EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONS、E-girlsなど、人気ダンス&ボーカルグループが多数所属する芸能プロダクション・LDHは、6月10日、年内に開催予定だった全168公演をすべて中止すると発表しました。衝撃的な告知に、ファンの間では動揺が広がっています。
■年内解散予定のE-girls、他アーティストファンも胸を痛める
いつもGENERATIONSを
応援していただいてる皆様へhttps://t.co/sAiRdk1ZoT— GENERATIONS公式アカウント (@generationsfext) June 10, 2020
LDHは2019年9月に公式YouTubeで、LDHグループの総力をあげた過去最大となるイベント「LDH PERFECT YEAR 2020」の開催を告知。
ドーム、アリーナ、ホールで行われるツアーや、劇団EXILEによる舞台など、LDHアーティストがシーズンごとに登場する計画に、ファンの期待は最高潮まで高まっていました。
ところが今年に入り、新型コロナウイルスが猛威をふるったことで、LDHは2月後半から一部公演の中止を告知。
そしてついに昨日6月10日、全168公演の中止を発表したのです。
これまでも「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」を立ち上げ、祭典の開催に向けて協議を続けてきたというLDH。
しかし、「以前のような経済活動を行えるまでには至っておらず、ライブなどの大型イベントに関しても一定の動員制限が続いていくことが予想されます」とし、100%の入場者数でライブを行えない状況で、開催が非常に困難であると説明。
苦渋の決断であったことを明かしました。
ファンのあいだでは悲しみが広がり、特に年内解散を予定しているE-girlsに対して心配の声が続出。
ネット上には、「まだありがとうも言ってないよ」「大好きなんだよ大切なんだよメンバーに伝われ!」と、多くのコメントが上がりました。
関連ワードがTwitterのトレンド入りをしたこともあり、LDHの衝撃ニュースにジャニーズなど他アーティストのファンも反応。
年内で活動休止予定の嵐、AAA、また卒業予定の乃木坂46のエースメンバー・白石麻衣さんについて、「これは嵐ファンも他人事じゃない、怖すぎる」「どのグループも区切りのライブできなくなるのかわいそう」「今まで感じたことない感情でどうにもすることができない」と、胸を痛める人が相次ぎました。
LDHは今後の展開について、6月15日にあらためて告知をすると発表していますが、すでにファンからは「運営さん、さすがに解散とか休止は延期にさせてあげて」と、切実な願いが届けられています。
■LDH、年内公演全て中止で登坂「残念な気持ちに…」謝罪にファンからエール殺到「いつまでも待ってます」
年内のツアーやLIVEの事で残念な気持ちにさせてしまいファンの皆には申し訳ないです🙏
世界のこの状況と、これからのエンタメの世界の価値観と変化に対して、新たに皆さんに提示出来ることに取り組んでいるので、もう少しお待ち下さい🙏
— HIROOMI TOSAKA (@HIROOMI_3JSB_) June 10, 2020
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣さんは、自身の公式Twitterで、「残念な気持ちにさせてしまいファンの皆には申し訳ないです」とファンに謝罪。
世界の状況と、これからのエンタメの価値観と変化に対して取り組んでいる最中だと説明し、「もう少しお待ちください」と呼びかけました。
意気消沈していたファンたちは、登坂さんのツイートに殺到。
「臣君も体調に気をつけて無理しないでね」「誰も悪くないから大丈夫です」「ありがとう。こういう時、いつも真っ先に言葉を伝えてくれるよね」「臣ちゃんがそう言ってくれるなら私はいつまでも待ってます」とエールを送りました。
登坂さんのツイートには発信してわずか30分ほどで2万5,000件いいねを記録。日が変わった6月11日午前の時点では7万5,000件に上っていて、ファンたちのあたたかい声は今も寄せられ続けています。
■"英断"のLDHに賞賛の声も!支えたい声広がる
衝撃のニュースから一夜明け、ネット上にはLDHの思い切った決断を賞賛する声が上がり始めています。
「経済的にも他の理由でも大変な決断だったでしょうが、ファン思いなのかも知れません」「もう新型コロナと共に生活していくのは仕方ない。その中でも、もう少しエンタメが活動しやすい指針や環境を作らなきゃ」と、LDHが率先して導いてくれた"これから"に寄り添う声が。
また、エンタメ業界をもっと支えたいという声も。
LDHは全公演のチケットを全額払い戻すと発表。
これに対しファンからは、「払戻しの手続きしたら、そのお金をグッズとかの購入に充てて好きなコンテンツを少しでも支えたい」「中止になっても返金なんていらない」「自分のお金がメンバーの活動と生活の少しでも支えになって欲しい」と、現実的に支援をしようとする動きが広がっています。
英断を下したLDHに、これからもついていきたいと思ったファンは多いようです。LDHはこれからの日本を元気にする、希望の光となるのではないでしょうか。これからの活躍も楽しみですね。
(文:緑野ヒカリ)