1月13日、関西ジャニーズJr.が出演する、京セラドーム大阪単独公演が最終日を迎えました。本公演では、関ジャニ∞・大倉忠義さんがプロデュースしたライブ演出が話題を集めました。関ジャニ∞は他メンバーもジュニアの育成に携わっており、今後のプロデュースに期待が高まっています。
■大倉忠義、関西ジャニーズJr.のプロデュースにかける思いとは?
1月13日に、関西ジャニーズJr.が出演する「関ジュ 夢の関西アイランド 2020 in 京セラドーム大阪~遊びにおいでや!満足 100%~」の最終日を迎えました。
同公演は関ジャニ∞の大倉さんが演出を担当。大倉さんは今回だけでなく、2018年からプロデュースに携わっています。
昨年放送されたドキュメンタリー番組「RIDE ON TIME」(フジテレビ系)では、関西ジャニーズJr.と、演出を担当する大倉さんの姿が話題に。
演出を買って出た理由について、大倉さんは「こんだけ可能性とか才能のある子たちがいるけど、埋もれちゃってる感じがした。やっぱり『孤独』だったと思うんですよ。自分も関ジャニ∞の前はグループに入っていなくて、相談出来る相手なんていなかったですし。その中でずっとやってきたんだと思うと、何か手伝わしてもらわれへんかなって」とコメント。
自身の経験を彼らに重ねている部分がある様子が伺えます。
また、大倉さんは関ジャニ∞の活動で培った経験に加え、ファンとしての視点やジャニーズ愛があるからこそ、素晴らしい演出が出来るのかもしれません。
■横山裕、「この子たちのために、お客さんに笑ってもらえるように」
横山裕さんは、関西ジャニーズJr.の公演で、バラエティーコーナーの構成・演出を担当。ジャニーズWESTがデビューする前から、横山さんはプロデュースに携わっています。
横山さんは、1月22日から2月19日に公演される、関西ジャニーズJr.主演舞台「青木さん家の奥さん」でも演出を担当。
昨年放送の「RIDE ON TIME」で横山さんは、コントのネタを作るなど、自身の活動で得た笑いの基礎を後輩達に教えていました。
「(Jr.達が)凄い頑張ってるので、ちゃんとこの子たちのために、お客さんに笑ってもらえるように頑張らないといけないな」と語る横山さんの姿は、関西ジャニーズJr.という弟達を思う、兄のようにも見えるのではないでしょうか。
昨年、「痛快!明石家電視台」(毎日放送)に、関西ジャニーズJr.が出演。
その際、横山さんは、「明日関西Jrが行きますけど、どうぞよろしくお願いします。爪痕を残したいやつばかりなんで、邪魔になるかわかりませんが……」と、収録前日に明石家さんまさんへ連絡したそう。
日ごろからJr.達を気にかけ、周囲にも気配りを忘れない姿勢が感じられます。
■村上信五、「次に共演するときはライバル」アドリブ力が試される舞台を主宰
村上信五さんは、2月21日から2月23日に行われる、関西ジャニーズJr.出演の舞台「もしも塾」大阪公演を主宰。
関ジャニ∞の冠番組「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)内のコーナー「頑固プロデューサー村上が行く!」では、のべ17組の関西ジャニーズJr.達に、バラエティのいろはを熱血指導。
昨年12月のコーナー最終回の放送で、村上さんは「次に共演するときはライバルやからな。ぶっ潰してやるよ!」とエールを送りました。
普段はジュニア達の勢いに「腹が立つ」と冗談を言う村上さんですが、実はとても後輩思い。
昨年放送の「痛快!明石家電視台」に出演した関西ジャニーズJr.によると、村上さんから「いつ振られてもいいように、1人1個、つかみギャグを持っておけ」と、バラエティで活躍するためのアドバイスをもらったそうです。
「もしも塾」の舞台で、村上さんから学んだバラエティ力や対応力が発揮されることに期待したいですね。
■丸山隆平「事務所に骨をうずめるくらいの気持ちで」後輩にアドバイス
