1月26日放送の「チマタの噺」(テレビ東京系)では、お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志さんがゲストとして登場。「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」での審査員裏話を明かし、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■田中がAマッソではゆりやんに票を入れた理由とは?
田中さんは審査員を務めた「THE W 2020」のお笑いコンビ・Aマッソとゆりやんレトリィバァさんの対決で、ゆりやんさんに票を入れました。
田中さんは、「迷いましたね。ゆりやんが勝ったんすけど、Aマッソの方は今まで見たことがないような漫才を手前でやりながら、後ろで映像を出して、その映像と漫才がリンクして、笑いになるみたいな…。もう新しすぎるネタやってたんすよ」と話し、Aマッソの斬新なネタを評価。
続けて、「ゆりやんはピン芸を特にあんまりお客さんに説明しないで、お客さんに気付かさせながらこう…話を伝えていくみたいな。説明をあえて少なくしてるんすよ」と、Aマッソとゆりやんさんのネタを審査員目線で分析します。
そのことを踏まえて、「そんなのどっちもすごいに決まってんじゃないですか。それを数分で判定しなきゃいけない。無理ですよね。もう本当に無理だと思って、単純に僕、最終的に自分が個人的に笑ったっていう判定に…で、ゆりやんに入れたんです」と、審査の大変さを力説。
ただし、「そのかわりAマッソは負けたんだけど、Aマッソのここが良かったっていう部分、必死にその数秒で現場で言って、なんとかAマッソは頑張ってるとこは」と、Aマッソのフォローを忘れないように心がけていたことを明かします。
■鶴瓶と田中が斬新さを絶賛「ベタに行かないからね」THE WのAマッソ、新し過ぎた?
Aマッソの話題が出たところで、笑福亭鶴瓶さんは「Aマッソはものすごく辛いねん、ネタがね。辛口やけど、それでいいと思うとんね。だから、そんでいいのよ。ベタにいかないからね、Aマッソは。だからおもろいと思うねん、あいつらも」とコメント。
Aマッソを気に入っていた鶴瓶さんは、2人をラジオ番組にゲストとして呼んだこともあったとのこと。
そんなAマッソについて、「ほんま言うたら、ええねんけど、もうちょっとベタなところにちょっと寄っていった方が優勝するやろうなとは思うね」と持論を展開。
続けて、「あんでいいねんけど、ベタやった時点で…。(ネタを書いている)加納の方がやっぱり、それはしたくないと思いよるな、多分」と本音を打ち明けます。
ただし、田中さんによるとAマッソも以前と比べると、少しずつお客さんに寄せるようなネタを作るようにはなっているとのことでした。
今回の放送にはネット上で、「鶴瓶師匠の『そのままでええんやけど!もう少しAマッソはベタに寄せたら優勝できると思う。でも、加納はしたくないだろうし、そのままでええねん!』は共感しかない。そのままでええを強調するあたりも」「すっごい共感」「Aマッソやっぱアンガ田中と鶴瓶に推されてたから安堵した」などのコメントが上がっています。
「THE W」で田中さんはゆりやんさんに票を入れましたが、Aマッソの斬新なネタを評価しているという話を聞けたのが良かったですね。
また、鶴瓶さんもAマッソに対して、ベタに寄せた方がタイトルは取れるかもしれないとしつつ、あれでいいと話すのも印象的でした。
【番組情報】
チマタの噺
https://tver.jp/corner/f0066193
(文:かんだがわのぞみ)