4月15日、元プロ野球選手の落合博満さんのYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」では、阪神タイガースの選手たちについて語る動画を公開。落合さんの的確で説得力のあるアドバイスが注目を集めています。
(画像:時事)
■落合「ズレるってことは、体力がないってこと」
スタッフから、阪神・佐藤輝明選手が新人で本塁打を量産したものの、シーズン途中から失速した理由を聞かれると、「あれは体力不足」と即答する落合さん。
実際のスイングと自分の感覚が、完全にズレたのではないかと言います。
落合さんいわく、「ズレるってことは、体力がないってことだ」とのこと。
そして、自身が監督時代に中日ドラゴンズが勝てた理由は、「体力勝負だったと思うよ、俺は。最後までバテなかった」と言います。
「大体30試合とか40試合周期でバテってのは来るから。そこで練習を積み重ねるのか、休むのかっていうことなんだよな」と落合さん。
「オレの場合は休んだの。休んで体力を元に戻してた」と自身の現役時代を振り返ります。
しかし、監督になってからは考え方を変え、「練習休ませてでも体力を温存させるってよりも、とことん追い込んで体力をつけていくって方が正しいだろうなっていうことで、あのシステムを導入したんだけどね」と、オールスター期間以外は休みがないシステムを導入したと明かしました。
■「12球団どこも練習してない」落合が厳しい指摘!現場復帰を問われ本音「"どうやったら勝つ"ということを教えたい」
また「優勝するというのはそんなに難しいことではないんだろうと思うね」と落合さん。
「(セ・リーグには)6球団しかないんだから。世界を相手にしてるわけじゃないんだから」「6球団で最下位になったって来年があるわけ」と持論を展開します。
スタッフから「実際、昨シーズンは両リーグとも前年最下位だったチームが優勝しましたが」と聞かれると、「どういうやり方したかは分かんないけども、それが続くか続かないかは今年次第じゃないの?」と返す落合さん。
そして「オレは一番練習した所が優勝するんだろうと思うけどね」「その練習の度合いが6球団によって千差万別だから」と、練習を最も重視していると言います。
さらに、「自分がここまで追い込んでやったっていう風に言っても、人から見ればそんな大した練習してないって言う人もいるだろうしね」「オレから見たら今の12球団どこも練習してないよっていう風に見えちゃうもん」と厳しい指摘も。
スタッフから「もう1回現場に戻るって話が来たらどうですか?」と聞かれると、「考えます」と笑う落合さん。
「どうやったら上手くなる、"どうやったら勝つ"っていうことを教えたいな」と語りました。
■落合のアドバイスに視聴者「野球界にとって非常に貴重な教訓」
動画の後半では、阪神・藤浪晋太郎投手についても語った落合さん。
今回の動画に対し、ネット上では「練習量については落合さんの言う通りだと思っている。特に若い選手」「実績に裏付けされた説得力ある見解は、野球界にとって非常に貴重な教訓」「もう一度現場の落合博満を見たいよ」との声が上がっています。
監督時代、中日ドラゴンズをリーグ優勝や日本シリーズ優勝へ導いた落合さん。
その言葉に強い説得力を感じた視聴者も多かったようですね。
【番組情報】
落合博満のオレ流チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=ZkO7-Rlepy0
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)