King Gnu常田大希、コロナで感じた“2020年の冷凍保存”!「音楽には嘘はつけない」音楽人生での転機と葛藤明かす

投稿日:2021/01/09 16:23 更新日:

King Gnu、millennium parade、PERIMETRONを主宰する常田大希さんに密着したドキュメンタリー番組「常田大希 破壊と構築」(NHK総合)が1月8日に放送。常田さんは、音楽家人生の転機になった出来事を明かし、話題を集めました。

■常田、コロナで感じた“2020年の冷凍保存”!

King Gnuのメンバーとして、作詞作曲を担当する常田さんは、若い世代から熱狂的な支持を集めています。

楽曲収録中の休憩時間、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マネージャーから予定していたツアーの規模を縮小することを告げられた常田さん。

「いや…残念だよね。普通に今年、本来、イケイケだったからね。とはいえ、まあね…できることやるだけですからね」と本音を打ち明けます。

続けて、「コロナがすごい時間の感じ方を変えてますよね、多分、みんなの。ちょっと冷凍保存されてるじゃなけど、2020年。来年、もう1回、2020年が来ても多分、違和感がないというか、そっちの方がしっくりくるというか」とコメント。

また、「力ずく動かすというか、こういう曲を作って、世間に出すために曲を作ってっていう作業を多分、本能的にやってるので…。どうにか動かそうとね、していこうとしてますね」と、やりたいことが出来ない現場を曲を作ることで動かしていきたいとの気持ちを伝えます。

■「音楽には嘘はつけない」音楽人生での転機と葛藤明かす

常田さんの音楽家人生の転機となったのが、東京藝術大学在籍中に世界的な指揮者・小澤征爾さんが主宰するオーケストラに参加したこと。

常田さんは、「そこでの感動ってのは、今も痛烈に残ってますね。ホールの鳴り、お客さんの感じ、指揮者の表情、鳴ってる音っていうものは、自分の美しいと思う基準の幹になってる感じはありますね」と、その時、覚えた感動が創作の原点になっていることを明かします。

続けて、「でも、今までをどう変えていくとかっていう魅力を芸術に感じていたんで、『破壊と構築』をね、繰り返していくじゃないけど」とコメント。

また、「音楽の歴史とすごい向き合って、楽器と向き合って、なんでこんなに世の中に必要とされてないんだって、やっぱアーティストとしてのプライドもあるから…。別に、そこにウケるものがアーティストとして優れてるって1度も思ったことないし、やっぱりちゃんと音楽には嘘はつけないと思って生きてるわけですよ。だからこそ勝ち取らなきゃいけないものがあるというか、評価されなきゃいけないものがあるんだと思う」と創作を行う上で抱いた葛藤を打ち明けました。

今回の放送にはネット上で、「『2020年が冷凍保存された感じ』はすごく分かる2020年はあってなかったようなものだと感じていたし、『来年2020年がもう一回きても何の違和感もない』も全く同感」「常田大希と同じ時代に生きてることに感動した。音楽を受け取れることがとても嬉しいずっとついていきます」「今日は常田大希格好良かったなー。テレビで見ただけど。芸術家って感じがした。破壊と構築どんどんやって欲しい」などのコメントが上がっています。

常田さんが「音楽には嘘はつけないと思って生きてるわけですよ」と語る所で、音楽に全てを捧げているその生き様が垣間見れたのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ)

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