2月11日に放送された『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm78)では、剛さんがパニック障害を発症した時のことを打ち明ける場面がありました。
(画像:時事通信フォト)
■KinKi Kids【堂本剛】パニック障害 初めての【発症】は新幹線の中「自分の手で空洞を作って、それで息を吸うようにして」
番組では、2023年のENDRECHERIの活動を知ったというリスナーからのメッセージを紹介。
このリスナーはパニック障害だそうで、そのメッセージの中には「初めて発作が起きたのは20年前で、当時はそれが何なのかもわからないまま過ごし、一気に悪化してから5年が経ちます」と書かれていました。
自身もパニック障害で悩んだ剛さんは「これね、本当に何なのかわからないっていうの、非常にわかります。僕も急だったので、何なのかわからなかったです」と共感します。
そして「でも僕は…神様が教えてくれてたんだなと思うんですけど、たまたま発作になる前日にその特集を組んでいる雑誌を読んでたんです、たまたま」と告白。
「で、『ふ~ん、こんなことがあるんやぁ』って。そこで『何か苦しくなったら、ビニール袋とかそういう物を口に当てて深呼吸してください』みたな、そんなんがあったんですよ。だから僕は新幹線で初めてなったんですが、ビニール袋が無かったんで、自分の手で空洞を作って、それで息を吸うようにして、でなんとか…頑張っただけ…しんどかったですけど」と、自身がパニック障害を発症した時のこと赤裸々に語りました。
■パニック障害で苦しむ人に寄り添う堂本剛「僕自身がそうだから」
その後、このメッセージの中の「3年ぶりに二駅以上の電車に乗る練習した」という報告に、「これは本当にパニック症の人たちからしたら、とんでもないことなんです。これね。外に出て電車に乗るっていうこの行為も怖いのに。一駅でも怖いのに、これを二駅以上ですね」と、このリスナーの頑張りを称えます。
また「そこでショッピングも出来ました」という報告にも、「『出来ました』って書いてます。『ショッピングぐらい出来るやん』こういう言葉が多いんです。そうするとまた傷ついちゃうんです。出来ないから。出来ないから、『出来ました』になってるんです。世の中には、あなたが出来ることが出来ない人が沢山いるんですってことです。ね。自分が出来ることを誰かが出来ないことがあるってことですね。それを理解して自分が今これが出来でいるということを感謝しながら生きるっていうのが大事なわけじゃないですか」と言って、無意識に愛の無い言葉を発してしまう人に警鐘を鳴らすように語ります。
そして「23年出会ってくださって本当に嬉しいなと思います。もし周りに同じような感情で苦しんでいる人がいたら是非ENDRECHERI勧めてください。もう僕自身がそうだからね」と呼び掛けました。
■堂本剛のパニック障害発症は逃げ場がない状況だった「どれほど怖かっただろう」ファン心痛める
この話にネット上では、「初めてパニック障害の発作が起きたのが新幹線の中という10代のときの剛さん…どれほど怖かっただろう」「新幹線で急になったの、怖かったね」「発症は新幹線かぁ…閉鎖的で逃げ場ないもんね」といった声があがっていました。
パニック症を発症した時の剛さんを想像すると胸が痛くなってしまいますが、苦しんだ剛さんの言葉には今同じ気持ちで苦しむ人に対して、とても温かみが感じられますね。
【番組情報】
堂本剛とFashion&Music Book
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20230211220000
(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)