6月2日放送の「芸人先生」(NHK Eテレ)に、お笑いコンビ・チョコレートプラネットが登場。チョコレートプラネットは、多忙な日々の中でも新しいアイデアを生み出す発想法について語り、話題を集めました。
(画像:時事)
■チョコプラが「芸人先生」に登場
今回、チョコレートプラネットは先生になり、ビールメーカーの社員に講義を行うことになります。
社員の1人が、忙しくてアイデアを考える時間が無いという悩みを伝えると、チョコレートプラネット・長田庄平さんは、スキマ時間を有効に活用することを提案。
ただし、長田さんはスキマ時間にガッツリとネタを考えるのではなくて、日常生活でアイデアのタネを何個か見つけることが大事だと強調します。
具体例として、長田さんは自宅にインターネット接続の工事にやって来た業者の様子を見て、"特殊な道具"と"業者の雰囲気"が面白いと感じたエピソードを紹介。
それをアイデアのタネとして取っておき、後日、膨らませてコント用のネタを作ったとのこと。
また、長田さんは"TT兄弟"の手を広げた時の距離感がソーシャルディスタンスに丁度良いということで、TT兄弟をソーシャルディスタンスをテーマにしたネタにアレンジしたことを明かします。
その上で長田さんは「日々の訓練」という言葉を使い、ボーッとしている中でも、アイデアのタネを探す頭にしておくことが重要と強調。
続けて、長田さんはアイデアのタネを見つける時は、脳をニュートラルな状態にしておくと良いと持論を展開しました。
■長田「タネって腐らないですから」ネタ作りの発想法が話題!様々な職種で役に立つ?
先ほどとは別の社員は、タネを見つけた後、それを形にするのはどうしたら良いのか、質問します。
すると、長田さんは自分だけでやるのは大変とした上で、「こういうネタがあったんだけどって相方に振って、それを2人で広げていく」と、他の人にアイデアを伝えて、それを育ててもらうのが良いのではと伝えます。
松尾駿さんも「自分だけでなんとかしようとしないってことじゃない」とコメント。
松尾さんは、スキマ時間に変な声を出していた際、長田さんを含めた周りの人が、IKKOさんに似ていると指摘したエピソードを紹介。
それで自分の声がIKKOさんに似ていると気づいた松尾さんは、そこからモノマネをやるようになったそう。
松尾さんは、自分1人で抱え込まずに、人に聞いたり委ねたり、時間を置いてから考えてみたりすると、形にしやすいと力説します。
また、長田さんは「タネだけ探すことに集中すれば気が楽」と、アイデアのタネ探しと企画作りは別々の時間でやった方が良いとアドバイス。
気になった物をスマホで撮影してメモを残しているという長田さんは、「タネって腐らないですから、いつか花開くかもしれないので、常にタネの在庫をいっぱい揃えてた方が絶対良いと思います」と語り、この日の講義をまとめました。
今回の放送にはネット上で、「これはすごい!アイデアのタネの見つけ方、寝かせ方、広げ方めちゃくちゃ参考になります」「おもしろいなー。仕事って考え方によって今よりもっと楽しくなるな」「チョコプラさんすごいわ。これわたしたちの職種でもすごく大事なこと。タネは腐らないからたくさん集めておく。そのタネはいつか大きな木になるかもしれないから。ほんとそうだわ。すごくネタの種類もアイデアも豊富な2人が言うことの説得力よ。さすがすぎる」などのコメントが上がっています。
チョコレートプラネットの発想法は、お笑いだけでなく、様々な業種で役に立つものだったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)