丸山隆平さんは、楽器の演奏や、ジャニーズとして活動するための心持ちを指導。
ジャニーズWebでAぇ! groupが連載するブログ「Aぇ!!!!!!」では、福本大晴さんがジャニーズカウントダウンの楽屋で、丸山さんにベースを教わったエピソードが語られています。
1月11日から13日の京セラドーム大阪公演では、関ジャニ∞のバンド曲「勝手に仕上がれ」をジュニアでカバー。
福本さんは丸山さんが指導したスラップ奏法を用い、見事なベースソロを披露しました。
俳優として活動する室龍太さんは、読売ファミリーの連載「飛び出せ!ボクたち関西ジャニーズJr.」にて、以前丸山さんにあるアドバイスを受けたと語っています。
「どんなことがあっても絶対辞めるな、事務所に入ったからにはそこで骨をうずめるぐらいの気持ちでおれ。がんばってたらいい方向に向くから」という言葉をかけてもらったのだそうでした。
■安田章大、佐野晶哉に「しんどくても充実したもん勝ち」とエール
安田章大さんは、関西ジャニーズJr.に楽曲を多数提供しています。
提供曲の1つ「My dreams」は、夢に向かって精一杯、目の前のチャンスを掴もうとする"ジュニア達の今"を書いた楽曲。
作詞は大倉さんが担当。聞く人によっては、どこか関ジャニ∞の下積み時代にも重なる歌詞とメロディーになっているのではないでしょうか。
Aぇ! group・佐野晶哉さんは、憧れの先輩に安田さんの名前を挙げています。
昨年11月から公演された舞台「忘れてもらえないの歌」で安田さんと共演。
12月29日のラジオ「関西ジャニーズJr.とれたて関ジュース」(ラジオ関西)では、佐野さんが安田さんとのエピソードを語りました。
舞台千秋楽の後、佐野さんが安田さんにお礼のメールを送ると、「色んな先輩の対応には痺れるものがあったやろ。俺は心が動いた方に身を委ねただけ。そしたら昌哉の事を気にかけてただけだよ。また楽しもうよ。一緒にやいのやいのやろうや。しんどくても充実したもん勝ち」と暖かい返信が返ってきたそうです。
また、昨年に行われたAぇ! groupのツアーにて、佐野さんと草間リチャード敬太さんが、安田さんと元関ジャニ∞の渋谷すばるさんのユニット曲「desire」をカバー。
「desire」は渋谷さんが作詞、安田さんが作曲を手掛けた、ファンにとって非常に思い出深い楽曲です。
12月22日の「関西ジャニーズJr.とれたて関ジュース」では、「desire」についての裏エピソードが明かされ、話題に。
最初は佐野さんも草間さんも「僕たちが歌っていい曲じゃない」と悩んでいたそう。しかし佐野さんが安田さんに相談したところ「晶哉達が歌ってくれたら嬉しいわ!」と声をかけてもらったのだそうです。
佐野さんは安田さんの自宅に招待され、曲が出来た時のエピソードを教えてもらったと語っていました。
その後も2人でカラオケに行き、安田さんは実際に「desire」を歌いながら、佐野さんに歌のコツを教えたのだそうです。
■関ジャニ∞、後輩やファンへの"惜しみない愛"と、グループ存続への"揺るぎない覚悟"
関ジャニ∞は後輩をプロデュースしながら、グループでも大きな活躍を見せています。
昨年11月には、5人体制になってすぐに47都道府県ツアーを決行。さらに、5人体制初のシングル「友よ」は、累計販売数30万枚を突破。
スケジュールを詰め込み、ツアーに行けないファンにも様々なコンテンツや企画を用意。後輩達だけでなく、応援しているファンにも"惜しみない愛"を贈り続けています。
関ジャニ∞は関西ジャニーズJr.達の実力を認めており、さらなる活躍を期待している様子。関ジャニ∞のメンバーも関西ジャニーズJr.達も、お互いの活動から刺激を受けていると語っています。
メインで応援しているグループはもちろん、同じ関西出身のジャニーズにも注目することで、新たな魅力を知ることができるかもしれません。
(文:アイドル担当ライター Rei)