アンタッチャブル・山崎弘也さんと柴田英嗣さん、サンドウィッチマン・伊達みきおさんと富澤たけしさんの4人がMCを務めるバラエティ番組「お笑い実力刃」(テレビ朝日系)。7月14日放送回では、ヒコロヒーさんが出演。ネタの作り方やピン芸人にこだわる理由を明かし、話題になりました。
(画像:時事)
■デビュー10年目でブレイク!国民的地元のツレ・ヒコロヒーが登場!
明日よる11時15分🥰‼️#お笑い実力刃
遅咲き実力刃7分間自由に使ってネタSP🤗💖#ヒコロヒー より収録後の感想です😋 pic.twitter.com/od7jUgE1cj
— 【公式】お笑い実力刃(じつりょくは) (@neta_sand) July 13, 2021
ファンから投稿された「切れ味鋭い質問」(通称:切れ味質問)を元に、実力派芸人の"お笑い"について分析していく事をコンセプトとするこの番組。
今週の放送では「遅咲き実力刃SP」と題し、最近ブレイク中の芸人を取り上げました。
2011年にデビューしたヒコロヒーさんは2014年に大阪から東京に進出。
「女芸人No.1決定戦 THE W」や「R-1グランプリ」で準決勝に進出したのをきっかけにブレイクを果たしました。
独特なワードセンスや世界観、歯に衣着せないクールなキャラクターが人気で、テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが発表した「2021上半期ブレイクタレント」では第10位にランクイン。
「国民的地元のツレ」と言うキャッチコピーでも親しまれています。
■山崎が「新しい世界観」と大絶賛!ヒコロヒーのネタは"チャート式"
そんなヒコロヒーさんに、ファン歴7年だという視聴者から投稿されたのは、「ヒコロヒーのコントは斜に構えた目線が多い気がしますが、世間へのメッセージをネタに込めているのでしょうか?」という切れ味質問でした。
この質問に対し、「全然1つもない。世間へのメッセージなんて」と即答するヒコロヒーさん。
「私が勝手に腹立ってるだけ。それを見てくださった皆さんが共感していただいて、『わかる、わかる』って笑っていただけたら、まぁまぁ、ラッキーかな、ぐらいのもんで」として、「世直しなんて1つも思わない」と説明しました。
そんなヒコロヒーさんのコントを「新しい世界観」だと絶賛する山崎さん。
友近さんの名前を挙げ、「雰囲気ちょっとあるけど、全然なんか見てる所が違う。『面白いおっさん』とかじゃないもんね、やるのが。(もっと)生々しいのよ」とコメントし、笑いを誘っていました。
ヒコロヒーさんが「懺悔室」や「海外ボランティア」のネタを披露した後、「ネタの作り方」について質問する柴田さん。
ヒコロヒーさんは、「大体こういう事をやりたいなみたいなのをざっくり出して、その後、こういうネタを作りたいのであれば、『どのシチュエーションがいいか』みたいなのをチャート式で書き並べてから(作っていく)」と説明します。
さらに、「懺悔室」のネタの場合、スナックや港町などのシチュエーションも候補にあった事を明かしました。
■「一番面白い思う」「作り甲斐がある」ヒコロヒーにとってのピン芸とは?
続いて、ファン歴10年の視聴者から投稿された「コンビでやれそうなネタもお持ちですが、それでもピン芸人にこだわる理由はなんですか?」と言う切れ味質問が紹介されます。
ヒコロヒーさんは、「(ピン芸人に)こだわってはない」と即答。
「最初からピン芸人で、コンビを組まないとかピンでやっていくとか決めた訳じゃなくて、なんとなくピンでやってるまんまっていう感じ」だと説明します。
しかし、「どっちが先かわからないんですけど、自分がピン芸人をやってるからなのか」と前置きしつつ、「ピン芸ってものが一番面白いと思う」と打ち明けました。
「まだぺえぺえなんで語れるようなあれもないんですけど」と謙遜しつつ、コントに関して「2~3人いた方が掛け合いも生まれるし、キャラクターも生まれるから見やすいし、受けも取れる」と分析するヒコロヒーさん。
「ピン芸人だとやっぱり、どうしても難しくなる部分があると思うので、そこが逆に楽しい。作り甲斐がある感じがします」と、持論を語ります。
「すべて自分の手柄って事ね?」と言う山崎さんの指摘に、「まぁ、そうですね」と頷き、スタジオは笑いに包まれました。
■「激辛までいかない辛口」「格好いい」ヒコロヒーが明かした持論に反響続々!
今回の放送に対し、ネット上には「ヒコロヒーさんのネタ初めて見たけどめっちゃ好きです」「ヒコロヒーさん。死なない程度の毒が良い。激辛までいかない辛口。心地よい」「『こだわりはない』と言ってるけど、ピン芸が大好きなの伝わってきて、格好いいと思った!」など多くの感想が書き込まれていました。
「全然1つもない。世間へのメッセージなんて」「(ピン芸人に)こだわってはない」など即答で否定しつつも、淀みなく語る姿からは自分の軸となる考えを普段からしっかり構築している様子が伝わってきましたね。
そんな姿を見て、改めてブレイクした事に納得したという方も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
お笑い実力刃
https://tver.jp/corner/f0078343
(文:こじこじ)