11月2日放送の「東京VICTORY」(TBS系)に、男子バレーボールの石川祐希選手が出演。高校時代の恩師に感謝の言葉を伝える石川選手の姿が話題を集めました。
(画像:時事)
石川選手、トリックプレーの裏側を告白「僕の勝手な判断というか…」
男子バレーボール日本代表のエース・石川選手が出演したこの日の放送。
メダルは逃したものの、来年の東京オリンピックにつながる、4位という好成績をおさめた10月のバレーボールワールドカップ。
ワールドカップについて聞かれた石川選手は、「目標としていてところがメダルだったので4位という結果は非常に悔しい気持ちで終わったワールドカップでした」とコメントしました。
また、リオデジャネイロオリンピック覇者のブラジルとの試合についても話しました。惜しいところまではいきながら、勝ちきれなかったため、「強さをもっと求めていかなければならない」とさらなる高みを目指す石川選手。
一方で、バックアタックとみせかけて空中でトスを上げる、というトリックプレーについて聞かれると、石川選手は「サインプレーじゃないです、僕の勝手な判断というか……」と”アドリブ”だったことを明かします。
高校時代の恩師が石川選手に贈る言葉とは?
石川選手は高校時代、2012年と2013年の2年連続で、高校三冠に輝いた経歴があります。
この時について、「非常に監督に支えられたというか、監督の指導のおかげで、こういう結果というのも生み出すことができましたし。監督だけじゃなく、選手たちが非常にストイックにやっていたことが勝てた理由ですね」とコメント。
そして、石川選手が大事にしているのが、高校時代の恩師・竹内裕幸監督からもらった「感謝の気持ちを忘れずに」というメッセージの入った腕時計。
この言葉は監督から常に言われていたものだそうで、石川選手は自分を支えてくれる人たちへの感謝は常に持ち続けていると明かします。
この流れで竹内監督がVTRで登場。責任感のある立場になったこともあり、石川選手が「楽しい」という言葉を発する機会が減ったと感じた竹内監督。
「彼が最近あまり口にしないように感じるんですけど、楽しんで欲しい。日本のチームとして楽しみながらという部分を彼には持ち続けて欲しいなと思う」という言葉を贈りました。
恩師からの言葉を聞いた石川選手は、「心の底には『楽しむ』というワードは常に入っているので、久しぶりに思い出したというか、そういう取り組みもしていきたいなって思いました」と意気込みを語ります。
また石川選手は、プレーヤーとしてだけでなく、人間性も成長させてくれた竹内監督に、「非常に感謝しています」と改めて感謝の言葉を口にしていました。
石川選手出演の「東京VICTORY」に反響
ネット上で、放送を見た人から「それにしても星城の竹内監督ほんと生徒への愛情深くて良い先生ですよね~背負うものが多く大きくなってもバレーを楽しむことを忘れないでってメッセージにグッときましたわ」「石川くんかっこいいな〜!!#東京VICTORY」「東京VICTORY面白かった〜やっぱ安住さんは良いよねぇ。ほんと、アスリートの鬼スケジュールに驚く」などのコメントが上がっています。
高校時代の恩師からの言葉を今でも大事にしている石川選手は、人間的にも素晴らしい選手だったと感じられたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)