週刊誌(主に男性向け)の記事にある独特の「締め文」が好きです。
記事の最後にちょっとダジャレのようなオチをつけてくるアレです。
最後の最後で「総括がそれか!?」と毎回ツッコミたくなるのは私だけでしょうか。
今回グッときた「締め文」はこちら!
(画像:2023年1月17日発売の「FLASH」2023年1月31日号)
ダウンタウン浜田雅功さんと、その妻である小川菜摘さんとの別居疑惑を報じた「FLASH」通巻1674号。
浜田さんと暮らしていた住まいから小川さんが出て行ってしまい、二人は別居状態にあるのではないかという報道ですが、よく読んでみると「小川さん、怒りの別居説」と「小川さん、単にセリフ覚えのためにマンション借りただけ説」が混在しています。
その「締め文」として書かれていたのが「“アラ還夫婦”には、これぐらいの距離感が、ごっつええ感じ!」というもの。
いいですねぇ。オッサン成分が濃いですね。
「ごっつええ感じ」は90年代を一世風靡したダウンタウンのバラエティ番組。
「ごっつ」は「すごい」を意味します。
現代の「めちゃめちゃ」「めちゃくちゃ」「めっちゃ」などと近いニュアンスで90年代に使用されていました。
その様子は大根仁監督の「SUNNY 強い気持ち・強い愛」でも忠実に再現されています。
話は逸れましたが、まさかこの記事を「ごっつええ感じ!」で締めるとは想像もしませんでした。
松本さんと浜田さんの話題ならまだ分かるものの、小川さんは「ごっつええ感じ!」に出演していませんし、当のダウンタウンも現在は「ごっつ」という言葉を使用していません。
もう、なぜ?でいっぱい。でも、そこが好きなのです。
しかも、「これぐらいの距離感が」「とてもいい感じ」なのではないかという総括なのであれば、前半に繰り広げられていた「怒りの別居説」は一体なんだったのでしょうか。
辻褄がいまいち合わない感じの唐突感にしびれます。
他にこの記事の総括をするとしたら、どんな締め方がいいのか少し考えてみました。
浜田さんにフォーカスし、「別居の真相について『結果発表〜!』となる日はくるのだろうか」とかでしょうか。
いや、これでは濃さが足りないのです。難しいものですね。
これからも週刊誌記事の秀逸なオチに注目し続けたいです。
『FLASH』(フラッシュ)は毎週火曜日発売。光文社発行の写真週刊誌です。
来週はどんな記事が出るのか楽しみですね。
(文:豊崎ジーン/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)