11月5日、フリーアナウンサーの田中大貴さんのYouTubeチャンネル「田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン】」では、ゲストに元フィギュアスケート選手の中野友加里さん、小塚崇彦さん、高橋成美さんが登場。コロナ禍での練習方法を語り注目を集めています。
■元フィギュアスケーターたちが語るコロナ禍の厳しさ…中野「氷に乗れないってほんと恐ろしいこと」
コロナ禍でのフィギュアスケート界についての話になり、「1年前に比べると、まだマシにはなってると思います」と小塚さん。
コロナ禍の最初の頃は、スケートリンクを使用できない状況が続いたそう。
しかし、今は「リンクもやっていて、選手のために貸し切りをとって滑らせてもらえるっていうのもあるので、ずいぶん練習環境に関しては改善はされている」とのこと。
もっとも、小塚さんは「それでもやっぱり気を遣わなきゃいけない」「なかなか難しい環境」と、まだ元通りにはなっていない練習環境を語ります。
ペアで活躍した高橋さんは、海外で練習する場合について言及。
「移動した後の隔離とか、前後の隔離を計算に入れて、考えた末に帰れなかったりとか、そういうので先生がいない中練習してる選手が多いなって思いました」と、海外渡航の際の隔離期間を考慮しなければならない大変さを語ります。
中野さんも「隔離期間がやっぱりかわいそうですよね。その期間て、もうだって外出られないわけなので、そうすると氷に乗れないってほんと恐ろしいことですよね」と、隔離期間があるせいで思うように練習できないことの辛さを語りました。
■高橋が語る"インスピレーション振り付け"とは?田中アナも驚き「めちゃくちゃ難しくないですか?」
続いて、コロナ禍におけるリモートでの練習の話題に。
小塚さんは「2Dだから、平面だから、なんとなくこう雰囲気が伝わらないというか」と、リモート練習の難しさを語ります。
すると、高橋さんが"振付師あるある"に言及。
高橋さんによると、「曲流して勝手に踊って『今やったの見た? 見たよね、覚えたよね、それやって』ってやつができなそう」とのこと。
フィギュアスケートでは、振付師が思いつきで踊り、それを見て選手が真似るという練習方法があり、高橋さんは「インスピレーション振り付け」と呼んでいるそう。
ところが、リモートだと振付師のインスピレーション振り付けにカメラが追い付かず画面に映らないこともあるため、真似することができないとか。
中野さんによると、振付師のデイビット・ウイルソンさんがよくインスピレーション振り付けをやるそうです。
田中さんが「リモートでカメラも追いかけてもらって、それを真似なければいけないってことですか? めちゃくちゃ難しくないですか?」と聞くと、「難しい」と小塚さん。
中野さんは「でも今の子やってるんですよ。オンライン振り付けですよね」と笑います。
■コロナ禍での限られた練習環境に視聴者「選手にとってはきつい」
他にも、全日本選手権や北京オリンピックへの調整など、コロナ禍ならではのフィギュア界の練習方法について、詳しく語ってくれた中野さん、小塚さん、高橋さん。
ネット上では「リンク閉鎖されてるのは選手にとってはきついだろうなぁ」との声が上がっています。
コロナ禍での練習の大変さが伝わった今回の動画。世界選手権や北京オリンピックでは、困難な中でも選手たちが実力を発揮できるよう祈りたいですね。
【番組情報】
田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン】
https://www.youtube.com/watch?v=5sIAiDVkIx0
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)