毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」(bayfmほか)。
6月18日の放送では、先日誕生日を迎えた二宮さんにあの大物監督からメッセージが寄せられ、ネットで話題となりました。
■二宮、40歳の自分に「ヤバくないっすか!?」
6月17日に40歳の誕生日を迎えた二宮さん。
「ニノが40歳という現実に、とても違和感を感じてしまう」というリスナーからのメールを聞きながら、番組ディレクターの板橋暢博さんも「目の前にいらっしゃる方が40歳っていうのは、確かに私もピンときませんけれども」と、二宮さんの若々しさに感心しているようでした。
二宮さん本人も、「ヤバくないっすか!?」「40歳で勤続27年ってヤバくないっすか? 俺よく働いてきたなって思いますよ!」と、別の視点で驚いているようでした。
そんな二宮さんへお祝いメッセージを送ってくれたのは、二宮さん主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』で監督を務めた瀬々敬久さんでした。
映画制作前の顔合わせの時、初めて会ったという二宮さんと瀬々さん。
瀬々さんはその時の様子を「初めて会った気がしない感じがしたっていうか。それは多分、二宮くんのまぁゆるい感じと言いますか、気さくな感じと言いますか。それが僕たちに緊張を与えなかったんだと思います。非常にありがたかったです」と語り、二宮さんの第一印象を明かしました。
さらに、その時「『戦争って酷いもんですね』みたいなセリフをどっかで本編中に言いたいみたいなことを(二宮さんが)言ってました」と、顔合わせの際に二宮さんの要望も語られていたことを明かした瀬々さん。
その時二宮さんは、ゆるい感じでこの提案をしたようなのですが、「そこはなんかすごく映画の芯を食ってるっていうか、そういう気がしたんですねなんか。ちゃんと立ち向かってる感じがするっていうか」と、瀬々さんは映画に対する二宮さんの本気度を感じたのだと語ります。
実際にそのセリフは映画の中でも使われ、瀬々さんは「僕も大好きなシーンです」と明かしていました。
■瀬々監督が語る二宮像
また、クランクアップの際に二宮さんが、『30代40代の世代で戦争を題材にした作品を作ることができて非常に嬉しい』と語っていたということも明かした瀬々さん。
この二宮さんの言葉が瀬々さんはとても印象的だったそうで、「二宮くんの、何ていうんですかね。こうカッコつけない感じっていうか軽やかな感じっていうか。それをすごく感じたし。『自由』ってことかもしれないです。戦争っていうのもなんか『自由』を奪ってしまうことだと思います。そういう『自由』を愛する人なんだなぁっていう感じが、すごく僕の中での二宮くんの像です」と語っていました。
語っていくうちに、映画公開から何年も経ったことを感じ感傷に浸る瀬々さんでしたが、最後は「たぶん、僕が死ぬ時ですね、人生を走馬灯のように振り返る映像が流れたとするとすると、あの苗場の収容所のラーゲリの二宮くんたちの姿をこう思い出すんだと思います。そんな重要な映画だったと思います」と、いかにこの映画が自分の人生に重要なものだったかということを語っていました。
これを聞いた二宮さんは、「嬉しいです。そんな走馬灯に入れるだなんて」「ありがたいですね、こんなに」と、感謝の言葉を漏らしました。
また、「ちゃんと覚えていていただけてるなんて。どこで何を言ったとか」と、瀬々さんが自分の発言を印象深く覚えていたことに感激していた様子の二宮さん。
板橋さんも、「すごい細やかにお話いただいてましたね」と、瀬々さんの言葉に感動していました。
■二宮和也、何を思ったのか突然の謎発言www「横浜流星と共演したってことで大丈夫?」
また、「瀬々さんしかも今あれですよね。今っていうか、横浜流星くんとのやつじゃなかったっけ?」と語り出した二宮さん。
「ちゃんと言っときましょ?『春に散る』。佐藤浩市、横浜流星主演でございます!」と、瀬々さんが監督を務めた最新映画を宣伝します。
さらに、ホームページに記載されている監督欄の『瀬々敬久』の隣に、前作で監督を務めた『ラーゲリより愛を込めて』の表記があることを確認した二宮さん。
何を思ったのか、「やった。これでじゃあ俺、横浜流星と共演したってことで大丈夫?」と謎の発言をし、「ならないと思いまーす!」と板橋さんに盛大なツッコミを入れられていました。
ネットでは、「瀬々監督お祝いコメント、ラーゲリの素敵なエピソードありがとうございます。にのみやくん色んな方にお祝いしてもらえててわたしも嬉しいよ」「自由を愛する人ってめちゃくちゃ的を射てると思うし優しい言葉」「また2人で撮る作品を見たいです私…」と、瀬々さんのお祝いメッセージに感激するファンの声が。
また、「最新作宣伝するの優しいと思ったら横浜流星と共演したことに…って吹いたわw」「横浜流星と共演したことにはならないです笑笑笑」「二宮和也×横浜流星は見たいぞ」と、最後の二宮さんのボケに思わず笑ってしまったというファンの声も上がっていました。
お礼の言葉もそこそこに、瀬々さんの最新作を紹介して横浜さんと共演した気になってしまうのは、さすが二宮さんでしたね。
二宮さんが瀬々さんから絶賛され、誇らしく感じたファンも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)