10月8日に、前田裕二さんが、自身のYouTubeチャンネル「前田裕二チャンネル」で動画を公開。今回は、BUMP OF CHICKENの楽曲『天体観測』の歌詞を解剖し、その解釈を熱く語りました。
(画像:時事)
■BUMP OF CHICKEN『天体観測』は死の歌!?不自然な歌詞「踏切」に前田が言及
これまで、様々なアーティストの楽曲の歌詞を自分なりの解釈で解く、"歌詞大解剖"を行なってきた前田さん。
今回は、BUMP OF CHICKENの楽曲『天体観測』の解剖を行なったのですが、動画の冒頭から「ちょっとスランプかもしんないわ」と、弱気発言が飛び出しました。
というのも前田さん、これまで楽曲を聞いて歌詞を分析する際に、大体2通りの受け止め方をして自分の中で考えをまとめていたそうなのですが、今回の『天体観測』については、なんと5通りもの受け止め方ができると考えてしまったというのです。
その中でも「この線が自分の中で、結構刺さってんだけど」と、前田さんが熱心に語ったのが、この楽曲が「別れ(死)の歌なんじゃないかな」という解釈でした。
BUMP OF CHICKENファンの前田さん曰く、『列車』や『車輪』などのワードが入っている楽曲の大体は『別れ』につながっているらしく、今回の楽曲の歌詞にも『踏切』が出て来ていることから、『列車』を連想させるのではないかというのです。
また、最大の疑問として「天体観測を踏切でしますか? って話なのよ」と、曲の冒頭の歌詞をとって疑問を呈しました。
前田さんは、天体観測をするなら普通ベランダや屋上を選ぶのではないかと考え、「これみんなさ、しれっと流し過ぎだよね!」と、これまでこの楽曲を聞いてきたであろう人たちに投げかけました。
■「亡くなった方が喜ぶことって…」前田、"死"を連想させる理由語る
さらに「死の歌、別れの歌だって思って聞いたらさ、誰か自分の大事な人が亡くなって『死んだ後も思い出が自分を強くしてくれてる』っていうふうにも感じられるの」という前田さん。
「つまり、生きてる時に楽しかったこと、誰かが亡くなった時にさ、『何時集合ねー』とか言ってさ、『どこそこに行って集まって遊んだね』っていう思い出があるけど、『あの時こういうことしてあげられなかったな』ってことがずっと残ってて。亡くなった方に対してさ、一番喜ばしいこと、亡くなった方が喜ぶことって、『思い出してあげること』なんだって。っていう歌なんじゃないのみたいな」と、この楽曲に別れ、死を連想させた理由を語りました。
そんな解釈が出て来た前田さんは、「僕の中で今日はさ、『ラブソング』づいてたじゃん。だからラブソングとしてこの歌を解説しようかなって思ってたんだけど、全然そうは思えなくなって来ちゃって、スランプ」と吐露。
この曲に最初に抱いていた、『ラブソング』という解釈が出来なくなってしまったと苦笑していました。
色々な受け止め方が自分の中で出て来てしまい混乱状態の前田さん。
「1回撮影終えて、全部忘れて、素直に(楽曲を)聴きたい!」と語っていました。
■前田の歌詞分析に「めっちゃわかります」と賛同の声
動画の中では、『踏切』と『電車』の関係性や、『雨』というキーワードについても語っていた前田さん。
ネット上では、「BUMPの曲は考えれば考えるほどラブソングに感じなくなるのめっちゃわかります!自分が今必要としてる歌詞を自分で見つけるんだろうなって思います」「同じ曲でも聴いてる側の置かれてる立場で違う意味に解釈できますよね」「BUMPの歌詞はやばいですよね...こんなにも上手い歌詞はBUMPしかないと思ってます」という声が並んでいました。
ファンにとっても、この楽曲は様々な意味にとらえることができる神曲のようです。
多くの人に長年愛されている楽曲だからこそ、聴き込んで行けば行くほど様々な解釈ができるのかもしれませんね。
前田さんの歌詞分析を聞いてから改めて『天体観測』を聴くと、以前とは違った発見ができるかもしれません。
【番組情報】
前田裕二チャンネル
https://youtu.be/PEJjs5M_4pQ
(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)