毎週火曜日深夜1時から放送のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)。4月13日の放送では、星野さんが文章中の「苦笑」の使い方に気を付けていると明かし、話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■星野、"苦笑"に違和感
今夜の #星野源ANN にはなんと、「オールナイトニッポンX」火曜担当のYOASOBIのお二人が急遽スペシャルゲストとして登場!
“煽りikura”やメロンパンの食べ方のお話など、お二人と初トークしました。
Ayaseさん、ikuraさんありがとうございました!今夜の放送はこちら↓https://t.co/QvWlsnWW3S pic.twitter.com/hkUK0clAnC
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) April 13, 2021
今週の放送では、メールテーマを「誰かに注意されて直した事」に設定した星野さん。
すると、リスナーから「電話で話している時、普通に笑っているつもりでも、相手には作り笑いに聞こえるみたいです。気を付けようと思います」という趣旨のメールが到着。
星野さんは、「そういうのあるよね~。わかるわ。本人はそのつもりじゃないパターンね」と同意しながら、「時折思い出すんだけど…」と切り出し、自身の体験談を語り始めました。
10年程前、星野さんがとある編集者と仕事のやりとりをしていると、文章の終わりに「(苦笑)」の付いたメールが届いたとのこと。
星野さんは、「例えば、(笑)みたいなのは日常的にも使うし、"笑"とかさ。自分ではあんまり使わないけど"w"とか、いろいろあるじゃない? そういう感じで、(苦笑)っていうのがあったの」と説明し、「それが、僕に宛てての言葉のおしりに(苦笑)ってついてたの。それって、めちゃめちゃバカにされてる感じがしたの」と当時の心境を語りました。
■星野「それって意図的ですか?」
続けて、星野さんは「その文言の細かいのは忘れたけど、『源さんって○○ですよね?(苦笑)』みたいな感じだったの。それ、すごくバカにしてるじゃん?」「例えばインタビューとかで、自分のことで『昔、○○だったんですよね(苦笑)』ならわかるじゃん? でも人に宛てて(苦笑)はダメだよと思って」とコメント。
「本当に俺の事をめちゃめちゃバカにしてるのか、笑いなんだけど困った笑いみたいのを表現したくてそれを書いてるのか、どっちなんだろうと思って」と、自分の中で疑問が生まれたそうです。
そこで、「スルーしようかどうしようか、すごく迷って」と悩んだ星野さんですが、最終的に「(苦笑)って、人をバカにしてる感じになるんですけど、それって意図的ですか?」と尋ねてみたのだとか。
すると、その編集者からは「意図的じゃなかったです!」と返答があったそうで、星野さんは「それまでその人は、(苦笑)を多分いっぱい使ってたんだと思うんだよね。自分もそういうのがあったら嫌だな、と思って。気を付けなきゃと思った」と語りました。
■キッパリ指摘した星野に「めっちゃかっこいいな」の声
それ以降、自身のインタビュー原稿が完成した時などは「(笑)ってしてるところが(苦笑)になってる時とかが結構あって。『この時、(苦笑)ってやるべきだろうか…』ってすごく思って、苦だけ消したりする」と明かした星野さん。
ネット上では、番組を聞いたリスナーから「(苦笑)をスルーしなかった星野源、めっちゃかっこいいな」「文字から受ける印象って自分の意図と違って伝わることがあるから、やっぱり気をつけなきゃって改めて思った。それを注意してくれる人もなかなかいないしなぁ」「指摘してあげた源さん優しいな」などの声が上がりました。
相手の文章への違和感をスルーせず、しっかり指摘したという星野さん。
顔が見えない文章だからこそ、言葉の使い方には気を付けようと再確認したリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
星野源のオールナイトニッポン
https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20210414010000
(文:藤峰あき)