毎週火曜日深夜1時から放送のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)。12月10日の放送では、ゲストに俳優・松重豊さんが登場。二人が醸し出す雰囲気と、音楽や役者について熱く語った言葉が話題になりました。
(画像:時事通信フォト)
松重豊「ホントに嫌なんだよね」ジャンケンにクレーム?
今夜の星野源のオールナイトニッポンは、ゲストに松重豊さんが登場!
交互に好きな音楽を流しながら、時間が足りなくなってしまうほど濃密な音楽談義をお送りしました。
松重さん、お越しいただきありがとうございました!↓今夜の放送はこちらhttps://t.co/kHyuAHHkXH#星野源ANN #深夜の音楽食堂 pic.twitter.com/dpIPikYGQ8
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) December 10, 2019
今回の放送では、星野さんとプライベートでも親交が深いという松重さんが登場しました。
音楽好きな二人で行ったのは、"交互に好きな音楽をかけ、音楽について語る"という企画。
松重さんも、毎週火曜日深夜に放送されている自身のラジオ「深夜の音楽食堂」(FMヨコハマ)で音楽を語っているとのことで、「火曜の夜は、音楽好きにしちゃうぞ」と楽しそうにコメントしました。
交互に音楽をかけるということで、まずは先攻を決めるジャンケンをする二人。
しかし、ここで松重さんが「最初はグーって、言う?」と唐突に疑問を提示。
星野さんが「割と言いますね」と答えると、松重さんは「ホントに嫌なんだよね。最初はグーって言うことによって、世の中の人がどれだけの時間を無駄に使ってるかわからない」と熱弁し、星野さんは大爆笑。
結局、星野さんは松重さんの意見に同意し、「最初はグー」を省いたジャンケンをすることに。
すると松重さんがパー、星野さんがグーを出し、松重さんの勝利。星野さんは「最初はグーの名残で、グー出しちゃいました」とコメントし、笑いを誘いました。
星野が影響を受けたのは『細野晴臣』その"共通点"とは…?
番組途中、リスナーから松重さんへ届いた「影響を受けた人はいますか?」という質問を紹介しました。
星野さんが「僕だったら、細野晴臣さんとか」と次々と人物名を挙げていく中、松重さんは少し考えて「いろんな人を瞬間的に素敵だなって思って、吸収しようとかって思うんだけど、長続きしないんだよね。瞬間的にひゅっと盗んで、っていう感じで、ずるく生きてきたから」とコメント。
星野さんに対して「いいな。細野さんみたいにさ、この人に憧れてこうなりたいっていうのがあればさ、指針があるなって思って」と本音を吐露しました。
また、星野さんが、演出もしながら演技をする宮藤官九郎さん、プロデュースもしながら自らも歌う細野晴臣さんについて「その独特さみたいなのは、憧れるっていうか……それの魅力が好きですね」と敬意を示しました。
それに対して松重さんは、「まさに、今の星野君がやってることが、まずそこなんだけどね」と、共通点がすでにあると指摘。
そして、「そういう立脚点があるっていうのが羨ましいし、そういう人の立ち方の強さっていうのがあるな、とは思う」と絶賛しました。
星野さんも、松重さんのお芝居に対して「松重さんしかできない立ち方をされてて、それがほかの役者さんにはない要素だと思う」と大絶賛。
松重さんは「長いことやってるだけですよ。長いことたまたまやってきたんでね、そういう風に見える時もあるかもしれない」と謙遜し、「何者にもならないようにしようと思ってるだけですけどね」とコメント。
それを聞いた星野さんは「素晴らしい」とポツリと呟きました。
星野が松重と語った"役者談義"に「最高」の声!
思いのほか、役者談義に花が咲いた二人。松重さんは「第2部の人たちに、今回辞めてもらう?」「5時以降はどこかの居酒屋でもなんでも」と延長を希望し、笑いが起こりました。
ネット上では、番組を聞いたリスナーから「尊敬しあったり負けじとアレが、コレが良い!と競い合い笑いあう。年齢を超えて楽しさが伝わりましたよ!」「松重さんの、若い役者もリスペクトする姿勢が、音楽の趣味にも表れてるな~!」「やっぱりこの2人の醸し出す雰囲気は最高だなぁ」などの声が上がりました。
音楽談義や役者談義、その他雑談に至るすべてが素敵な空間だった今回の放送。二人のトークをもっと聞きたいと思ったリスナーも多かったのではないでしょうか。
今回の放送はタイムフリーでも聴くことが出来ますので、聞き逃した方はぜひチェックしてみてくださいね。
http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20191211010000
(文:藤峰あき)