毎週木曜深夜放送の「じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告～」（テレビ東京系）。
4月20日の放送では、戦力外通告を言い渡された元プロ野球選手の第2の人生が話題となっています。
（画像：時事）
■戦力外通告から【第二の人生】元千葉ロッテ大嶺祐太の現在「全然今の方がしんどいです」
テレビ東京「じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告～」
ドラフト1位から戦力外通告…元プロ野球選手の今#TVer #じっくり聞いタロウ #名倉潤 #河本準一https://t.co/0RWfRzWFIT— TVer【公式】 (@TVer_info) April 20, 2023
番組で紹介されたのは、元千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太さん。
大嶺さんは沖縄県立八重山商工高等学校のエースピッチャーとして2006年に春夏共に甲子園出場を果たした後、2007年入団のドラフト会議でロッテから1位指名され、入団時の契約金は推定1億円とされていた期待の若手でした。
加入直後から1軍のマウンドで活躍を続けたものの、ケガをきっかけになかなか成績が振るわなくなり、2022年限りで現役を引退していました。
引退からおよそ5ヶ月が経過したという大嶺さんは、スラっとした体型になっており、「6kgくらい痩せました。現役中よりも明らかに食事の量が減ったので」と明かしました。
そんな大嶺さんは現在、神田駅付近に友人と共同で焼き鳥屋をオープンさせ、今は接客業に従事しているそう。
番組が密着した日の大嶺さんは「夜11時まで」とその日の勤務時間を明かしただけでなく、「夜帰ってから自宅でやらないといけないパソコンの作業とかもあるので。そういうのを含めると朝3時とか、遅ければ4時くらいまで仕事していることが多いので、体力的には少ししんどいですね」と話します。
「現役時代と比べてどうですか？」という質問には、「全然、現役時代の方が楽です。精神的な面で比べたら現役時代の方がしんどいですけど、体力的な面で比べると全然今の方がしんどいですね」と答えました。
■来店したプロ野球ファンとの気まずいエピソードとは！？
元プロ野球選手であるにもかかわらず、普通に客席に出て接客をこなす大嶺さんのもとには、現役時代に所属していた球団のファンが訪れることもあるんだとか。
「（ファンの方）はだいぶ多いです」と明かした大嶺さんは「最初の方は半分くらいのお客さんがロッテファンの方や野球関係のお客さんで」と話します。
一方で気付かれないことも少なくないらしく、「自分が接客してても『大嶺さん来てますか？』って（言われて）『あ…自分です』って」と、ちょっと気まずいエピソードも明かしました。
■妻・琴菜から見た大嶺祐太の変化「先を見られるようになったなと感じます」
大嶺さんは現役時代の2016年に歌手で女優の琴菜さんとの結婚。
琴菜さんは戦力外通告を受けた当時を振り返って、「確か一緒にいる時に電話がかかってきたんじゃないのかな。でもなんか、それとなく覚悟はしてたので、なんともなく『あ、来たか』くらいで」と話します。
「35歳の年で、16年目でケガも多かったので、『年齢的にも無理かな』っていうか、年齢的にも厳しいし」と続けた後、「（現役引退後は）なるべく彼が1人になる時間とかは与えたくなくて。彼の性格上あまり思い詰めるタイプではなくて、次は何をやりたいのかが明確に決まっていたので、そんな心配はしていなかったんですが。でも人ってどこでどうなるかわからないんで。とりあえず忙しくさせよう、彼を動かそうということで」と話した琴菜さん。
実際に現役引退の直後からパソコンの打ち方や請求書・見積書の書き方などを教えるためにパソコンの講義をしていたらしく、「自分から動くようになりましたね。今までは何かをお願いしなければ動かなかったんですけど、口だけのことが多かったんですけど、『まあなんとかなるでしょう』みたいな。やっぱり大きい会社に守られてきた立場だったじゃないですか」と、現役引退後の大嶺さんの変化にも言及します。
プロ野球選手としての人生を終え、新たな道を歩んでいる大嶺さんについて、「これからは自分が逆に会社と社員を守らなければいけない。自分が全責任を負うんだよって話をした時には、そこからは自分の物の見方というか、今までは突発的に考えてポンポンポンといっていたのですが、先を見られるようになったなと感じます。野球している時は野球しか見えていなくて、そこに子どもが見えてるかなくらいだったのですが、引退してからは子どもももちろんそうですけど、私との時間を大事にしてくれるなって思いますね」と話しました。
ネット上では、「もっと見たかったけど、でも今が幸せそうだからよかった」と大嶺さんの現役引退を惜しむ声に加えて、「やはり、選手の野球以外のセカンドキャリアは興味深いね」といった意見、さらには「めっちゃ神嫁やないか」と琴菜さんに向けた声も見られました。
野球という、人生を捧げてきたものをすべて失くすという決断は並大抵のものではないのでしょうが、とにかく大嶺さんが今の人生を全力で楽しそうに過ごしている姿が印象的でしたね。
【番組情報】
じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告～
https://tver.jp/lp/episodes/epzs148tul
（文：横浜あゆむ/編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）