5月19日放送の「あさイチ」(NHK総合)の「プレミアムトーク」では、元プロ車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾さんが生出演。国枝さんは試合前の勝負曲を変更した理由を明かし、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■国枝慎吾さん、勝負曲を【ミスチルからGLAY】に変更した理由!
5/19(金)8:15-あさイチプレミアムトークに出演します!#あさイチ pic.twitter.com/MsX92ULD8H
— 国枝慎吾/Shingo Kunieda (@shingokunieda) May 17, 2023
国枝さんはグランドスラム車いす部門で、男子世界歴代最多となる計50回の優勝を記録。
また、パラリンピックにも2004年のアテネから21年東京までパラリンピックは5大会連続出場し、シングルス3個、ダブルス1個の金メダルを獲得してきました。
そんな国枝さんは今年の1月に世界ランキング1位のまま現役を引退をすることを発表。
輝かしい実績を残してきた国枝さんですが、右肘のクリーニング手術を受けた影響もあり、2016年のリオデジャネイロパラリンピックでは準々決勝で敗退。
手術後も肘の痛みが再発した国枝さんは、フォームの改造に取り組み、2021年東京パラリンピックでは、2大会ぶりの金メダルを獲得しました。
フォーム改造について、国枝さんはそれまで肘の外側を使っていたバックハンドを肘の内側に使うイメージで行うことで肘の痛みが消えたことを明かします。
国枝さんによると他にも「車いすを7ミリ上げた」と、試合の時に足の役割を果たす車いすにも微調整を加え復活に繋がったとのこと。
ここで、博多大吉さんがフリップに書かれた「ミスチルからGLAYに」という項目に反応。
大吉さんが「これはなんですか?」と聞くと、国枝さんは「リオまでずっと(Mr.Childrenの)『Tomorrow never knows』を聴いてたんですよ、試合前は。この曲を聴いて、さあコートに入るぞって。それでコートでイヤホンを外してっていうのが僕のルーティーン。でも負けたから、これもやっぱ変えなきゃなっていうので、GLAYの『SOUL LOVE』になった。僕のカラオケナンバーです」と、リオの敗戦を機に勝負曲の変更したことを告白。
また、鈴木奈穂子アナウンサー「この曲にした理由はなんですか?」と尋ねると、国枝さんは「ちょっと『Tomorrow never knows』よりノリが…ちょっと変えていこう、そこも。これ歌いながらコート入るぞ、ぐらいな感じでやってました」と笑顔で答えます。
GLAYの話が出たことで、博多華丸さんが両手を広げながら「『HOWEVER』も、ちょっと肘を内側に」と国枝さんのフォーム改造にかけて話すと、大吉さんは「あなたGLAYさんといえば『HOWEVER』」とツッコミを入れました。
■国枝慎吾が変えなかったものとは?
一方で、国枝さんが変えなかったものが、ラケットに書かれた「オレは最強だ」という言葉。
敗戦した時にこの言葉を外すことも考えた国枝さんですが、自らを奮い立たせるために、引退までこの言葉だけは外さなかったことを明かしました。
今回の放送にはネット上で「国枝さん私と同じくSoul love 好きなんだ」「国枝さんリオ負けてから試合前トゥモネバからGLAY(SOUL LOVE)に聞く曲変えたそうです」「国枝さん、GLAYのSOUL LOVE聴いてくれてたんだぁ〜」などのコメントが上がっています。
国枝さんがリオでの敗戦がきっかけで勝負曲も変えたエピソードが興味深かったですね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)