3月19日、YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、ロザンが「公衆トイレで女性専用トイレが消えた問題」について議論する動画を公開。菅広文さん、宇治原史規さんの提案に対し、視聴者からもさまざまな意見が集まっています。
■女子トイレ問題を議題整理「全く意味合いが違うんで」
東京・渋谷区や荒川区など、女性専用の公衆トイレをなくし、男性専用トイレと性別関係なく使用できる共用トイレのみを設置する自治体があることが問題になっています。
こうした措置に至った理由には、主に性的少数者への配慮や予算削減といったことが挙げられます。
しかし、世間では「女性の権利や多様性を尊重し出したら昔に戻った」という意見が上がることも。
つまり、多様性に配慮した結果、共用トイレしかなかった時代に逆戻りしたと言うのです。
しかし、宇治原さんは「それは違う」と否定。
「以前の、女性の権利とか防犯とかそういうことを無視した男女共用のトイレと、今作られている男女共用のトイレって、全く意味合いが違うんで」と主張します。
宇治原さんの意見を聞き、菅さんは「女の人もそうやし、LGBTQの方もそうやけども、もうちょっとご意見聞きたいよね」と提案。
誰もが満足のいく結果を導くのは難しいが、できるだけさまざまな立場の人たちの意見に耳を傾け、「ベストというかベターを目指すしかない」と主張します。
■公衆トイレ問題は「サイドメニューだけガチガチに決めていってる感じ」ロザン・菅が鋭い指摘
また、女性専用のトイレがないことに対しては、防犯面での不安の声も多く上がっています。
どのようなトイレを設置するのが良いかについて、宇治原さんは「防犯の方の対策をしてやっていくのはどうなんかなっていうのは思った」と、防犯面の対策をしっかりすべきと主張。
すると、やはり「意見聞くことちゃうかなー」と菅さん。トイレの問題はデリケートな点が多く、誰もが本音で話し合うのが難しい状態になっており、正直な意見が見えづらいと指摘します。
そして、「言い方はあれかもしれんけど、サイドメニューだけ決めてるみたいな。メインの話してなくて、サイドメニューだけガチガチに決めていってる感じが」と、トイレで何が問題になっているか、誰が何を必要としているかについて肝心な点が話し合われていないと主張します。
また、宇治原さんは「僕は、女性が共用のトイレを使う時の恐怖心ていうのはわからないので、どれぐらい怖いのか」と正直に話し、「絶対に女性専用のトイレが1つは欲しいと言う人はいるかもしれない」と、女性が抱える不安に配慮しました。
■公衆トイレ問題に視聴者からさまざまな声「まずは防犯対策」「女子トイレは作って」
約15分の動画で、公衆トイレが今後どうあるべきかについて議論したロザンの2人。
今回の動画に対し、ネット上では「共用トイレの導入は、まずは防犯対策がきっちりなされてからの話かと思います」「女性トイレであっても怖い思いすることがあるので、、男女共用になるとよほどの防犯や配置など、、考えてもらわないと怖いです」「有料でも良いので女子トイレは作って欲しいです」など、さまざまな声が上がっています
ロザンの2人が言うように、性別問わずもっといろいろな人の正直な意見に耳を傾ける必要があるかもしれません。
誰もが気持ちよく公衆トイレを使えるよう、議論が進むといいですね。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=lhfsff8r748
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)