毎週水曜日放送のドキュメントバラエティ番組「あいつ今何してる?」(テレビ朝日系)。8月18日の放送では、ゲストにSixTONES・田中樹さん、森本慎太郎さんが登場。田中さんの人生を変えてくれた恩師とのVTRでの再会が、視聴者の感動を呼びました。
■田中の人生を変えた恩師からの"贈り物"とは…感動秘話を明かす!
8/18(水)よる6時45分#あいつ今何してる?
ゲストは #SixTONES #田中樹 さん💙 #森本慎太郎 さん💚
▼田中さんの人生を変えた恩師と再会
先生の当時の想いに感動😢
そして渡された「ある物」とは⁉️▼突然海外へ消えた森本さんの幼なじみ…
豹変ぶりに森本さん困惑⁉️
スタジオ爆笑の嵐‼️🤣 pic.twitter.com/yHFVQNdR8I— あいつ今何してる?(テレビ朝日) (@aitsuima) August 16, 2021
田中さんは、SixTONESの中で主にMCを任されることが多く、ジャニーズ事務所の前社長であるジャニー喜多川さんからも「天才」と評されたことも。
ライブの挨拶などでファンに贈る言葉も、全てアドリブで行なっているという、ハイスペックな人物です。
そのトーク力は聞く人を魅了し、メンバーの森本さんも「すごい良い言葉をズラズラズラズラ並べてくから、やっぱ聞いてる人も心にめちゃめちゃ刺さって、泣く方とかもいらっしゃる」と明かし、MCのネプチューンを感心させていました。
そんなトーク力に定評のある田中さんですが、実はそのトーク力を磨くきっかけになった、ある出来事があったのだといいます。
中学一年生でジャニーズ事務所に入所した田中さんですが、当時は勉強が好きではなかったため、きちんと授業を受けていなかったのだそう。
そんな中学二年生の後半頃、大森先生という方が、田中さんに「お前芸能界でやっていくんだろ? だったらお前は勉強しなくて良いから、本を読め」と、一冊の小説を貸してくれたのだそうです。
芸能界でやっていくには、色々な言葉や表現を身につけなければいけないと田中さんに伝えた大森先生。
これまでも色々な先生に「田中、ちゃんとやれよ」と声をかけられていたという田中さんでしたが、なぜか大森先生の言葉はスッと田中さんの胸に入り、「あ、じゃあ読んでみよう」と、素直にその小説を受け取り読んだのだといいます。
その後も、自分で小説を購入したり家族におすすめの本を聞いたりして、中高生で結構な数の小説を読んだという田中さん。
その中で、今まで知らなかった言葉や世界を知り、何か言葉で伝えなければいけないという場面で話せるようになったり、言葉の引き出しが増えたのだと語っていました。
■田中、先生の助言で「目標が見つかった」
中学生の頃に小説を勧められたことが、今の自分の力になっていると大人になってから気付いたという田中さん。
「大森先生のその時の一言、あの一冊で、今の僕のこの芸能活動だったり、武器にしていきたいなと思う目標が見つかったきっかけになったので」と、改めて大森先生に感謝の言葉を伝えたいと話していました。
そんな田中さんの恩師である大森先生は、現在も千葉県で社会科の教員として活躍していました。
当時を振り返る田中さんのVTRを見た大森先生は、「本を読んだ方が良いっていうのは、間違いなく言いまして」と、当時のことを覚えていると語ります。
その時、大森先生は田中さんにとって何が一番役に立ち、何を大切にしていくのが良いのかと真剣に考えてくれていたそうで、「樹にとっては言葉の方が大事なんじゃないか」という考えから、大勢の人の前に立つにあたって様々な本を読んで知識を身につけてほしいと伝えたのだと明かしていました。
これを聞いていた原田泰造さんは、「良い先生に当たったな」と静かに噛み締めていました。
さらに大森先生は、現在芸能界で大活躍している田中さんに、「少しでも彼に関われた、教師として関われたっていうことを、今彼の姿を見て誇りに思いますし、純粋に、頑張ってる姿を見て嬉しいなっていうふうに思います」と誇らしげに語っていました。
■田中の感動秘話にファン感激の嵐
最後に大森先生から、「中学校の先生として、やっぱり自分の言葉が子ども達に与える影響っていうものの重さとか大切さっていうのを、改めて感じることができました。先生としてもすごく感謝しております」と田中さんにメッセージが。
この言葉をあふれんばかりの笑顔で聞いていた田中さんは、「なんか、もっと頑張らないとなってちょっと思いましたね」と、これからの活力にしていたようでした。
ネット上では、「大森先生も嬉しいよね。自分の教え子が頑張ってデビューしたんだもん」「すごい嬉しそうな顔する推しが見れて幸せです...そしてこの先生は本当にいい先生で...」「普通に泣く。樹くん良かったね」と、感激したというファンの声が上がっていました。
中学生の頃の出来事が今の田中さんの一部になっているという、なんとも感動的なエピソードでしたね。
今でもお互いの胸に刻まれている田中さんと恩師との思い出に触れ、ファンも胸が熱くなったようでした。
(文:椎七みつばち)