1月1日放送の「あたらしいテレビ 2021」(NHK総合)では、星野源さんがVTRで登場。反響が大きかった「うちで踊ろう」の制作意図を解説し、話題を集めました。
(画像:時事)
■星野が明かした"苦悩と葛藤"「僕は外に出てドラマの撮影を…」『うちで踊ろう』制作意図を激白!
星野源が、このあと22:00〜放送のNHK総合「あたらしいテレビ 2021」にインタビュー出演します!https://t.co/aldES8PRIP#あたらしいテレビ #星野源
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) January 1, 2021
星野さんというと、大晦日の「第71回NHK紅白歌合戦」で、昨年社会現象となった「うちで踊ろう」に2番を加えた特別バージョン「うちで踊ろう(大晦日)」を披露したことが話題を集めました。
星野さんにどのような思いでこの曲を作ったのか聞いてみると、「外出自粛ってなった時に、ちょっとどうなっちゃうだろうなっていうのが、世の中が、自分も含めてなんですけど…不安があったので、そうなる前に何か出来ないかなっていうのは、こう、考えてはいたんですけど」とコメント。
続けて、「その時も僕は、外に出てドラマの撮影をしなきゃいけなくて、家にいたい気持ちはあるけれども、もちろん仕事もしなきゃいけない、仕事もしたい。その中でアーティストだったり俳優として、公に何かメッセージを言うみたいな時に、『おうちにいましょう』って僕は言えないなと思ったんですよ」と葛藤を抱えていたことを明かします。
そのことも踏まえて星野さんは、「でも、自分なりの伝え方みたいなものがないかなと思った時に、あっそっか、『おうち』って言うともう『家』限定になるけど、『おうち』から『お』を取っちゃえば『内』になるから…。どの内側でも、言い訳で、例えばそれは家の内側でもいいし、通勤途中の電車の内側でもいいし、そもそも病院で入院されてる方は病院の内側でもいいし、体が動かしにくい方は心の内側でもいいし、色んな解釈が出来る」と歌詞に込めたメッセージを解説。
■星野が「うちで踊ろう」に込めたメッセージに反響
また、星野さんは「『心が踊る』っていう言葉があるけども、うちで踊ろっていうことがイコール心を躍らせるように、何かをこう…。『うちにいましょうね』みたいな注意っぽい言い方じゃない言い方が出来るんじゃないかなという」とコメント。
続けて、「で、それがどうしても仕事に行かなきゃいけない人たちにも届いてほしいなって思ったので、なんかそういう歌詞になっていきました」と歌詞の表現にも気を配ったことを明かします。
さらに、「うちで踊ろう」の反響の大きさをどう思ったのか聞いてみると、「医療従事者からのメールで、今本当に大変なんですけど、ロッカールームでこのタグを見るのがすごく癒やされますとか…。なんかそれがそういう言葉にも自分が元気づけられるというか、勇気をもらうっていうんですかね。自分もなんか闘わなきゃっていうような気持ちで、やって良かったなってすごく思います」と率直な言葉で本心を打ち明けました。
今回の放送にはネット上で、「やはり源さんの詞は誰にも寄り添い、押し付けがましくない。簡単のようでいて、とても難しいこと。距離感が絶妙なのだ」「改めて思った、ほんとに素敵な曲だなて。今年もこの曲に助けられそう」「源さんはいつも漏れる人が出ない様に全方位に気を遣っているよね。本当に思慮深い。みんなのコメントもうれしい」などのコメントがあがっています。
星野さん本人が「うちで踊ろう」を解説するのが、貴重でしたね。
特に、言葉の1つ1つに対する気の配り方が、素晴らしいと感じられたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)