山田孝之、業界の闇に苦言「良いものができるわけがない」テコ入れに意気込み

投稿日:2021/06/05 9:40 更新日:

6月4日放送の「A-Studio+」(TBS系)では、山田孝之さんがゲストとして登場。山田さんはNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で主演を務めている清原果耶さんの演技に涙したことを明かし、話題を集めました。

(画像:時事)

■山田、業界の闇に苦言「良いものができるわけがない」テコ入れに意気込み

今回は俳優、歌手、映画監督と、マルチに活躍する山田さんがゲストとして登場。

山田さんは、2019年に公開された映画「デイアンドナイト」でプロデューサーを担当しました。

そうした経験を踏まえ、山田さんは「これ見てる方々も印象としてあると思いますけど。やっぱり芸能界だったり映像業界とかだったり、色んな闇は間違いなくあって」と業界の闇について言及。

「それを少しでもね、なんかこう…。今俳優をやってる後輩たちもそうだし、まだ俳優じゃない、いつか俳優になりたいと思うかもしれない人たちのために、少しでもよくしておかないと、多分もう良い人材が集まってこなくなっちゃうので」と、業界の未来に危機感を抱いてることを明かします。

続けて、「もうだって今ね、色々TikTokerとかInstagramer、YouTuberとかも増えてきてるので、表現するっていう場所は…。でもそこの中でお芝居っていうもの、自分のスケジュールを切って劇場まで足を運んで、お金を払って暗い空間で集中して見るっていうのはすごい特別なので」とコメント。

さらに、「そこのちゃんと価値をみんながわかっていて、もっと良いものを作るためには、まず現場の環境から作らないと。寝る間もなかったりするじゃないですか、ドラマとかって…。寝る間もない状態で作って、良いものができるわけがないので」と、業界の労働環境を改善していきたいと力説しました。

■山田が業界の改善を訴える

ここで、「デイアンドナイト」で共同プロデュースを担当した映画プロデューサー・伊藤主税さんを取材したMCのKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんが、「それこそ撮影終わって8時間あけるっていう」と話を振ります。

すると、山田さんは「そうですね。それは『デイアンドナイト』っていう作品を初めて一緒に作った時に、その時はいっぱいいっぱいだったんでそこは思いつかなかった。終わった時にこれはやっぱ作るべきだって言って、この前『ゾッキ』というものを一緒に共同プロデューサーで僕、監督もやって」とコメント。

続けて、「これを2作目として伊藤さんとは作りましたけど、まあそういうことを取り組みを取り入れて。まず寝る時間をつくってちゃんと儲かったら、みんなでわけようよっていうことを伊藤さんとやってきましょうと、今話しながら試行錯誤しながらやってますね」と、労働環境の改善を図っていることを明かします。

■山田が演技に涙したのはあの朝ドラ女優

また、藤ヶ谷さんは「『デイアンドナイト』で奈々を見つけた時に…山田さん泣かれてて」と、劇中で大野奈々を演じた清原さんの話題を出します。

山田さんは、「清原さんのお芝居見た時に、僕だけじゃないすよ。結構何人か涙出ちゃってましたよ。もう圧倒的ですごすぎて、芝居が、いまだに共演したことなくて、共演したい気持ちもあるけど怖いって気持ちもあります。もう見てるから、芝居を僕、プロデューサーとして」と語り、清原さんの演技を絶賛しました。

■山田出演の「A-Studio+」に反響

今回の放送にはネット上で、「清原果耶さんは芝居がすごすぎると山田孝之が絶賛してる!」「『寝る間もなく作った作品が良いもののはずがない』と言ってて素敵だなと思った」「最近、山田孝之がメディアに出て演技の表現力とか映画やドラマの裏側を語ってるのがすごく勉強になる。多分業界ならではのデリケートな部分とかもあるんだろうけど、できるだけ赤裸々に語ってくれるってすごいと思う」などのコメントが上がっています。

山田さんが自分のことではなく、業界の悪い部分を改善していきたいと熱い言葉で語るのが印象的でした。

(文:かんだがわのぞみ)

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