5月26日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では、井上公造さんがゲストとして登場。井上さんは勝新太郎さんの豪遊秘話を明かし、話題を集めました。
(画像:時事)
■井上の恩人は勝だった
井上公造さん、36年の芸能リポーター人生にピリオド。65歳、恩師への思いから「辞め時なのだ」 #テレ朝POSThttps://t.co/O1ZndUEvWI
— テレ朝POST (@post_tvasahi) May 25, 2022
井上さんは、3月で36年の務めた芸能リポーターから引退。
数多くの芸能人を取材してきた井上さんによると、「やはりこの仕事を始めた時代っていうのは、何か芸能リポーターと芸能人はVSで、そういう関係だって言われたんですけど」と、仕事柄煙たがれる事もあったとのこと。
続けて、「実はこのテレビ朝日の番組に僕が出ていた時に、ちょっとスキャンダラスな話をしていたら、番組に出ている人が『いや、こういう取材はよくないと思うよな』って、本番中に生放送で言われたんですよ」と、生放送中にクレームを入れられた事を明かします。
しかし、偶然番組に出演していた勝新太郎さんが、「いやいやそんなもんじゃないですよ。芸能人っていうのはね、こうやってマスコミから追われているうちが華なんだ。やはりそういう要素もあるっていう事はわかった方がいいですよ」と、諭すように話したそう。
井上さんは、「僕はちょっと救われたと思った事があって。なんか恩人だなって、その時は感じましたけどね」と、勝さんに感謝していると話しました。
■勝、1000万円豪遊伝説は本当だった!しかし後日談に黒柳「普通の人だな」
そんな勝さんとの思い出について、井上さんは「僕、勝さんはですね、忘れられないのは…。僕、六本木のおそば屋さんに入ったら、偶然勝さんが1人でおそば食べていらっしゃったんですよ。夕方なんです」と、話を切り出します。
「そしたら、『井上、お前今日空いてるか?』って言われて。『はい、空いてます』って言ったら、『ちょっと飲みに行くぞ』って言われて、それから銀座や六本木を多分、僕の記憶じゃ7軒なんですけど。7軒行ったんですけど」と話します。
さらに、「勝さん、全部キャッシュで払っていかれるんですね。途中でお金足りなくなって、付き人の方がお金持ってこられたんですけど。朝方までに、本当に目の前で1000万円使ったんですよ」と話すと、司会の黒柳徹子さんも「すっごい!」と驚きの声をあげます。
また、勝さんは知らないお客さんも誘って次の店に飲みに行く事があったとのこと。
井上さんは、「で、面白かったのは、別れ際に『今日はどうも勝さんありがとうございました』って。『井上すまん、ちょっとお願いがある。みんなに全部お金を渡しちゃったから、1円もないからタクシー代だけ貸してくれ』って」と、勝さんにお金を貸した事を明かします。
このエピソードの後日談について、黒柳さんは「でもあとでそのお金、ちゃんと返してくださったんですって? それが私やっぱりすごいね、なんかね、普通の人だなと思いますよね。そういうところは」と話すと、井上さんは「だからなんか…。非常識の中に生きていらっしゃるような部分もあるんですけど、ものすごく常識的なところもおありになる方でした」と答えました。
今回の放送にはネット上で、「勝が居合わせたお客の料金まで払ってくの有名だよな」「井上公造さんいい感じの人だった。徹子さんも、すごく好意的に話しておられるのが伝わってきた」「一晩、キャッシュで1,000万円使う勝新太郎さん伝説は本当だった…」などのコメントが上がっています。
勝さんが一晩で1000万円使ったエピソードは驚きでしたが、そのあとに井上さんから1万円借りて、それをきちんと返したところに勝さんの人間味を感じられましたね。
【番組情報】
徹子の部屋
https://tver.jp/episodes/epvi115omt
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)