4月28日放送の『美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室』(NHK Eテレ)では、美輪さんが相談者の友人関係の悩みに一刀両断する場面が。美輪さんの回答が話題になっています。
(画像:時事)
■親友のセレブ自慢に悩む相談者に対し、美輪明宏「時間じゃないんですよ、親友は」
NHK Eテレ 05/02 00:00 美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室 4月 📱NHKプラスで同時配信予定💻 #nhketv #愛のモヤモヤ相談室 https://t.co/4MIRhodGMc
— NHK Eテレ(教育テレビ) (@NHK_ETV) May 1, 2023
豊富な人生経験を持つ美輪さんが相談者のさまざまな悩みに耳を傾け、寄り添いながら、言葉を贈るこの番組。
視聴者から届いた悩みに美輪さんが回答する「愛のお便りコーナー」では、「高校時代からの親友が、不倫して、略奪婚し、計算して子どもを2人もうけ、スーパーセレブになったのですが、年々増していくセレブ自慢に辟易するようになりました。家庭をこわして得た裕福な生活を嬉しそうに自慢する神経も理解できず、もう親友じゃないんじゃないかと思うようになりました。聞くだけで目をつむってきた自分にモヤモヤしていますし、親友とはなんなのか、美輪さんのご意見を伺いたいです」というメッセージが届いていました。
これに美輪さんは「ふふ」と笑いながら、「もともと親友じゃないんですよ、あちらもこちらも」と即答します。
さらに「30年って長いけど時間じゃないんですよ、親友は」とズバリ言うと、「お互いに労りの心がないんですもの」と指摘しました。
■美輪明宏が示す真の親友とは?30年の付き合いを一刀両断!
その後、美輪さんは「どういう経過があったかはよく知りませんけども、嬉しがってらっしゃるわけでしょ」と相手がセレブ自慢をして舞い上がっているという状況を挙げて、「『あら、そう良かったわね。でもね、上品な人はそういうことはよそに向かって言わないものなのよ。気を付けた方がいいわね』って言ってあげるのが親友でしょ」と、本来親友なら相手のために、このような忠言をすると言います。
「それが『自慢話して成り上がりで嫌だな』と思う人の心も親友を裏切っていること」と一刀両断。
そして「向こうも労りの心がなくて、とにかく言いたいことを言ってうらやましがらせてやろうって気持ちもどこかにあるわけでしょ。だから向こうも親友じゃないのよ」ときっぱり言い切ると、「ただの知り合い。30年ただのお知り合いだったのよ」とコメント。
これに番組MCの高瀬耕造アナウンサーが驚きつつ、今後この相談者は相手と距離をおくべきかを訊ねると、美輪さんは「どっちだっていいんじゃないですか。お知り合いだから」と回答し、再度“知り合い”を強調します。
美輪さんがそもそも親友ではないとしたことで、高瀬アナは「今後の付き合いの中で親友になれるかどうか、それも良し。或いは距離をおいて…ただの知り合いだったから、それも良しということになりました」と美輪さんの回答をまとめました。
■金言に「勉強になる」「こんな風になれたら」の声
今回の放送について、ネット上では「初めて見たけどなんか勉強になるあぁ」「美輪さんの受け止め方と返答が素晴らしくてこんなふうになれならなぁと思うわぁ」「面白かった…美輪明宏が求められる時代が戻ってきた」といった声があがっていました。
さまざまな悩みに柔和に答えていた美輪さん。
この親友について悩む相談者に対しては、そもそも親友ではなく知り合いであるという答えを、わりと淡々と伝えていたのが印象的でしたね。
(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)