
バンドパートでは、錦戸さん主演のドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(フジテレビ系)の主題歌「crystal」をライブ初披露。
その後、エイターから根強い人気があり、錦戸さんが一番好きな曲と語ったこともある「ローリング・コースター」、錦戸さんが作詞・作曲を手がけた「Tokyoholic」へと続きます。
終盤は、関ジャニ∞のライブで定番の「勝手に仕上がれ」、アニバーサリーイヤーには絶対に外せない「LIFE~目の前の向こうへ~」を披露。
そして最後の楽曲は、出会いと別れ、始まりを歌った「咲く、今。」。
さらにアンコールでは、今までのシングル曲を詰め込んだ「十五祭シングルメドレー」を披露。
しんみりして終わるのではなく、最後はエイターを笑顔にしてくれるのが、なんとも関ジャニ∞らしい演出だったのではないでしょうか。
ラストは「ひとつのうた」を歌い、終演。「ひとつのうた」は、"夢を抱き、泣いたり笑ったりしながら、いつまでも肩を並べて歩いていこう"という内容の、エイトとエイターが"ひとつ"になれる楽曲です。
DVD&Blu-rayの「十五祭」には本編以外にも、メイキング映像や豊富な特典映像を収録。このライブが、どれほどエイターを思って作られたものなのかを感じられる、素晴らしい作品ではないでしょうか。
大倉さんの愛が詰まった演出に、改めて「最高」「感謝しかない」との声
大倉さんは、前出のラジオ冒頭にて、錦戸さんの退所や「十五祭」についての思いを綴った、約10分間の「手紙」を読み上げました。
手紙の中では「同期の亮ちゃん、ヤス、丸とは、出会って約22年。僕にとっては唯一ですね、幼なじみのような存在です。たくさんの時間を過ごして、喜び、悲しみ、いろんなことを分け合ってここまで過ごしてきました。」と語り、錦戸さんの脱退についても「すげえ寂しいですね……」と自身の正直な気持ちを明かしています。
ライブ本編やメイキング映像を鑑賞後、改めて大倉さんの言葉を思い出すと、よりメンバーへの思いが伝わってくるのではないでしょうか。
演出についても、「何一つ、嘘はついていないつもりですし、全ての演出に意味を持たせたつもりです。なので、メンバーは何も悪くない」「納得いかないことがあるなら、僕の演出が間違っていたということです。責めるなら僕を責めてください」とコメント。
これに対し、ネット上では「肉声で思いを届けてくれてありがとう」「これを堂々と言える大倉さんはかっこいい」「責めること何もないし感謝しかない」といった反響がありました。
DVD&Blu-ray発売後、作品を鑑賞したエイターからは「大倉さんが細部までこだわって演出してくれたことが分かる」「大倉くんは演出の天才なの?」「セトリや演出、本当に最高でした」「あれ以上のライブなんて無かったよ」と、感謝の声が上がっています。
ライブ「十五祭」のDVD&Blu-rayは現在発売中。これからも関ジャニ∞を応援していきたいという気持ちにさせてくれる作品ではないでしょうか。大倉さんの言葉通り、「俺らとファンのため」が実現された、最高のライブをぜひご覧になってみて下さい。
(文:アイドル担当ライター Rei)