毎週月曜~木曜日、深夜1時から放送のラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FMほか)。7月15日の放送では、17日に公開される映画「劇場」の監督を務めた行定勲さん、映画に出演しているKing Gnu・井口理さんが登場し、キャスティング裏話などを語り話題となりました。
■行定監督、"圧倒的なライバル"のキャスティングに苦戦…「あんまりパブリックイメージが、まだ無い人」
今回のお客様は #KingGnu #井口理(@KingGnu_JP)さんと映画監督 #行定勲(@ISAOYUKI)さんでした!
この模様は、 #JFNPARK や #radiko で聴くことができます🙇🏻♂️
JFNPARK⇒https://t.co/xq3fS22BMu
radiko⇒ https://t.co/k6Ye9AW9pZ pic.twitter.com/7esZedsVm1
— TOKYO SPEAKEASY (@TokyoSpeakeasy) July 15, 2020
映画「劇場」で井口さんが演じる"小峰"は、主演・山﨑賢人さん演じる"永田"のライバルともいえる存在。
行定監督は、「圧倒的なライバルをキャスティングするって、すごい難しくて…俺、すっげー考えたんだよ、いろんな人」と、キャスティングに悩んでいたことを明かします。
漠然と、「得体の知れない奴がいいと思って。あんまりパブリックイメージが、まだ無い人」と考えていた時、行定監督はKing Gnuの曲をよく聞いていたそう。
すると、King Gnuの楽曲「The hole」の美術を務めたというスタッフから、「井口さんって、演技やってたみたいですよ?」と報告があり、行定監督は井口さんに連絡を入れたそうです。
■「意外と寡黙」行定監督が暴露した"King Gnu井口理"とは…?
King Gnuのライブを見ていたという行定監督は、井口さんについて「この天才集団みたいな、エリート的な」「技術的にもパフォーマンスも申し分ない。カリスマ性もあるし」と感じていたそう。
井口さんの年齢が、主演の山﨑さんと1つ違いだったことも、キャスティングの決め手となったそうです。
また、「髭が板についてる」井口さんと、「綺麗な顔してるくせに、それを汚そうとして、ポヤポヤっとした髭を生やしてる」山﨑さんの対峙で、"圧倒的な差"を作り出せるのではと考えていた行定監督。
しかし、実際の井口さんに会った印象は、まさかの「(ライブとは違って)意外と寡黙…」。
さらに、行定監督が「写真撮るとカッコいいわけよ。で、その日撮影だったじゃん? そしたら、思いのほか緊張してる」と、笑いながら井口さんの様子を暴露。
井口さんも「これ、言われたくねーな、恥ずかしいわ。ド緊張しましたね」とコメントし、2人で笑い合いました。
■「常田が小峰で、永田が自分だな」と考える井口…行定監督の回答とは?
自身のキャスティングについて、井口さんは「小峰と永田が対峙する場面って、自分は逆だなというか。常田が小峰で、永田が自分だなって思っちゃってたんですよね」と、King Gnuのメンバーである常田大希さんを引き合いに出して本音を吐露。
これを聞いた行定監督は「なるほど」と納得しながら、「だから…本当は常田君をキャスティングしなきゃいけなかったんだな」と冗談を言い、井口さんを笑わせます。
続けて、行定監督は「常田君は、出てって言っても『出ない』って言うと思うから」と前置きしつつ、「それは、井口が常に常田君と対峙してるっていうところで、自分としては"ココ"なんだなっていう方向が、"常田君"ってことはわかってるから。多分、もうそれは理解できてると思うんだよね」と優しくフォローしました。
■井口、King Gnuメンバーへの熱い想いも赤裸々告白!
この話の流れから、行定監督は「ライバルとかって、いるの?」と、興味津々で井口さんに質問。
すると、井口さんは「ライバルはやっぱり…そうですね、これ難しいな」と悩んだ末に、「King Gnuのメンバーかな、やっぱり。常田でもあり、勢喜遊でもあり、新井和輝でもあり、って感じですかね」と返答します。
続けて、「ライバルとも言いづらいですけど。いろんな側面がありすぎて」「仲間でもあり、戦友でもあり、同僚であり友達であり…」と、メンバーについての想いを語る井口さん。
行定監督は、「それは羨ましいね。それをライバルって言えるのは、いいな」としみじみ語り、「そう答えて欲しかった感じも…」と本音を明かして井口さんを笑わせました。
■ライバルを「King Gnuのメンバー」と語る井口に「すてき」の声
ネット上ではリスナーから、「パブリックイメージと比べて井口さんが意外と寡黙」「永田と小峰の関係を自分と常田さんに置き換えた話はちょっと切ないな」「メンバーをライバルと言えるのかっこいいな」「メンバーが一番のライバル。すてき」「行定監督の話の聞き出し方がとても良くて、いい話が聞けました」などの声が上がりました。
行定監督の言葉の端々から、King Gnuや井口さんに対する敬愛や熱量が伝わってきた今回の放送。
井口さんが出演する「劇場」を、映画館で見たくなったというリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
TOKYO SPEAKEASY
http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20200716010000
(文:藤峰あき)