7月31日放送の「夜バゲット」(日本テレビ)では、映画「竜とそばかすの姫」の細田守監督が出演。物語のキーキャラクター・竜役に佐藤健さんを起用した理由を明かし、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■細田、中村の表現力を絶賛
今週の夜バゲットは🥖
大ヒット上映中 #竜とそばかすの姫🐉細田守監督がスタジオに❗️#ヒロアカ 劇場版最新作の魅力を声優陣と #吉沢亮 が語る🗣#バンクシー展 と夜バゲがコラボ‼️オリジナルグッズを紹介🎊— 夜バゲット (@yoru_baguette) July 28, 2021
「竜とそばかすの姫」で、主人公・内藤鈴、仮想世界<U>の歌姫・ベルの声を担当したのは、シンガーソングライターの中村佳穂さん。
中村さんについて細田監督は、「日本の新しいミュージシャンの中でも、みんなが聴いている人ですよ。で、僕も実は聴いてて、まさかね、この映画の主演と歌を歌ってくれることになるとはね、思わなかったですよね」とコメント。
郡司恭子アナウンサーが、「中村さんの声ってとっても不思議で、歌声の時は本当に声と音に現れてるのに、鈴ちゃんの時には少女の不安定さみたいなものが声に現れてて…。『本当に同じ人?』っていうような印象がありましたが」と話を振ります。
細田監督は、「それは、彼女自身がその、俳優経験はないけど、やっぱ歌を通して伝える力ってめちゃくちゃあって、やっぱ表現力がすごいんですよ。有り余る表現力が、そのまま役もしっかりとつかんで表現できる、人物を表現できるっていう風になったんだと思うんですよね」と、中村さんの表現力を絶賛。
続けて、「だから最初ね、アフレコでやって来て1時間ぐらいは中村佳穂なんですけど、やっと鈴になるみたいなね…。何となく切り替わっていくんですよね」と、裏話を明かしました。
■細田『竜とそばかすの姫』で佐藤をイメージして絵コンテを描いていた!「最初からもう決めてたと言ってもいい」
劇中のキーキャラクター・竜を演じたのは、佐藤さん。
佐藤さんについて、細田監督は「僕はね、ずっと竜の声は最初っから健くんじゃないかと、実はね、最初からもう決めてたと言ってもいいかな」とコメント。
「全然ね、キャスティングが始まる前から、きっと竜は健くんだっていうようなことをピンとくる所があって、絵コンテ描きながらね、すごくこう…なんとなく健くんをイメージしながら描いてる所があったりしたんで」と、絵コンテの段階で竜役は佐藤さんをイメージしていたことを明かします。
また、「こうやって引き受けてくれたから良いけど、断れたら困っちゃう」と、オファーを受けてくれた佐藤さんに感謝を述べていました。
今回の放送にはネット上で、「やっぱり竜は当て書きだったんだーってわかって大興奮。健さん、オファーを受けてくれてありがとうですね」「『竜の声は最初から健くんじゃないかと決めてた。竜は健くんとピントくる所があった。絵コンテ書きながら健くんをイメージしながら書いた』との話に感動」。「細田監督が絵コンテの時から佐藤健さんを竜役にイメージしてたという話を聞けたのが良かった」などのコメントが上がっています。
細田監督が、キャストが決まる前から佐藤さんをイメージして絵コンテを描いていたいうエピソードは驚きですね。
(文:かんだがわのぞみ)